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大賞は妖怪ウォッチだ!第20回AMDアワード発表 Ingress、スマートニュースも受賞

2015年03月16日 21時15分更新

「これも妖怪の仕業だ」

 国会の予算審議の影響で遅れてきた高市早苗総務大臣が挨拶で、大賞発表前にいきなり「今年の総務大臣賞は『妖怪ウォッチ』!」と言ってしまい、会場が凍りついた。

 優れたデジタルコンテンツの制作者を表彰する“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘14/第20回記念AMDアワード年間コンテンツ賞”が発表になった。AMDアワードは2014年1月1日から12月31日の1年間で、発売、発表された最新のデジタル技術を駆使して制作された国内コンテンツ、サービスの中から、審査会が審議して選んだ作品を表彰する。2015年3月16日に、東京の明治記念館で授賞式が行なわれた。

第20回AMDアワード

 冒頭のとおり、大賞の総務大臣賞に選ばれたのは、コンテンツ業界に旋風をまき起こした『妖怪ウォッチ』だ。ホビーのDX妖怪ウォッチやニンテンドー3DS用ゲームは売れすぎで店頭から消え、特典付き映画観賞券を求めて映画館に大行列と社会現象にまでなった。作品関連ホビーの妖怪メダルは2015年3月末時点で累計2億枚を出荷予定、日本中で子どもたちに愛されるコンテンツとなった。受賞理由も、そのようなゲームに留まらず、アニメ、マンガ、ホビーとクロスプラットフォーム展開の成果によるものだ。

 レベルファイブの日野晃博代表取締役CEOは、「ゲームのクリエーターだけじゃなく、マンガ、音楽、映画、さまざまな優秀なクリエーターに支えられている。日本のコンテンツ業界もチャンスがあるとうれしく思う。まだまだたくさん多くの優秀な作品が生まれ出ると思うが、負けないように妖怪ウォッチに次ぐ作品を生み出せるように精進したい」とコメントした。

第20回AMDアワード

 そのほか全受賞作品は以下のとおりだ。AMD理事長賞には、スマホのキュレーションアプリ『スマートニュース』が選ばれている。また、今回は20周年を記念して、クールジャパンに貢献した方々にたいして、特別な賞も新たに創出されている。

総務大臣賞/大賞 『妖怪ウォッチ』(レベルファイブ)
AMD理事長賞 『SmartNews』(スマートニュース)
優秀賞
『アイカツ!~アイドルカツドウ!~』(バンダイ、サンライズ)
『ARENA TOUR2014 「炎と森のカーニバル‐スターランド編‐」』(TOKYO FANTASY)
『Ingress』(ナイアンティック・ラボ)
『王様のブランチ 「TBS ぶぶたすアプリ」』(TBS テレビ)
『「STAND BY ME ドラえもん」』(「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会)
『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ! 未来の遊園地』(日本科学未来館、チームラボ、日本テレビ放送網株式会社、BS 日テレ)
『RICOH THETA(m15)』(リコー)
20周年記念特別賞 鈴木敏夫氏(スタジオジブリ プロデューサー)
20周年記念ソーシャルインパクト賞 ご当地キャラ
江並直美賞(新人賞) 藤本実氏(東京工科大学 メディア学部 メディア学科 博士
リージョナル賞 『魅力ある愛媛の演劇コンテンツを海外へ ~新たなビジネス展開と文化芸術の交流に向けて~』(愛媛CATV

第20回AMDアワード

↑審査員を務めた週刊アスキー宮野編集長は20周年記念ソーシャルインパクト賞で、ご当地キャラに囲まれて日本ご当地キャラクター協会荒川深冊代表理事にモノリスを贈呈。ご当地キャラは左から、兵庫県尼崎市のちっちゃいおっさん、鹿児島県伊佐市のイーサキング、荒川氏に隠れて群馬県のぐんまちゃん、南極に行っているふなっしーの代理で出席したふなごろー。って、ふなっしーに弟いたのかよ!

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