4.5Gbps=10秒間で5.6GB以上!
次世代通信規格の“5G”を使ったドコモの伝送実験で、ドコモが実測4.5Gbpsというとんでもない速度をたたき出しました。
実験は2月にエリクソンと共同で行なわれ、15GHzという高周波帯を使い、4.5Gbps以上のデータ通信に成功したとのこと。
さらに、高い周波数となるミリ波(30~300GHz)を活用した『ビーム追従機能』検証をドコモとノキアが行ない、70GHz帯を使って2Gbps以上の通信にも成功。
なにやら難しい単語が飛び交っていますが、カンタンに言うと、“LTEの次の規格はとんでもなく速い”ということだと思います。
4.5Gbpsという速度は、10秒間で5.6GB以上のデータ転送が可能で、4K放送に換算すると100本ぶんの番組を同時に配信できるだけの能力があります。なんていうか現実味が薄いですね……
現在のLTEの実測値が速くて50Mbpsぐらいですから50Mbps=0.05Gbpsですから、LTEの100倍近く速いことになります。
ドコモは、アルカテル・ルーセント、富士通、NEC、サムスンとも実験協力を合意していて、さらなる検証を行なうそうです。同社は2020年のオリンピックまでのサービス開始を目指しています。
実現時はもう少し遅くなってしまうと思いますけど、あと6年でそんなに速くなるなんて……技術ってすばらしいです。
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