しつこくておなじみアックン・オッペンハイマーより、引き続きサムスンのGalaxy S6シリーズについて。
S5からS6になって一見「パワーダウン?」と思える仕様もいくつかあります。たとえば防水がなくなったこと。これは、デザイン(おもに薄さ)とのトレードオフでしょう。
バッテリー容量も若干減ってますが、駆動時間は延びているので、これはむしろ進化と取れます。発表会でもiPhone 6より長持ちである点を強調してました。
バッテリー自体は取り外せなくなり、交換不能になりましたが、Qi対応でサクッと充電できるという新機能で補っています。高速充電にも対応し、わずか10分の充電で4時間使用できます。
このように、まぁ言い方は悪いですが、突っ込まれそうな変更点にはかならず“言い訳”が用意されているのですね。ただ一点、意見がわかれそうなのが外部メモリー、すなわちSDカードに非対応になったことでしょう。
これも本体メモリーの容量32、64、128GBと3モデル(ちなみにiPhoneは16、32、128GB)用意したことを言い訳としているのですが、私個人的には、AndroidもiOSみたいにユーザーが2つのストレージを気にせず使えたほうがいいと考えているので、この仕様変更は評価しています。
サンディスクが200GBのSDカードを発表しましたし(リンク)、気軽に容量を拡張できたほうがいいという声はもちろんあるとは思います。でも実際、撮った写真はSDカード、スクショは本体メモリーに、とかいうことになると、一般のユーザーにはワケがわからなくなっているようです。
パソコンも「なんか不調だから見てくれ」って持ってこられ、見てみるとC(システム)ドライブが満タン、Dドライブがガラガラとかホントよくありました。フツーは複数のストレージを管理できないんです、きっと。
iPhone大ヒットの背景には、こうしたシンプルさが大衆に受け容れられたというのもあると思います。サムスンがGalaxyで本気でマス取りに行くなら、やはりデザインだけでなくシンプルさも追究すべきですから、ストレージをモデルでわけたのは正解なのではと私は考えます。個人の意見ですからね、キーボードのときみたく暴れないでいただきたい。
ただ、容量は国によって変えるそう。日本ではどの容量出るのか、それがわかるのはもう少し先かしらね。
いじょ。まだまだいきますfromバルセロナ。
■関連サイト
サムスン
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります