サンディスクは、バルセロナで開催されるMWC2015にあわせて、コネクターの向きを気にせず挿せるタイプC対応デュアルUSBメモリーや世界最大容量のマイクロSDXCカードなどを発表しました。
『SanDisk Dual USB Drive with Type C connector』
Dual USB Drive with Type C connectorは一方が挿す方向を気にする必要のないUSB3.1タイプCのコネクター、もう一方はPCやMacなどに挿せるUSB3.0タイプAを採用しています。調査会社Strategy Analyticsによれば2016年には携帯電話の約12%がこのタイプCのコネクターをもつとしており、今後を見据えた商品になりそうです。容量は32GBモデルのみで、価格は未発表。世界各国で2015年度第2四半期に発売予定です。
『iXpand Flash Drive(128GB)』
Lightningコネクター搭載USBメモリーの128GB版が登場。現状で、日本でも16、32、64GB版が発売されています。128GB版は64GB以下のモデルとは違い、ブラックのカラバリで展開される模様です。
iOS7.1以上のiPhone、iPadで使え、マイクロSDカードで容量の増やせないiOS端末の写真や動画のバックアップをカンタンにとれます。また、AVIやMKV、WMV形式などのiOSでネイティブサポートされていないファイルも専用アプリ上で再生可能なので、PCからの動画を持ち出す際にも便利です。
リリースによると予想実売価格は149.99ドル(約1万8000円)で、4月より世界各国で発売となっています。日本では64GB版が2万1400円前後で販売されているのを考えると、もし販売されるとしたら2万円台後半などになるかもしれません。
『SanDisk Ultra microSDXC UHS-I card Premium Edition』
世界最大容量となる約200GBのマイクロSDXCカード。読み書きの速度が最低毎秒10MBのスピード転送が可能なClass10、UHS-1それぞれに準拠しています。昨年のMWC2014では128GB版を出した同社ですが、今後より増えるであろうモバイル機器で利用する高解像度画像や動画を1度により多く持ち運べます。
同社によるとAndroidスマホやタブレットとこのプレミアムエディションのマイクロSDカードを組み合わせて使うと最大毎秒90MBのスピードでデータをやりとり可能。これにより1分で1200枚もの画像データ(1ファイル3.5MB)を転送可能にするとのことです。価格は399.99ドル(約6万円)で、世界各国で第2四半期より発売予定です。
『SanDisk High Endurance Video Monitoring microSDHC/microSDXC cards』
High Endurance Video Monitoring microSDHC/microSDXC cardsは耐久性重視の家庭用監視カメラ向け製品です。32GBと64GBモデルが用意されており、双方ともClass10に対応。32GB版の場合最大5000時間のあいだフルHD画質の映像を記録し続けられます。
家庭用監視カメラ向けということで、雨や雪などの悪天候が予想される屋外、揺れの激しい車のダッシュボードの使用が考えられており、一定の防水性や耐衝撃性を備えています。気になる価格は32GB版が84.99ドル(約1万円)、64G版が149.99ドル(約1万8000円)。まずはアメリカの直販サイトでの販売および、韓国、ヨーロッパ各国の取り扱い店で販売します。
今回発表された合計4製品は、同社らしい現在そして近い未来に必要になるだろうラインアップとなっているようです。とくに、家庭用監視カメラ向けなど、今後増えるであろうIoT機器にも手を広げようとしているのも非常に興味深いところ。日本での発売が期待できるものも多いので、ぜひチェックしておきましょう。
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