パワプロ歴代キャラも登場するサクセス『実況パワフルプロ野球』レビュー

2015年03月01日 18時00分更新

　野球ファン、実況パワフルプロ野球（以下、パワプロ）ファンにはたまらないスマホ向け野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』をレビュー。昨年12月にリリースされた作品ですが、すでに500万ダウンロードを達成。コンシューマーゲーム機向けに毎年発売しているパワプロが、スマホでも遊べます。このゲームの最大の特徴は、従来のパワプロで大人気モードである“サクセス”がメインモードであるということ。歴代のキャラも出現するので、パワプロファンにはたまらない作品ですよ！

『実況パワフルプロ野球』のここがドハマりポイント！
●選手育成モード“サクセス”がいつでも遊べる！
●歴代のパワプロ登場キャラも登場！
●育てた選手で対戦する“スタジアム”モード！

●選手育成モード“サクセス”がいつでも遊べる！

　コンシューマー向けなどで発売されているパワプロには、好きなチームで試合を行なう“対戦”モードや、ひとつのチームを実際のプロ野球の日程どおりにプレイし、トレードやドラフトなどを行なう“ペナント”モードなどありますが、その中でも人気のモードが“サクセス”。シリーズ毎に変わりますが、それぞれの舞台でひとりの主人公となり、プロ野球選手を目指す育成モードです。今作はそのサクセスでも人気が高い“高校野球編”。甲子園を目指す高校生の主人公となり、育成をします。サクセスでは、野球の試合や練習だけでなく、チームメイトと友情を深めるイベントなどもありますよ。

　基本的なサクセスのゲームフローは従来のコンシューマ機と同様、練習をして主人公の能力を上げ、試合で活躍をするという流れ。練習では“筋力”、“守備”などの練習があり、それぞれに対応した経験値を獲得でき、自分好みの選手を育てることが可能です。
例）パワー（ボールを遠くへ飛ばす能力）を上げるには筋力練習。

　また、練習だけでなく、部活が休みの日にはゲームセンターで遊んだりとサクセス内でのイベントも従来どおり。

　ほかの高校と試合をするイベントでは、打撃と投球のみを操作し、守備や走塁はオート操作です。打撃では相手の投手の投げたボールがくる場所にカーソルをスワイプし、タイミングよく指を画面から離すとバットを振ります。

　投球では、投げる球種（ストレートやカーブなど）と、投げる場所を決めて投げ込みます。投げるときに投手の右横に表示されているゲージが動くので、“白い場所”で手を離すと“ナイスピッチ”となりストライクが決まりやすくなります。
　スマホで操作なので、慣れないうちは打撃も投球も難しいですが、“タイミングよく指を離す”ということだけを意識するのが上達への近道ですね。

●歴代のパワプロ登場キャラも登場！

　サクセスでおなじみのメガネをかけた同級生『矢部明雄』などが、今作でも登場。良きチームメイトであり、ライバルである彼とは、もっとも多く交流します。矢部くんは語尾が「～でヤンス。」なオタクキャラ。走力（走る速さ）が高いのが特徴的です。



↑三森右京はパワプロ2013に登場。

　サクセス開始前には、普段プレイするだけでは登場しないキャラをチームメイトに加えられるデッキ編成があります。デッキに加えることで、チームメイトとして登場するだけでなく、選手それぞれに用意されたイベントが発生します。レアガチャなどで入手できる歴代パワプロキャラも登場しますよ。

●育てた選手で対戦する“スタジアム”モード！

　サクセスで育成した選手でオーダー（打順と守備位置）を決めて、ほかのプレイヤーと対戦するモードです。スタジアムでの対戦中は、基本的に自動で試合が進みますが、チャンス時に打者操作、ピンチ時に投手操作など状況に応じて自分で操作するポイントがあります。
　スタジアムの試合での勝敗結果や、試合中の成績によってポイントが加算されていき、ポイントが高いほどサクセスで使うことができるイベントキャラを獲得できます。スタジアムで開催されているイベントによって貰えるキャラが変わるので、随時チェック！

　サクセスでは通常は“パワフル高校”という高校が舞台となりストーリーが繰り広げられますが、今後は田中将大選手がプロデュースした“北雪高校”が配信予定。チームメイトがみんな女の子（画像には矢部くんも写っていますが）で、彼女にできるようです！まさにハーレム！最高ですね。
　携帯機として発売されたパワプロのスピンオフ作品である“パワポケ”シリーズでは野球ゲームというより、ギャルゲーのような展開なので、女の子ばかりのこのシナリオももしかしたら……。
　
　パワプロ経験者がプレイすればわかると思いますが、あのサクセスが本当にスマホでプレイできるようになった作品です。パワプロ好きはハマること間違いなし！

編集部ちゅーやんがレビューしました