直近3日間で1GB以上通信すると通信速度が遅くなる……。そんな話きいたことありませんか? 1ヵ月当たりのパケット量に達していないのに、動画サイトを見続けたり、仕事で大きなファイルを何度もやりとりすると発生する制限で、以前はこの制限に泣かされた方もいるのではないでしょうか。
2014年12月にドコモが制限をほぼ撤廃し、その後auが今月中旬に制限を緩和へと動き、そして昨日ソフトバンクが制限を一部撤廃しました。
“ほぼ”とか“緩和”、“一部”となんとも煮え切らない表現になってしまうのは、3社の制限が微妙に異なっているためです。
そんなわけで、各社の“3日で1GB制限”についての注意事項を比較して、その理由を妄想してみました。あくまで個人的に考えただけで他意もなんにもないですよ。
ドコモ
今回イチバン制限が緩くなったキャリアで、Xi(LTE)契約かつXi端末であれば制限なし。これはかなりうれしいですね。FOMA(3G)の電波はXi(LTE)と比べて帯域が狭いためFOMAのみ制限した、というのが理由でしょうか。
au
従来よりも3倍の通信量までオーケーになり、1ヵ月10GBプランのユーザーでも現実的に使いやすくなった。制限なしにまで踏み切れない理由は、ネットワーク全体の速度低下を嫌ったためではないかと。
ソフトバンク
スマ放題プランのみ制限なしとなりました。対象となるユーザーはまだまだ少ない印象で、旧プランでは使えないため。スマ放題ユーザーへのご褒美的な意味合いが強く、プラン変更を促しているのではないでしょうか。実際、このためにプラン変更を考える人が多少でもいそう。
ソフトバンクの速度制限は、ネットで「かなりキツイ」ことが話題となっていたりしますので、さらなる改善を期待したいですね。
そんなわけで3キャリアの改善状況を比べてみました。
現在の大手キャリアのプランには、LTEの定額使い放題プランはありません。使えば使うほど通信料金が発生するのですから、3日間制限はできれば完全撤廃していただきたいと……個人的には感じております。
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