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LTE対応SIMフリー2in1 PC『Venue 10 Pro』がOffice付き6万円台で登場

2015年02月25日 11時00分更新

 デルは同社のVenueシリーズ初となる10.1インチモデルを発表した。新モデルは脱着型キーボードが付属するWindowsの2in1 PC『Venue 10 Pro』と、キーボードが付属しないAndroidタブレットの『Venue 10』の2機種で、いずれもWiFiモデルとLTE SIMフリーモデルを展開する。4月下旬から個人向けと法人向けに販売するが、2月27日よりAmazon及び、ヨドバシカメラ、ヨドバシカメラ・ドット・コムで先行予約を開始。

Venue 10 Pro

デル

 Venue 10 Proは3モデルあり、いずれもOSはWindows 8.1 with Bing(32ビット)を採用し、CPUはAtom Z3735F(4コア、1.33GHz、最大1.83GHz)、2GBメモリー(DDR3L-RS 1333MHz)を備える。また、Office 2013 Home&Businessを標準搭載。

 最下位モデルのWiFi スタンダードモデル(税別・送料込み4万2980円~)は、10.1インチ液晶(1280×800ドット)、32GB eMMCを搭載する。

 WiFi ハイエンドモデル(税別・送料込み4万6980円~)は、10.1インチ(1920×1200ドット)の高解像度液晶を採用。ストレージも64GB eMMCと倍増している。通信機能はWiFi スタンダードモデルと同様、IEEE802.11n(2×2)、Bluetooth4.0、Miracastに対応。

 気になるLTE SIMフリーモデル(税別・送料込み5万6980円~)は、WiFi ハイエンドモデルの仕様にGPSも追加。LTE対応バンドは1~5、7、8、13、17、18、19、20。

デル
↑キーボードは脱着型だが、双方に通電接点があるタイプ。なお、キーボード側にはバッテリーは非搭載。
デル
↑液晶を一旦外して、逆向きに挿して使うことも可能。
デル
↑テントモードもいける。奥行きの狭い机で使うときに便利そうだ。

 なお、キーボードを含んだときの重量は1.3キロ(構成によっては変わる)と昨今の2in1 PCのなかではサイズのわりにやや重め。しかし、フルサイズのUSB2.0を備え、クラムシェル時の使い勝手は良さそうだ。

 Windowsタブレットにおいて、フルHD超の高解像度LTE SIMフリー対応機となるとレノボの『YOGA Tablet 2-1051L』(実売価格 5万5000円前後)が先行している。また、2in1 PCでは先日ASUSの『TransBook T100TAL』(実売価格 7万円前後)が発表されている。そう考えると、キーボード込みで6万1500円前後(税込み)は決して高くない買い物のように思える。なお、法人モデルの価格は後日発表となる。

デル
↑タブレット時の利用イメージ。10.1インチと大きめだが、高解像度なのでHuluなどのウェブ動画を観るのにちょうど良いかもしれない。

Venue 10

デル

 Venue 10はAndroid5.0(Lollipop)を採用する、10.1インチタブレット。解像度は1920×1200ドットと高解像度だ。画素密度は224dpiとなる。

 ハードウェアの仕様はVenue 10 Proと似ており、Atom Z3735F、メモリー2GB、32GB eMMCを採用。バッテリーも同様に32Whrリチウムイオンバッテリー。インターフェースもフルサイズのUSB2.0、マイクロHDMIと、Proと共通。Bay Trailエントリー採用機のため、ある程度共通の基板を使っているのかもしれない。通信機能はIEEE802.11n(2×2)、Bluetooth4.0、Miracastに加え、NFCに対応。

 WiFiモデル(税別・送料込み3万6980円)のほか、LTE SIMフリーモデル(税別・送料込み4万5980円)を展開。なお、LTE SIMフリーモデルにはGPSも追加。重量は656.6グラム(構成によっては変わる)となる。

 Venue 10 ProもVenue 10も別売のワコムスタイラスペンに対応する点も見逃せない。10.1インチとある程度入力エリアが広く、ベゼルも広めのため、お絵描きタブレットとしての実力が気になるところ。

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