週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ポイント戦国時代に新規参入した『ソフトバンクカード』のオトク度を徹底解説

2015年02月23日 13時00分更新

 昨今、ポイントは戦国時代。クレジットは◯◯ポイント、あのコンビニは◯◯ポイントと数多くのポイントが氾濫し、ポイントはたまってはいるものの数種類のポイントが少しずつという方が多いと思います。使いづらく管理も大変、気がついたらポイント失効と最悪の事態を引き起こしかねません。

 それならば1つのポイントをより多くためるため、さまざまなポイントをひとつのポイントに交換してみたという方もいると思いますが、そこに大きく立ちはだかるのが“手数料”です。

ソフトバンクカード

 「1つのポイントをスムーズにためたい」それを可能にするのが『ソフトバンクカード』なのです。このカードの最大の魅力は、“Tポイント提携先ではなくても、VISA加盟店で使える”ということ。今までならクレジットカードを使っていたところをソフトバンクカードでプリペイド払いすればTポイントがたまります。

 調べてみておもしろいのが居酒屋チェーン店の『和民』。ここはTポイント加盟店ではなく、ライバル『Ponta』の提携企業です。しかしここはVISA加盟店ですので、支払いをソフトバンクカードのプリペイド支払いにすればTポイントがたまるのです。提携店舗数ナンバーワンのTポイントをより多くためることで使える機会も多くなります。これを機会にソフトバンクカードにまとめてみるのもありじゃないでしょうか。

どうやって使えばお得なの?

 さあ、ここからは大人の時間となります。18歳以上の大人の皆さん。このソフトバンクカードは自動的にチャージされる『おまかせチャージ』を使わなければソンです。この『おまかせチャージ』、事前にチャージすることなく支払い時に利用代金同額の“バリュー(お金)”が自動的にチャージされます。ざっくり言えばソフトバンクカードのチャージ方法を『おまかせチャージ』にすることによってクレジットカードのように使えるということです。

 この『おまかせチャージ』最大の魅力はTポイントが通常の2倍たまるという点。VISA加盟店では100円ごとに1ポイントたまり、そこがTポイント提携先なら200円ごとに1ポイント。合計で200円で3ポイントたまります。VISA加盟店でTポイントがたまり、なおかつ還元率も上がります。

 チャージ方法は『おまかせチャージ』一択です。もちろんですが携帯使用料金の支払いもできます。

実際にほかのクレジットカードと比べてどうなの?

 結局はここですよね。Tポイントがより多くたまると言っても結局は還元率です。このソフトバンクカード、『おまかせチャージ』にしてVISA加盟店で使用した場合、100円ごとに1ポイントたまります。還元率は1%です。一般的なクレジットカードは還元率0.5%のカードが多いのでそれ以上のカードであるということがわかります。

ソフトバンクカード

◯ファミマTカード(クレジット機能付き)
年会費無料 還元率0.5

例えば

ファミリーマートで1000円の商品を購入した。
ファミマTカード(クレジット機能付き)で支払った場合
提示ポイント5ポイント 
クレジット支払いポイント5ポイント 
合計10ポイント

ソフトバンクカード(おまかせチャージ)で支払った場合
提示ポイント5ポイント
プリペイド支払いポイント10ポイント
合計15ポイント

 ファミリーマートでもソフトバンクカードで支払ったほうがポイントを多くたまります。しかしファミリーマートは火曜と土曜は“カードの日”といってファミマTカードでクレジット払いすれば通常の5倍ポイントがたまったり、月の支払額に応じて翌月のポイント付与率が変わる“ファミランク”など、さまざまなポイントサービスを実施しているのでその辺りを考慮しながら使っていただきたい。

ソフトバンクカード

 「じゃあ還元率はいいカードなのね」。しかし上には上がいます。

◯リクルートカードプラス 還元率2% 年会費2000円
◯リーダーズカード 還元率1.8~1.5% 年会費2500円(初年度無料、年間50万円以上の利用で次年度無料)
◯レックスカード 還元率1.75% 年会費2500円(初年度無料、年間50万円以上の利用で次年度無料)
◯漢方スタイルクラブカード 還元率1.75% 年会費1500円
 
 この4つのカードは業界でも最高水準の高還元率を実現したクレジットカードです。しかしすべてにおいて年会費がかかり、それに準じた条件があります。ということは、それを意識しながら利用しなければソンをする場合があります。

 簡単な話“年間いくら使うかを想定できますか?”、“年会費をチャラにしなければと躍起になってカードを使いたいですか?”ということです。だから僕は年会費がかかるカードを人にあまりオススメしません。

 では年会費無料でソフトバンクカードの還元率1%を超えるカードはあるのか?それが……、あります。

ソフトバンクカード

◯レックスカードライト 年会費無料 還元率1.25%
◯リクルートカード 年会費無料 還元率1.2%

 例えばVISA加盟店で1万円の商品を購入したとします。

ソフトバンクカード(おまかせチャージ)で支払った場合=100ポイント
レックスカードライトで支払った場合=125ポイント
リクルートカードで支払った場合=120ポイント

 となります。一目瞭然、ソフトバンクカードが還元率で劣ります。

 では例えば、Tポイント提携先のVISA加盟店で1万円の商品を購入したとします。

ソフトバンクカード(おまかせチャージ)で支払った場合=150ポイント
レックスカードライトで支払った場合=125ポイント
リクルートカードで支払った場合=120ポイント

 やった!!勝った!!ソフトバンクカード大勝利!!

 ……とお思いでしょうが、レックスカードライトとリクルートカードで支払った時にTカードを提示すれば、そこに50ポイントたまります。だから正確には、

ソフトバンクカード(おまかせチャージ)で支払った場合=150ポイント
レックスカードライトで支払いTカードを提示した場合=125+50ポイント
リクルートカードで支払いTカードを提示した場合=120+50ポイント

 となります。ポイント還元率では劣ってしまいますが、2つのポイントがたまるほうがいいのか?ひとつにまとめられるほうがいいのか?というところではないでしょうか?ちなみにレックスポイント、リクルートポイントともにTポイントへ交換することはできません。それに常に2枚のカードを持ち歩かなければなりません。僕のようにクレジットカード、ポイントカードなど80枚ほどのカードを常に持ち歩いている変態ならいざしらず、お財布の中身をかさばらせたくないという方は、ソフトバンクカード1枚でスタイリッシュに決めてみてはいかがでしょうか。

得なの?持つ必要はあるの?

 ほかのカードとの比較で劣勢な部分はあったものの、“得なのか?持つ必要があるのか?”と聞かれれば個人的には「はい」と答えます。なぜなら、さまざまなキャンペーンを打ち出してきた“ソフトバンク”だからこそ、これからも楽しみなカードだと思うからです。このカードでもさっそく始まっています

○ジャパンネット銀行『プリペイドバリュープレゼントキャンペーン』

 2015年3月6日(金)0時〜4月30日(木)23時59分の約2ヵ月間、ジャパンネット銀行から口座振替でチャージをしてVISA加盟店で買い物すれば金額の5%のプリペイドバリューを還元するというのです(最大2万5000円ぶん)。そして当然Tポイントも還元されるので還元率5.5%ということになります。口座振替は1回のチャージで最大2万5000円で月10回まで。だから月25万円。2ヵ月で50万円。だから最大2万5000円ぶんということなのです。これは最強です。どのクレジットカードも勝てません。だからこの期間はこの方法でチャージしましょう。

◯期間中お買い物が全部Tポイント2倍!

 2015年3月6日〜5月31日までの間、Tポイント提携先のVISA加盟店でプリペイド払いすると『ソフトバンクカード』の支払い額に応じてたまるTポイントと同じポイント数を、後日追加でプレゼントしてくれるのです。簡単に言うと倍ということ。ジャパンネット銀行の期間と合わせると還元率6%です。ヤバイですね、これは。

◯みずほ銀行を「おまかせチャージ」の引落し口座に設定で、おトクな特典をプレゼント

 2015年6月1日〜2015年11月30日の間にみずほ銀行の口座を『おまかせチャージ』のご利用代金の引き落し口座に登録したり新規で口座を作ったりすることにより、ATM手数料の優遇や、チャージ3000円ぶんをプレゼントしてくれる特典があります。これはジャパンネット銀行の期間とかぶってません。ジャパンネット銀行のキャンペーンの後は、『おまかせチャージ』に切り替え。みずほの口座で引き落としという流れがベストでしょう。

 それ以外にもポイントプレゼントや割引などのキャンペーンがあります。今までのソフトバンクの仕掛け方を考えれば『今後もこのようなキャンペーンがあるのではないか?』という期待感を持ってもいいのではないでしょうか。上記のキャンペーンだけでもおススメする価値はあると思っています。

ソフトバンクカード

 毎日これだけのクレジットカード、ポイントカードを持ち歩く僕ですが、ソフトバンクカードはほかのクレジットカードと比較して劣る点は多少ありますが、“自宅の1番近いコンビニがファミリーマート”、“雑誌書籍の購入、DVDのレンタルはTSUTAYA”など、何よりTポイントをためている&Tポイントの付く場所に行く機会が多いという方にはおススメしたいカードかなと思います。

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
週刊アスキー
Kindle版はこちらの表紙をクリック
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります