フランク三浦 沖縄県ご当地モデル(4980円)完全非防水。沖縄なのに |
本物があれば偽物があり、パロディには替えがたい魅力がある。贋作ばかりを300点も集めた「大ニセモノ博覧会」が来月10日から開かれるそうだ。
腕時計業界において、愛されるパロディの代表はなんといっても『フランク三浦』じゃないだろうか。
スイスの高級腕時計フランク・ミュラーをパロディーにしており、値段は4000円から6000円程度。本家の湾曲した本体デザインを踏襲しながら、ロゴは日本語、完全“非”防水仕様などおバカなディテール満載で、業界ではカルト的な人気があるとか。
そんなフランク三浦が現在まさかのクラウドファンディングを実施している。
サイバーエージェントグループのサービス『Makuake』で、「ご当地時計総選挙」という斬新な方法をとり、47都道府県に合わせたデザインの腕時計を予約販売中だ。腕時計は1本4980円から予約できる。
47都道府県のデザインを開発中。作りすぎている |
というかフランク三浦さんがマッチョすぎる |
肉体的に最強なのが伝わりすぎる |
もっとも支援金が多かった上位3県(モデル)への出資者には、マグカップやピンバッジなどの特典がついてくる。
沖縄なら「ゆったりとした時が流れる南国・沖縄にピッタリのテーゲー(適当)な腕時計」など各県のイメージをデザインに取り込んだコンセプトになっている。
「有田焼も伊万里焼も吉野ヶ里遺跡も佐賀牛も全部佐賀だ!」と言いながら文字盤に盛り込んでいるのは「牛」と「SAGA」だけの佐賀など、なんというかそういうノリだ。
福岡県。7時は中州だ |
長崎県。「東京より上海の方が近い」とある |
佐賀県。牛か、牛だけなのか |
コンセプトをご当地にした理由については「単なる思いつき!ただ、結果的に地域貢献に役立つはずだ!」とテンションが高い。
九州・沖縄から予約の受付を始めていて、関東は4日後、北海道は5日後など時限的に公開されていくようだ。出資するかは別に、自分のご当地ネタを見つけるのは楽しい。
ちなみに出身地である埼玉県に『池袋』の文字盤があるのはやや解せないが納得した。
埼玉県。1時が池袋だった |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります