niconicoで最も大規模なイベントである“ニコニコ超会議2015”が4月25、26日に開催される。昨年までの会場である幕張メッセの1~8ホールに加えて、隣にある別棟の9~11ホールまで合計7万5000平米を貸し切り、ゲーム実況や歌ってみた、つくってみたなどニコニコ動画のほぼすべてを地上に再現するという壮大なお祭りになる。
昨年の超会議では12万4000人が来場し、ネットでの視聴者はのべ759万人を記録した。その企画をチラ見せする記者発表会が2月17日に開催され、予想の斜め上をいくカオスな企画が立て続けに発表されたので、そのほぼすべてをギュギュっとまとめて紹介していこう。
↑発表会会場となったniconicoのライブ施設“ニコファーレ”には、立ち見でぎゅう詰めになるほどの来場者が押しかけていた。
↑ニコニコ超会議2015のキービジュアル。今年は“この国には、たくさんのネ申がいる。”というキャッチコピーだ。説明していたニワンゴの杉本社長いわく、来場者のみなさまが神様になるとのこと。
↑会場の予想図、上半分がこれまでの1~8ホール。40以上のブースに加え、64社の出展企業もあり100以上の企画が幕張メッセを埋める。
えっ、本物!? “超描いてみたエリア”にピカソの絵が降臨
↑絵師が集う超描いてみたブースには、フジテレビから提供されたパブロ・ピカソの絵油絵などが展示される模様。ニコニコ静画の絵師にならんで、“世界一有名な絵師”ことピカソの絵が並ぶのはかなりヤバい。
↑そのほか、超描いてみたでは、10万人がお絵かきチャットをする超巨大デジタル壁画やniconicoのデザイナーによるフェイスペイントも用意する。
今年の自衛隊は「PAC-3」だっ!
↑3年連続での出展となる自衛隊は、陸・空・海そろいぶみだ。一昨年の10式戦車、昨年のアパッチ・ロングボウが目玉だったが、今年は航空自衛隊のペトリオットシステム(PAC-3)発射機がやってくる!
↑ただし、PAC-3が必要になる有事の際には模型展示の可能性もあるとか。うん、仕方ないね……。
実現可能なの!? あのSUMOが幕張に降臨!
↑昨年に引き続き、大相撲超会議場所2015を開催。今年は、niconicoでも動画で有名な、下記の“リアルSUMOU”を生で体験できるそうですが……。どうやって開催するのか詳細は後日発表とのこと。
↑それはともかく横綱の3人を始め、関係者を含めて総勢250人が参加して、大いに現場を盛り上げます。来場者が参加できるわんぱく相撲も開催予定。
意味不明な勢いの魅力的な企画が目白押し!
↑niconicoのユーザーに企画、準備、運営をまるなげする“まるなげひろば”は、面積が従来の3倍に拡大されてホール1つぶんになった。今年は、野生の研究者が集う“ニコニコ学会”もまるなげひろば内で展開する。
↑今回、初めての試みとして、大道芸や弾き語り、マジックなどを披露できる“まるなげストリート”を用意。9~11ホールも含めてすべて貸し切ったことで、2階部分の通路をこの企画に割り当てることができたとのこと。1公演90分の出演者を本日より3月22日までニコつく2015のウェブページで募集中だ。
↑超ゲームエリアでは、つい3週間前に開かれたゲームの祭典“闘会議2015”で人気を博した“実況ストリート”も用意。
↑トランプやワンナイト人狼、花札などがプレイできるアナログゲームエリアは、昨年の倍以上の広さに。ポーカー大会も開催する。
↑同じく超ゲームエリアで発表された対戦アクションゲームの『大乱闘スマッシュブラザーズ』では、2対2の日米タッグマッチを開催。人気ゲームだけあって、発表されると会場で大きな歓声があがっていた。日本代表は、昨年11月に開催した“2on2 プレミアムファイト”の優勝チーム“デウスエクスマキナアイアンボトムサウンドエイペックス”と、闘会議で優勝した“光と闇”だ。対する米国代表はアメリカのスマブラ大会“APEX 2015”の優勝、準優勝チームが来日する。
↑超踊ってみたブースでは、その場で撮影してniconicoにアップロードするという“踊ってみた撮影タイム”や、ユーザーが考えた振り付けを披露しあう“振り付け選手権”など、を用意。
↑ちなみに超会議の前に超踊ってみたブースを楽しめる“ニコニコ踊ってみたオフ”が3月1日に開かれる。ここで予習して、超会議で踊りまくるべし。
↑超コスプレひろばは、昨年に引き続き、ステージでパフォーマンスできる“ニコニコスプレクション”のほか、複数人でポーズを決める“ニコニコスプレギャザリング”、フィギュアになりきった写真が撮影できる“コスプレショーウィンドウ”。
↑闘会議で人気だったアイテムの貸出など、コスプレイヤー/アマチュアカメラマンの双方が満喫できそうな内容だ。
↑協賛であるアデランスとのコラボで、モノマネメイクで有名な“ざわちん”こと、小澤かおりさんが超変身する企画を用意。何に変身するかはユーザーから募集する。さらに事前応募、当日の来場者からそれぞれ1名を選んで、超変身させてくれるとか。
↑コスプレ衣装を用意してない人も、アデランスが提供するウィッグをかぶることで、モナリザに変身できるという謎の企画も展開。
↑“超演奏してみた”のでは、ステージを広げことでステージの転換時間を短縮して演奏しっぱなしになるとのこと。前回100人以上で演奏した大合奏企画は、超会議のオープニング、エンディングの参加者を募集する。
↑併催イベントでは、昨年と同じくボーカロイドがテーマの同人即売会“THE VOC@LOID 超 M@STER 31”、東方Projectの“博麗神社例大祭 超濃縮版”。
↑アナログゲームの“ゲームマーケット 超出張版”が参加する。新たに“TRPG即売会 in 超会議。
↑さらにコミケと超会議での合同企画「超コミケットスペシャル」も予定しているとか。
↑昨年の3Dキャラと一緒に写真が撮れる“超MMD写真館”が“ニコニ立体写真館”としてリニューアル。超会議で登場するMikiu Miku Danceの3Dモデルも募集する。
↑超会議のシンボル的存在で、ネットの生放送を通じて神様(視聴者)にお願いごとを聞いてもらえる“ニコニコ超神社”。時間がかかるため、今年は20メートルのベルトコンベアーを導入して、効率的に(!?)さばけるようになっている。そのほか、超会議の会場でみんなに祝ってもらってユニークな式を挙げる“超ニコニコ結婚式”の参加者も募集中だとか。
↑ビジュアル系アーティストがテーマの“超ニコびじゅステージ”では、トーク番組の公開生放送や、夢の共演も予定している。
↑会場で目立って待ち合わせに使える“超待ち合わせスポット”では、国立科学博物館から肉食恐竜“タルボサウルス”の等身大化石が登場する。
↑例年、超会議の夜に2日間にわたって開催していたライブイベント“ニコニコ超パーティー”は、10月25日という別日程に変更された。場所はなんとさいたまスーパーアリーナ!! これまでとは違い1日の公演となる。
↑地方ユーザーの強い味方である“ニコニコ超ツアー”。超会議の通し入場券をトップツアーの特設サイトから購入した人から、抽選で合計120名が無料のバスに乗れる企画を展開。
↑auでスマホを新規、NMP、機種変し他人を対象に“au超VIPツアー”もある。詳細はウェブをチェックだ。
↑チケットは大きく3種類。一般入場のほか、先行して会場に入れる優先入場券、大相撲が座って観戦できる座席付き入場券は数量限定となっている。座席付き入場券を考えている人は大急ぎで購入するのが吉だ。
↑現時点での協賛は15社。新たに明らかになったJALの追加協賛のほか、カテゴリー協賛にインテル、かんぽ生命、KOKUYO、サークルKサンクス、GALLERIA、第一興商、Wright Flyer Studiosが加わった。
↑出展企業は64! あまりに出展企業が多すぎてロゴが入りきらなかった。会場では「高知県!?」というコメントも上がっていた。
↑後援には、総務省、経産省、千葉県、千葉市。
↑企画一覧には、今回、詳細が明らかにならなかったものも含まれていた。
↑募集企画の一覧。応募締め切り間近のものも多いので、興味のあるブースは今すぐチェックしてみよう!!
今年もあまりに盛りだくさんで、実際の会場がどうなるのか楽しみで仕方がない超会議。次回の発表会は3月25日18時からの予定とのことなので、ぜひチェックすべし。
●関連リンク
ニコニコ超会議2015 公式サイト
ニコニコ超会議2015発表会
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