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ハンディカム FDR-AXP35:空間光学手ブレ補正を備えた4Kビデオカメラ|デジギア一点突破

2015年02月18日 08時00分更新

ハンディカム FDR-AXP35
●ソニー
●予想実売価格 15万6500円前後
●2月20日発売予定

FDR-AXP35 ittentoppa

ハイエンドな機能を凝縮した万能4Kビデオカメラ

 液晶部付近に小型プロジェクターを内蔵し、光学10倍のズームレンズを備える4Kビデオカメラ。フルHDの現行機『HDR-PJ670』にも搭載しているプロジェクター機能を、4K機としては初めて採用した。プロジェクターはPJ670の25ルーメンより2倍も明るい50ルーメン。照明下で投影しても細部まで視認できた。また、キーストーンを自動的に補正する機能も追加され、使い勝手が良くなった印象だ。

空間光学手ブレ補正がバリバリ利く!

FDR-AXP35 ittentoppa
↑4K動画で撮影。FDR-AXP35は全画素超解像ズームを併用し、HC-WX970Mは光学ズームのみで検証した。

 手ブレ補正の利きを確かめるため、スカイツリーから5キロ離れた場所で、手持ち撮影してみた。ズームは全画素超解像ズーム併用の15倍。個人差はあるだろうが、極力ぶれないように慎重に撮影してみたが、ズーム操作で5軸手ブレ補正を備えたパナソニックの『HC-WX970M』よりもブレなかった。一方で、広角時は両者の手ブレ補正に大きな差はでなかった。

50ルーメンの小型プロジェクターを搭載

FDR-AXP35 ittentoppa
↑部屋を暗くするとよりクッキリ投影可能。ボディー側面にHDMI入力端子があり、PCやスマホなどのHDMI出力端末があれば、プロジェクターからスルー投影できる。

 プロジェクターは液晶部の背面に内蔵する。液晶部の角度変更ができるので、天井に投影することも可能だ。

モバイルバッテリーでも充電できる

FDR-AXP35 ittentoppa
↑スマホの急速充電に対応しているモバイルバッテリーで充電。ランプがオレンジに点灯し、充電されているのがわかる。

 ボディーと一体化しているUSBケーブル(ふだんはグリップベルトにしまっておける)は、データ転送はもちろん充電も可能。モバイルバッテリーで充電できるのがうれしい。

スマホからリモート撮影

FDR-AXP35 ittentoppa
↑NFCはボディーの右側面上部に搭載する。ハンドストラップの近くなので、NFCマークも目立っていた。

 NFCを搭載しており、NFC対応のスマホなら簡単に接続できる。専用スマホアプリ『PlayMemories』から、シャッターボタンやズーム操作も可能だ。

●おもなスペック
撮像素子:1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー
有効画素数:829万画素
記録形式:4K MP4(30p、最大100Mbps)、AVCHD(最大1920×1080ドット/60p、28Mbps)
レンズ:光学10倍ズーム(35mm換算29.8-298m)、全画素超解像:15倍(4K)、20倍(フルHD)
通信機能:WiFi、NFC
ディスプレー:3インチタッチ液晶(約92.2万ドット)
プロジェクター:50ルーメン、854×480ドット、10~200インチ
記録メディア:内蔵メモリー64GB、SDXCカード(Class10以上推奨)
サイズ/重量:75(W)×155(D)×78.5(H)mm/約725g

■関連サイト
『ハンディカム FDR-AXP35』製品ページ

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