OS X Yosemiteに搭載される新しい写真管理アプリ「Photos」の注目機能

　みなさま、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さてAppleは、OS X Yosemiteの今後のアップデートで搭載されるOS X用アプリ「Photos」の情報を公開しました。リリース時期は「Coming This Spring」、つまり今春です。

　「Photos」では、iCloud Photo Libraryと連携して、Macで取り込んだ写真やビデオ、iPhoneで撮影した写真やビデオを、同じApple IDでログインしているほかのMacやiPhone、iPadなどで自動的に共有可能です。

　しかも、オリジナルの写真やビデオはiCloud上に保存されるため、Macの空き容量を増やすことができます。内蔵ストレージ容量が少ないMacBook Airなどで重宝するポイントですね。

　「Photos」では、iPhoneの「写真」アプリと同様のインタフェースを備えており　、モーメント、コレクション、年代など分類で写真をブラウズできます。モーメントで表示すると、撮影された写真が日別に並びます。

　コレクションにすると、写真のサムネールが小さくなり、撮影場所でまとめられます。

　Years（年代）にすると、写真のサムネールが極小になり、マウスカーソルを合わせた写真のみがポップアップで拡大されるようになります。

　Shared（共有）では、iCloudで友人や家族が共有している写真にいいねをつけたり、コメントを書くことができます。

　アルバムでは、ユーザーが作成したアルバム単位で写真をブラウズ可能になります。

　プロジェクトでは、フォトアルバムやカレンダーを作成できます。

　画像の編集機能も搭載されています。トリミングや角度調整などはiPhoneの「写真」アプリと同じですね。

　明るさやコントラスト、彩度などの調整も可能です。

　フィルター機能も搭載しており、Mono、Tonal、Noir、Fade、Chrome、Process、Transfer、Instantの8種類から選べます。

　iPhotoと同様に、Facebookなどへ写真を共有する機能もあります。

　Appleは、ApertureやiPhotoなどの開発を終了し、今後はPhotosに一本化することを発表済みです。高機能なApertureの開発終了を悲しむユーザーも多いかもしれませんが、今回のPhotosはiOSとOS Xのユーザーインターフェースの共通化をアプリ単位で推し進めるものとして注目です。すでに「マップ」「FaceTime」「メモ」「リマインダ−」「連絡先」などは、iOSと同じインターフェースになっていますしね。

　iOSとのインターフェースの融合がここまで進むと、やはりプロセッサーの融合も進むんじゃないかと妄想してしまいますね。ローエンドのMacBook Airシリーズなどは、Apple Aプロセッサーを載せてバッテリー駆動時間がさらに伸びれば、十分に競争力があると思います。

●公式サイト
アップル（Photos）

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