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Twitter、インド会社ZipDial買収 ネット新興国市場、カレーにいただきますっ

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 もし全人類をつなぐハッシュタグがあるとしたら何だろう。#Love? #Peace? それとも#Anime?

 米ツイッターは現地時間20日、インドのモバイル分析会社ジップダイアル(ZipDial)を買収したと発表した。「世界中の人たちがよりツイッターにアクセスしやすくする」ためとのことだ。

 買収の狙いはブラジル、インド、インドネシアといった新興国市場の開発。今後数年で、数十億人規模のインターネット利用者が増えると見る。インターネットを通じたコンテンツ視聴環境を整えるべく、ジップダイアルの買収を決めたという

 中でも注目しているのは、ジップダイアルが開発しているユニークな仕組み「不在着信サービス」。お店に電話をかけてワンコールで切ると(要は「ワン切り」すると)SMSでクーポンが送られてくるというサービスだ。

 まだ通信基盤が弱く、常時接続が難しい環境では、会社と消費者をつなぐ貴重な手段だ。ジップダイアルによれば、インドのモバイルユーザーは毎月平均60MBのデータをやりとりしているが、これは米国の毎月平均1.38GBのわずか4.5%にすぎない

 ツイッターでは同じサービスをもとに出版社やブランドから消費者にコンテンツが届く仕組みを開発し、間接的にツイッターの利用を増やしたいと考えている。すでに同社とボリウッド映画系のキャンペーンを実施してきた経緯もあるそうだ。

 「ツイッターに買ってもらったよ!」というジップダイアルによる喜びの声はこちらからどうぞ。

写真:YouTube

■関連サイト
Twitter プレスリリース
ZipDial プレスリリース

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