新ThinkPad X1 Carbon国内発表！500台限定モデルはシリアル付きの垂涎モノ

2015年01月14日 11時00分更新

　レノボは米ラスベガスで行なわれたCES2015で展示していた新型の『ThinkPad X1 Carbon』や『ThinkPad E450/E550』を発表。さらに、NECパーソナルコンピューター米沢工場にてThinkPadのCTO生産開始を記念して、『ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition』をウェブ限定で販売する。

ThinkPad X1 Carbon

　ThinkPad X1 Carbonは第5世代インテルCore i7またはi5プロセッサーを搭載した14インチノートPC。液晶は最大で2560×1440ドットのIPSパネルを選択できる。1月15日よりレノボ・ショッピングにて順次販売予定で、価格は17万4960円から。

　厚さは最小構成時で最厚部が17.7ミリ、重量は1.3キロと14インチにしては薄型軽量ながら、最大約18時間（JEITA1.0の場合）の長時間駆動を実現している。同社の急速充電機能“ラピッドチャージ”により、45ワットのACアダプターで1.1時間、65ワットの場合55分で80％まで充電できる。

　ストレージはOPAL2.0対応のSSD（最大360GB）やPCIe×4接続の高速なSSD（最大512GB）を選択可能。PCIe×4接続時は、SATAのSSDに比べて4.8GBのファイルコピー速度が約74％向上したとしている。インターフェースは右側にUSB3.0とイーサーネット拡張コネクター、左側には“OneLink”とHDMI出力、ミニDisplayPort出力、USB3.0を備える。

　前モデルのキーボードは最上段がタッチパネル式だったが、今回の機種では物理キーに戻っている。その理由については、企業でのIT担当者がタッチキーモデルと物理キーモデルが混在していると管理しにくいという声を聞き、6列の物理キーに戻したと説明。

　なお、5ボタントラックパッドも物理クリックボタンに分かれているクリックパッドに戻っている。前モデルではWindows 8の操作では面積の広いタッチパッドが良かろうとの判断で5ボタントラックパッドを採用した。しかし、予想よりもWindows 8搭載マシンの普及するスピードが遅く、5ボタントラックパッドの操作も慣れないとの声が聞こえた。

　そのため、クリックパッドに戻したという。レノボは常にユーザーの声を聞き、改善していくとアピールしている。なお、クリックボタンは手前に沈むのではなく、奥側に沈むようになったなど、細かな変更もなされているのもポイントだ。

ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition

　ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionは、天板にカーボン柄を採用した特別モデル。



↑限定500台のみ販売し、ヒンジ部分にシリアル番号が印字される。

　新型のThinkPad X1 CarbonをベースにCPUは第5世代Core i7、ストレージがPCIe×4接続の512GB SSD、14インチ（2560×1440ドット）の液晶、指紋認証センサーを搭載する。また、特別モデル専用のスクリーンセーバーと壁紙が付属する。

　本製品は1月14日から始まるレノボ・ショッピングでの先行予約に合わせてシリアル番号1番獲得キャンペーンを実施。本キャンペーンに応募した人を対象に、2月10日先行予約販売でシリアル番号001番～003版の購入権を抽選で提供予定。合わせて米沢事業場でのイベントへの招待を含む、一泊二日の米沢旅行（ペア）がプレゼントされる。出荷時期は2月末ごろ予定で、価格は22万8960円。

　同社はさらに第5世代Coreプロセッサーを搭載した法人向けスタンダードノートPCを2モデル発表。14インチの『ThinkPad E450』と15.6インチの『ThinkPad E550』だ。

ThinkPad E450