前回、米国発クラウドファンディングの代表格である“Kickstarter(キックスターター)”でのプロジェクト支援の仕方をご紹介しました。今回は、さらに様々な使い方をご紹介しちゃいます!
1 支援したプロジェクトの管理(特典の変更やキャンセル)
2 活動報告について
3 プロジェクトが支援目標額を達成!
4 キックスターターでおもしろいプロジェクトを探す方法
プロジェクトの支援が終わっても、プロジェクトが無事目標を達成し、実行されてから最終的に特典が届くまでにはまだまだ時間があります。ここからは、一旦プロジェクトの支援が完了してからのステップを紹介します。
■1 支援したプロジェクトの管理
これまでに支援したプロジェクトは“マイページ”から見ることができます。
特典のキャンセルや変更もできます(一定の条件つき)。
■2 活動報告を見よう
プロジェクトオーナーは、支援募集期間のみならず、その後も活動報告を色々とします。これを見るのも、プロジェクトを支援する楽しみのひとつです。
以前支援したイギリスの小型ドローン『Zano』をつくるプロジェクトが、EMS(OEM製造者)を紹介するビデオ。てっきり中国で製造するのかと思いきや、同社の地元、英国ウェールズ地方の工場を使うとのこと。「以前は一大工業地域だったウェールズで、携わる職人ひとりひとりが誇りを感じられる製品をつくり、雇用が生まれることはすばらしいことだと思うんです」という地元愛にあふれる工場の人達の熱い言葉に思わずちょっとじーんときます。
■3 プロジェクトが目標金額達成! その後は?
プロジェクト募集期間が終了し、無事目標金額を達成した暁にはプロジェクトが成立します。やった!
終了後しばらくすると、“Reward Survey(アンケート)”が届き、サイト上部に黄色のアラートが表示されます。最終的に出来上がった特典を送る住所や、商品の色やサイズを選ぶ必要がある場合には、このアンケートを通じて回答します。アンケートは一度しか送られてこないので注意が必要。プロジェクトにもよりますが、最終的な特典が送られてくる直前にならないと届かないケースもあります。
“Respond Now(今すぐ回答する)”ボタンを押すとアンケート画面が表示されます。特典の送付先住所を記入するのは共通ですが、他にもオプションだったり、アンケートだったり色々と聞かれることがあります。全ての欄が記入必須なので、関係ないところには「n/a」とか「none」と入れます。
また、プロジェクトによってはこのアンケートではなく、外部のアンケートサービスを利用している場合もありますので、いつまでたってもアンケートが届かない場合には他のメールも注意しておきましょう。こうした注意点は、プロジェクトオーナーが活動報告で行っていることもありますので、不安であればこうしたところもまめにチェックしておくようにしましょう。
■4 キックスターターでおもしろいプロジェクトを探す方法
・Facebook連携をしよう
キックスターターは、Facebookを使わなくても会員登録や支援を行なうことが可能ですが、Facebookと連携するとFacebookでつながっている友達が過去にどんなプロジェクトを支援しているのかがわかったり、更に後述するiPhoneアプリを使った場合には、友達が新たに支援をするたびにアラートが飛んでくるようにできます。
プライバシーに配慮し、自分が支援した具体的な金額などは一切他の人にはわからないようになっています。
実際にFacebook連携をすると、こんな感じに友達が支援したプロジェクトの一覧が表示され、それぞれどんなプロジェクトを応援しているかがわかります。
・iPhoneアプリをインストールしよう
iPhoneアプリを使うと、どこからでも気軽におもしろいプロジェクトを探したり支援したりできるだけでなく、Facebook連携をした友達がプロジェクトを支援するたびにアラートが表示され、おもしろいプロジェクトの存在をリアルタイムで知ることができます。
いかがでしたでしょうか? 次回からは、おもしろいプロジェクトをどんどん紹介していきたいと思いますので乞うご期待ください!
松崎良太(きびだんご株式会社 代表取締役 Chief Momotaro) 日本興業銀行を経て2000年に当時100人足らずの楽天に入社。国内外のおもしろい投資買収先を見つける仕事などに携わる。退社後2013年にクラウドファンディング型EC『kibidango【きびだんご】』を立ち上げ、事業主やクリエイターの“やりたいこと”をみんなの力を借りて実現するお手伝いを行なっている。 |
■関連サイト
kibidango【きびだんご】
Kickstarter
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