今年も数々の新製品が発表となったCES2015。会場となるラスベガスには家電量販店やメーカーのお店がありスマートフォンやプリペイドSIMを手軽に買うことができます。でもそれぞれのお店はちょっと離れているので、効率的に回る方法を紹介します。バスを使って半日ほどのラスベガススマートフォンお買いものガイド、2015年編です。
↑メインストリートを走るエクスプレスバス。 |
ラスベガスのメインストリートである通称"ストリップ"。ここを南北に走るバスを使えばラスベガスのスマートフォン屋さんをひと通り回ることができます。ストリップを走るバスは急行タイプの『SDX』と各駅停車の『DEUX』の2タイプ。15分間隔程度で走っています。
↑自販機ならクレカで切符が買える。 |
バスの運賃は2時間6ドル、24時間8ドル、3日間(72時間)20ドルの3タイプ。SDXの車内では切符は買えません。DEUXは1ドル札のみで購入可能でおつりなし、1ドル札以外は使えず。SDXの止まるバス停には切符の自販機がありクレジットカードが使えるので、そこで買うのが便利です。バス停など詳細はバスを運営するRTCSNV社のWEBを参照してください。
↑まずは南にある量販店、Fry’sへ。 |
真っ先に向かいたいのは南にある家電量販店のFry's。SDXバスで『Town Square』で下車してすぐのところにあります。アメリカでIT系の量販店というとBestBuyが有名ですが、店舗数は少ないもののここラスベガスではFry'sの品ぞろえも見逃せません。
↑プリペイドスマホやSIMが買える。 |
Fry's店内には携帯電話コーナーがあり、各通信キャリアのプリペイドスマートフォンやプリペイドSIMがずらりと並べられています。商品の数も多いのでどれを選ぶか悩んでしまいますね。なおキャリアの展示コーナーで端末価格が無料などになっているのはポストペイド契約のもの。プリペイドスマートフォンは専用パッケージに入って並べられているのでそちらを購入しましょう。
↑隣のTown Squareにも寄ってみよう。 |
Fry'sのすぐ隣にはバス停の名前にもなっているTown Squareがあります。ここはショッピングビルではなく高級なお店の建物が敷地内に集まって並んでいるエリア。IT系のお店はアップルストアしかありません。
↑ここのアップルストアは空いている。 |
ここは比較的空いているのでゆっくりと店内を見て回れます。Fry'sとセットで立ち寄りたいお店です。
↑一気に北上してFashion Showへ。 |
この2カ所を回ったら、SDKバスに乗って北部のFashion Showモールへ。空いていれば20分もかからず到着します。
↑まずはマイクロソフトのお店へ。 |
ここの目玉はマイクロソフトストアでしょう。マイクロソフトのお店といってもオフィス製品やWindowsノート、タブレットだけではなく、Windows Phoneスマートフォンも販売しています。
↑Lumiaスマホがたくさん売っている。 |
各社のWindows Phoneが並びますが、やはり種類が多いのはノキアのLumiaシリーズ。なお訪問時はまだマイクロソフトブランドのLumia 535は取り扱いなしでした。商品の入れ替えなのか、AT&TのプリペイドパッケージのLumia 520が29.99ドル、Lumia 635が69.99ドルと割引販売されていました。
↑マイクロソフトバンドも在庫豊富。 |
マイクロソフトの純正品も様々なものが売っているのが特徴。Lumiaカラーのバッテリーや、ウェアラブルのマイクロソフトバンドも在庫があります。これらの製品って家電量販店では入荷が遅かったり、あるいは扱っていないことも多いので、欲しい人はマイクロソフトのお店に立ち寄ったほうがいいでしょう。
↑巨大なアップルストア。 |
そしてアップルストアもあります。規模の大きさはさすがアップル。Faashion Showを訪れたらぜひとも立ち寄りたいお店です。
↑バスで東のBoulevard Mallへ。 |
朝早くホテルを出れば、これらの店を回ってもまだお昼を過ぎたくらい。まだ物足りない場合はBestBuyのある東へ向かいましょう。Fashion Showからなら203番のバス、またより南側のFramingo HotelあたりからならばFlaming RoadとStripの交差点から202番のバス。いずれもMaryland Pkwyで降り、少しあるけば大型モールのBoulevard MallやBest Buyへ行けます。
↑モール内にはBest Buy Mobile。 |
Boulevard Mallの中はフードコートもあるのでここで食事もとれます。地元のモールなので観光客も少なく、食事しようにも空席がない、なんて心配はありません。そしてここにはBest Buyの携帯電話専門店、Best Buy Mobileもあります。次に訪問するBest Buyの大型店舗はCES開催中などめぼしい製品が売り切れたりしているのですが、こちらのBest Buy Mobileなら在庫が残っていることがあるので安心。
↑Radioshackは撤退準備? |
この中にはBestBuyのライバルともいえる量販店のRadioShackも入っています。ところが訪問時はクリアランスセール中でスマートフォン関連は一切在庫なし。もしかしたら撤退してしまうのかも。
↑ちょっと南下すればBest Buy。 |
このモールを出て5分ほど南に歩くとBest Buyの単独店があります。プリペイド関連製品の品ぞろえはさすが多いのですが、前述したようにCES開催中はプリペイドのルーターや安めのスマートフォンが売り切れていることも。なおBest Buyはネットで注文して店舗受け取り払いもできるので、確実に欲しいものがあればあらかじめ現地到着前にオーダーしておくのも手です。
↑アクオスクリスタルが気になる。 |
Best Buyのプリペイドスマートフォンコーナーで気になったのがシャープのAQUOS CRYSTAL。149.99ドルでSprintとBoost Mobileから発売されています。日本メーカーの海外モデルと言うことで非常に悩ましい存在。でもこの価格に別途40~50ドルの料金がかかるんです。どうするか最後まで悩んだあげくに今回は断念してしまいました。
↑スーパーのTargetもねらい目。 |
さらに南下してFlamingo Road付近まで出るとスーパーのTargetがあります。ここでもプリペイド関連製品を販売中。Best Buyで売り切れだったT-MobileのプリペイドSIMがここには在庫豊富など、意外と穴場だったりします。
↑バスで半日スマホ屋巡りができる。 |
アメリカと言うと車がないと移動できないというイメージですが、ラスベガスは縦横の道路ごとに路線バスが走っているので、24時間や3日間のチケットを買えばそれを使っての移動も可能です。とはいえ15~20分起きの運転なので、ちょっと待ち時間がかかっちゃいますけどね。ラスベガスへ行ったらカジノもいいけど、こうしてスマートフォン屋巡りするのも楽しいですよ。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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