東京03番号が使えるスマホ『03スマホ』を色んな角度からレビュー

2014年12月26日 19時30分更新

　日本通信が発売している、東京03番号が使える『03スマホ』をようやく手にすることができたので、色んな角度から見ていきたいと思います。

　03スマホの月額は3980円で、基本料金、3GBぶんのデータ料金（LTE対応）、端末割賦代金がすべて含まれています。1200円ぶんの無料通話が付いてきて、超過後も1分20円と安めになっております。

　パッケージは赤を基調にして03スマホと書かれています。こういったシンプルなデザインは好感が持てます。

　ですが中身は『LG G2 mini』そのもの。後で詳しく記述しますが、03番号を快適に利用するために、端末への最適化が行なわれているとのこと。

　本体の設定から、ステータスで電話番号を確認したところ、03ではなく080から始まる番号が……。

「あれ？03番号どうやって使うの？」と思いましたが、付属のマニュアルによるとアプリから通話を行なうようです。本体起動時に通知領域に表示されている『Jtalk』をタップ。

　電話をするためにインターネット接続が必要なので、LTEや3Gなどのモバイル回線、またはWiFiでの接続が必須です。ちなみにデータ通信用のSIMとなっているため、先ほどの080番号からかけることも受けることもできません。

　いたってシンプルなUIで、何も悩まず使えます。また、アプリ起動画面で03番号を確認。

　さっそく自分のスマホで試してみると、当たり前ですが03番号で発信・着信が可能。また、音質がキャリアの電話と遜色なく快適に通話できました。『Jtalk』アプリを強制的に終了させてしまうと着信できなくなるので注意が必要です。

　データSIMですので、IP電話的なものと固定回線を組み合わせたような仕組みと考えられます。
　日本通信に問い合わせたところ「詳細は公表しておりませんが、端末とアプリと通信が一体となって提供し、さらにLG G2 miniへ細かい調整をしているので高音質な通話が可能になっています。また、3GBデータ量超過後の200Kbpsの速度でも、音質は保持されます」というお返事。ほかのMVNOがカンタンに真似できない、同社の強みとなるサービスなのかもしれません。

　03番号が使えるというメリット以外にも、通常の音声契約よりも通話料金が安くて音質も維持できていますので、仕事以外でも利用したくなりますね。

（2014年12月26日20時45分追記）通話音質についての問い合わせ内容を追記しました。

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日本通信