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OS入りでわずか3万円 手乗りサイズの超小型PC『LIVA』が買いな理由

2014年11月21日 06時00分更新

 リンクスインターナショナルはECSの超小型PC『LIVA』のWindows 8.1 with Bing搭載モデルの発表会を開催した。

LIVA

 LIVAは今年8月にOSが入っていないベアボーン版が1万8980円でリリースされ、話題を呼んだ低価格PCだ。

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 今回発表されたWindows 8.1 with Bing搭載モデルは内蔵ストレージの容量で2モデルラインアップする。価格は32GB eMMCを搭載する『LIVA-C0-2G-32G-W-OS』が2万8000円前後(税別)。64GB eMMCを備える『LIVA-C0-2G-32G-W-OS』が3万円前後(税別)となる。11月21日から予約を開始し、出荷は12月6日の予定。

 なお、リカバリーディスクは付属せず(ドライバーCDは付属)、万が一復旧作業をするときは、内蔵eMMCの隠しパーティション内のイメージからWindows 8.1の機能を使って工場出荷状態に戻すことになる。

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↑年末か年始には、LIVAを液晶ディスプレーの背面に装着する専用VESAマウントも登場予定。

 LIVAの普及は世界的に広がっており、法人企業でもそのシェアをじわりと広げているという。とある国の銀行では液晶ディスプレーの裏にVESAマウントでくっつけて、省スペースで活用しているとのこと。内蔵eMMCのMTBFは約2万時間(=約833日)と2年以上は運用できる想定だ。ちなみに、日本では年末年始のあたりにVESAマウントが登場する予定だ。

3万円と超激安のウィンドウズPCであることがLIVAの最大の強み

 LIVAのCPUはBay Trail世代のCeleron N2807(2コア/2スレッド、1.58GHz、最大2.16GHz)と決して高性能ではない。メモリーは2GB、ストレージは32GB/64GBと必要最低限といった印象だ。

 しかし、昨今のデスクトップPCにおいて3万円という価格は抜群の安さで、ブラウジングやメール、DLNA対応ソフトを活用したリビングPCなど、用途を割り切って使うなら高コストパフォーマンスなセカンドマシンになるだろう。

 低価格PC市場ではいよいよChromebookやChromeboxの個人向け販売が決まったばかりだが、最安機でも3万円台前半。もちろん液晶のありなしはあるが、価格が同等なら使い慣れたソフトが多くインストールできるウィンドウズPCを選ぶユーザーは少なくないはず。

 映像出力はHDMIとD-Sub15ピンの2系統でマルチディスプレーに対応し、Bluetooth4.0で無線マウス&キーボードも使える。もちろん無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)も搭載している。サイズが118(W)×70(D)×56(H)ミリと小型ボディーながら、ギガビットLANにUSB3.0、USB2.0も標準装備。動画エンコードやRAW現像などのパワフルな作業をしない限り、フツーのPCとして使うぶんにはおよそ困ることは少ないだろう。

 OS入りのモデルが出たことで、LIVAの快進撃が始まるかもしれない。

■関連サイト
リンクスインターナショナル
ベアボーン版LIVA製品ページ

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