「シャクライさんの原稿を手直しするのに時間かかり過ぎんだよ! オレはとっとと『Ingress』のナイトミッションに出かけて~んだよ!」
とのことなので、そんなアカザーさんのストレスを少しでも軽減すべく、今回は【緊急原稿上達企画】週アスPLUSのイケてる編集者ナベコさんインタビューを決行!
アカザーさん的にはこのインタビューを通して、ウェブライターとしての極意を学べ、盗め、心に刻め! とのことなのでイヤがるナベコさんに無理やりいろいろ訊いちゃいました。
嘘です。カオスチームは紳士軍団なので、ちゃんと趣旨を説明してしっかり内容を理解してもらった上で質問しちゃいました。
ではまず成功例から学ぶべく、これまで書いた記事でPV数も高く、評判も良かった記事について訊いてみると。
ナベコ:「一番良かった記事は“餃子以上に餃子である『ご飯にかけるギョーザ』は絶対買い”、もしくは“いますぐに対応を!LINE乗っ取り被害に遭わないための対策総まとめ”ですね」
LINEの記事は週アスという媒体的にもなんとなくわかるんですが、“餃子~”はちょっと意外でしたね。で、その理由についても教えてもらうと。
ナベコ:「イチバンはタイミングでした。“餃子~”はTwitterなど水面下で話題が高まっている商品だったので、ヒットの予感がして早目に取り寄せました」
やはりイケてる編集者は、旬なものに敏感でなくてはいけませんね。
ちなみにシャクライの中でいま旬な調味料といえばS&Bの『四川風ラー油』です。ぜひお試しあれ! でも、あまりTwitterでは話題になっておらず残念です。
つづいて今まで書いた記事で自分でも気に入っているものについて訊いてみると。
ナベコ:「“吉野家でちょい飲み 給料日前ナベコの『吉呑み』べろべろレポート”ですね。これは自分らしく書けたと思います。タイトルも空から降ってきたように思いつきました」
たしかにキャッチーなタイトル。お酒好きのナベコさんの魅力がダイレクトに伝わってくる感じです。
ナベコ:「あと、“妖怪ウォッチグッズが くら寿司で当たる確率が108皿食べてわかった?”。これはくら寿司と妖怪ウォッチのコラボレーション企画の勝率を調査。編集部員7名でお寿司をしこたま食べ、くだを巻いたような理論を展開したりで、こういった自由度が週アスらしくまとめられたと思います」
なるほど~、ってどっちも食レポ! でもやっぱり原稿は楽しんで書く! “楽しんご”的なところが大事ですよね。
続いて、これはけっこう大事なことだと思うんですが、記事を書くうえで注意している点は?
ナベコ:「酔っぱらった人が見ても理解できるような、明快でかつおもしろいポイントがある記事を意識しています」
コレは大事。単純明快な文章はシャクライも心がけてはいるんですが、これが意外と難しい。あと、面白さを挟むのもとても大事なことなんですが、それを上手く伝えるのにテクニックが必要だったりするんですよね。
さらに記事タイトルをつける上でのコツについても訊いてみました。
ナベコ:「少し時間をあけて客観的に見た時、スッと入ってくれば……! なので、記事を書く際は始めにまず適当にタイトルをつけ、最後に再考するようにしています」
そうそう最初にけっこう勢いで付けちゃったタイトルって、あとで読み直すとイマイチなことが多いんですよね。だから時間を置いて再考するのは重要。さすがわかってるなぁナベコさん。
って教わる立場のインタビューだったのに、いつの間にか上から目線で語っているような……。すみません、あらためて下から目線でインタビューを続行!
では、ナベコさまがライターとしてやりがいをお感じになる瞬間というのは、どんな時でございましょう?
ナベコさま:「「ナベコらしい記事」と言ってもらえたときでしょうか」
いいでございますね。シャクライも「シャクライらしゅう記事でございますわ」と言われるよう励みとうございます。って下から目線すぎてよくわからなくなってきたので、このあたりでインタビューは終了。
ひと通り訊いてみてわかったことは、基本がしっかりしているというか、言っていることは極めて当たり前のことなんですが、それを個性豊かにしっかり形にできているということだと思います。
ということで、シャクライも今回のアドバイスを胸に初心にかえってこのカオスコラムの原稿をがんばりますので、アカザーさんも『Ingress』を頑張って下さい。
ちなみに今回のこのインタビューの模様をあの“ちょうちん記事”ライターが陰で盗み聞き気しており・・・・・・。
バッチリ記事にしたそうなんですが、それはまた別のお話。
週アスPLUSの敏腕編集者ナベコ嬢流の“仕事の流儀”的インタビューは週刊アスキー11/11号(10月28日発売)の『カオスだもんね!PLUS』でチェック!
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