実はOculus Rift DK2をスムーズに描画するにはかなり高いGPU性能が要求されることをご存知でしょうか。
Oculus RiftエヴァンジェリストのGOROmanさんによれば、VR酔いの少ない快適な描画には、「少なくともGeForce GTX780Ti以上、できるならGTX970や980が欲しい」とのこと。実際に週アスLIVEのOcuFesブースではマウスコンピューター製GTX970搭載機を準備しています。
●VR酔いとは何か
OculusRift DK2では常に両眼とも最大の75フレームで描画を行なわないと、頭の動きと見える光景間でズレを感じ「酔い」やすい状態になります。その動きと視覚の不一致でVR酔いをするというわけなのですが、ゲーミング畑の人間から見ると通常プロゲーマーの方でもない限り、液晶のリフレッシュレートである60Hz、つまり60fps(毎秒60フレーム)の描画で十分ヌルヌル画像で快適だ! というのは共通認識だと思います。実のところOculusでこれは全く見当違いな考え方で、Oculus VR社によると120Hz(fps)は超えたいとのこと。60fps以上出ているから酔わないということでは決してない、ということなんですね。
実際、DK1の時にロースペックGPU搭載のノートPCで『Haunted Rift』を視聴しましたがドットが粗い感じの解像感もあり、約5分ほどでしたが少し酔った感じは経験しました。fpsも30そこらだった印象です。となれば、DK2で酔いを少なく没入感の高い描画をとなると、両眼でフルHD解像度を常時75fpsで・・・・・・これはかなりのスペックが必要になるのも納得というわけです。
●で、なんでGeForceがいいの?
NVIDIA GeForceが対応する機能として「VR Direct」があります。NVIDIAもOculus VR社と協力してさまざまなテクニックの研究を行なっているとのことで、このスライドにあるような低遅延のVR環境が得られる機能もOculusに最適化されています。DSRやMFAAもVR Direct下に入っている機能なので最新のGeForce GTX970/980が現在のベストなGPUといえます。VR SLIでは片眼につき1GPUが担当してAFR描画するというのですから、970を2枚買ってしまいたくなりますね。
●続きは『週アスLIVE』のステージで!
このお話の続きは、11月16日(日)にベルサール秋葉原で開催する『週アスLIVE』のステージイベント『Oculus最新事情』内で、NVIDIAテクニカルマーケティングエンジニア矢戸知得さんをお迎えしていろいろお聞きしたいと思います。
ほかにも、
■OcuFes主催者 桜花一門さんが次のOculusや最新事情を紹介
■Hashilus製作者 藤山晃太郎さんの「外部デバイスとVR」
などなど盛りだくさんの内容で11月16日(日)13:00スタートです。ぜひこのステージを見て、実際にOcuFes出張版ブースで最新VRを体験していってください。
週アスLIVEトークステージ
13:00~13:45 Oculus最新事情
遠方にお住まいの方で会場に足を運べない、という方は、ニコ生での放送もありますので、ぜひぜひご覧ください!
ステージ内容、出演者は予告なく変更する場合があります。週アスLIVEのそのほかの詳細については公式ホームページをご覧ください。
●公式ホームページ
週アスLIVE with AppBank デジギア&スマホゲーム大感謝祭
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