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MSが緊急4件を含むWindowsとIEの更新プログラムを提供開始

2014年11月12日 12時45分更新

 みなさん、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、私が言うのもなんですが、マイクロソフトが、緊急4件、重要8件、警告2件の合計14件の新たなセキュリティー情報を公開しました。

Windows Update

 既報では16件でしたが、緊急に分類されていた“セキュリティ情報 5”、重要に分類されていた”セキュリティ情報 12”として公表していたパッチは問題が見つかったため、公開を見合わせているとのこと。

Windows Update

 法人ユーザーは、“MS14-064 (Windows OLE)”、“MS14-065 (Internet Explorer)”、“MS14-066 (Schannel)”のセキュリティー更新プログラムを優先的に適用することを推奨されています。

 セキュリティーパッチの詳細は以下のとおりです。いずれのパッチもWindows Updateから適用できます。

セキュリティー情報 ID セキュリティー情報タイトル 最大深刻度 脆弱性の影響 再起動の必要性 影響を受けるソフトウェア
MS14-064 Windows OLEの脆弱性により、リモート コードが実行される (3011443) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり サポートされているすべてのエディションのWindows
MS14-065 Internet Explorer用の累積的なセキュリティー更新プログラム (3003057) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 影響を受けるWindowsクライアント、およびサーバー上の Internet Explorer 6/7/8/9/10 /11
MS14-066 SChannelの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2992611) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 サポートされているすべてのリリースのWindows
MS14-067 XML コアサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2993958) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり サポートされているすべてのリリースのWindows
MS14-069 Officeの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3009710) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Word 2007、Word Viewer、および Office互換機能パック
MS14-070 TCP/IPの脆弱性により、特権が昇格される (2989935) 重要 特権の昇格 再起動が必要な場合あり Windows Server 2003
MS14-071 Windowsオーディオサービスの脆弱性により、特権が昇格される (3005607) 重要 特権の昇格 要再起動 Windows Vista/7/8/8.1/RT/ RT 8.1、Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2
MS14-072 .NET Frameworkの脆弱性により、特権が昇格される (3005210) 重要 特権の昇格 再起動が必要な場合あり 影響を受けるリリースのWindows上の .NET Framew ork 1.1 Service Pack 1/2.0 Service Pack 2/3.5/3.5.1/4/4.5/4.5.1/4.5.2
MS14-073 SharePoint Foundationの脆弱性により、特権が昇格される (3000431) 重要 特権の昇格 再起動が必要な場合あり SharePoint Server 2010
MS14-074 リモートデスクトッププロトコルの脆弱性により、セキュリティー機能のバイパスが起こる(3003743) 重要 セキュリティー機能のバイパス 要再起動 Windows Vista/7/8/8.1/RT/RT 8.1、Windows Server 2003/2008/2008 R2/2012/2012 R2
MS14-076 インターネットインフォメーション サービス(IIS)の脆弱性により、セキュリティー機能のバイパスが起こる (2982998) 重要 セキュリティー機能のバイパス 再起動が必要な場合あり Windows 8/8.1、Windows Server 2012/2012 R2 RTM
MS14-077 Active Directoryフェデレーションサービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる (3003381) 重要 情報漏えい 再起動が必要な場合あり Active Directoryフェデレーションサービス2.0/2.1/3.0
MS14-078 IME(日本語版)の脆弱性により、特権が昇格される (2992719) 警告 特権の昇格 再起動が必要な場合あり Windows Server 2003/2008/2008 R2、Windows Vista/7、Office 2007
MS14-079 Windowsカーネルモードドライバーの脆弱性により、サービス拒否が起こる (3002885) 警告 サービス拒否 要再起動 サポートされているすべてのリリースのWindows

 

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