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MSが6月のセキュリティーパッチを公開、IEだけでも全59件の脆弱性に対応

2014年06月11日 15時15分更新

 マイクロソフトは6月11日、Internet Explorer(以下、IE)やOfficeの脆弱性を対処する月例パッチを公開した。合計7件のうち、IE用の緊急セキュリティ更新プログラム(2969262)を含む2件は“緊急”レベルとなる。

Windowsアップデート06

 IE用の緊急セキュリティ更新プログラム(2969262)は全59件の脆弱性を解決する。Windows Vista、7、8、8.1、RT、RT 8.1全エディション上で動くIE 6、IE 、IE 8、IE 9、IE 10、IE 11が対象。自動更新機能を有効にしている場合、アップデートは自動で実行される。

 ただし、今回の月例パッチから、過去の更新プログラム(2919355)をインストールしていない8.1ユーザーに対しては、更新プログラムが配信されない。また、サポートを終了したWindows XPは、当然ながら更新対象に含まれない。

Windowsアップデート06

 以下、日本のセキュリティチームブログより抜粋。

■ セキュリティ情報・セキュリティ アドバイザリに関する主な注意点

 今回の定例リリースから、Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 Update (2919355) がインストールされていない Windows 8.1、および、Windows Server 2012 R2 コンピューターには、Windows Update / Microsoft Update からセキュリティ更新プログラムが配信されません。また、ダウンロード センターにもセキュリティ更新プログラムが公開されません。(注 1) Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 Update (2919355) をインストールしていないコンピューターは、速やかにインストールを行うようお願いいたします。なお、自動更新を有効にしているコンピューターには、自動的に Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 Update (2919355) がインストールされます。

 MS14-035: 更新プログラム 2929437 がインストールされていない Windows 7、または、 Windows Server 2008 R2 上で Internet Explorer 11 を実行しているコンピューターには、Windows Update / Microsoft Update からセキュリティ更新プログラムが配信されません。また、ダウンロード センターにもセキュリティ更新プログラムが公開されません。(注 1) 更新プログラム 2929437 をインストールしていないコンピューターは、速やかにインストールを行うようお願いいたします。なお、自動更新を有効にしているコンピューターには、自動的に更新プログラム 2929437 がインストールされます。

(注 1) Windows 8.1 Updateの展開上の指針に基づく措置です。

■関連サイト
2014 年 6 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-035 - 緊急

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