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SIMフリーのiPhoneやiPadでオトクに使える格安SIM厳選4

2014年11月11日 11時30分更新

 みなさん、おはようございます。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、今年は格安SIMがたくさん登場していますね。データ専用なら1000円未満、通話可能なら1000円台後半というのがだいたいの相場ですが、最近では上限容量のない使い放題のプランや、月額料金が500円の超格安SIMなども登場していますね。そこで今回は、SIMフリー端末や格安SIMの基本から、オススメのデータ専用SIMまでを紹介していきます。

SIMフリーiPhone/iPadと格安SIMのキホン

 キャリアロック版ではなく、SIMフリー版のiPhoneやiPadを購入する最大のメリットは、自分に合わせた料金プランを数多くの格安SIMから選べる点。2年縛りといった長期契約も必要ないため、違約金や各種手数料などのコストがかからず、1年程度のスパンで新しい格安SIMに乗り換えるという手も使える。特に今年は格安SIM元年ともいえる盛況ぶりなので、後発のおトクなプランにも気軽に移行できるのだ。

 海外に旅行や出張に出かける頻度が高いなら、3大キャリアが用意するローミングプランよりも格安料金の海外SIMが使えるというメリットもある。もちろん、自分のiPhoneやiPadのSIMを差し替えるだけで、そのまま使えるのも魅力だろう。しかも、日本国内で販売されているSIMフリーiPhone6は“最強”。海外で売られているSIMフリーiPhoneにはCDMAとGSMの2モデルが存在するが、国内版はCDMAとGSMに両対応なのだ。

SIM Free
日本で売られているSIMフリーのiPhone6はCDMAとGSMの通信方式に対応。LTEの対応周波数帯も幅広く、54ヵ国、約150社のキャリアで利用できる。

SIMフリー版の販売は直営店と直販サイトのみ

 国内でSIMフリー版のiPhoneやiPadを販売しているのは、全国に8店舗ある直営とオンラインのアップルストアのみ。家電量販店などでは購入できない。SIMフリーで販売されているiPhoneは、6と6 Plus、そして前モデルの5sだ。

 iPadは、Air2とAir、mini3とmini2、miniと幅広い。またiPadに関しては、ドコモなどのキャリア版を購入した場合、auやソフトバンクなどの国内の他キャリアのSIMは使えないが、海外のSIMは自由に利用できる。

 iPhoneは外見は同じでも対応する周波数帯が異なるモデルが複数あり、渡航先によっては使えないことがあるが、iPadは世界共通で1モデルだ。

SIM Free
アップルのサイトで、iPhoneやiPadが対応する周波数帯域を一覧できる。

キャリアと格安SIMはオプションに大きな差が

 格安SIMは、3大キャリアで契約したSIMと同様に、通話やデータ通信、SMSなどすべての基本サービスが利用できるものから、データ通信に特化したものまで、複数のプランが用意されている。自分の使い方に合わせて選べるのが利点だ。MNPを利用した転入も可能なので、これまでキャリアのSIMで使っていた電話番号を引き継ぐことも可能。

 大きく異なってくるのは、オプションサービス。例えば、格安SIMはキャリアメールが使えず、Gmailなどフリーのメールを使うのが一般的。そのため、スマホや携帯のメール設定によってはブロックされてしまうことがある。また、2年縛りなどの長期契約がない代わりに、月額の基本料金が割り引かれるサービスもない。有料アプリや有料コンテンツを購入する場合に、キャリアが決済を代行して通話料金と合わせて支払える“キャリア決済”も利用できない点も弱点のひとつとして覚えておこう。

SIM Free
通話やSMSに関して、キャリアと格安SIMの差はほとんどない。ただし、格安SIMには割引サービスがなく、通話料金も従量制だ。キャリア決済には非対応。

通信料金の安さが格安SIM最大の魅力

 格安SIMは、3大キャリアと比べて、1ヵ月あたりのデータ通信の上限容量に対する月額の支払い料金が圧倒的に安い。キャリアに比べてサービス面で劣る面もあるが、実店舗の展開など、サービスにかかるコストを削減することでデータ通信料金を安く抑えている。ただし音声通話に関しては、無料通話サービスがないために、通話料金は実質割高になる。

SIM Free
1ヵ月に1時間通話すると仮定した場合、IIJ(みおふぉん)のほうが年間で6万5000円以上オトク。月単位でも最大5000円以上の差になる。

通話不要なユーザーにオススメのデータ専用SIM厳選4

 SIMカードは個体識別のために、必ず電話番号が割り振られている。しかし、データ通信専用になっているSIMは、その電話番号での発信も着信もできない。一般電話からかけたとしても「データ通信専用の〜」というガイダンスが流れるのみ。音声通話ができない代わりに基本料金が割安なのが特徴。多くのサービスは1000円未満のプランが用意されており、中にはワンコインでお釣りがくるプランもある。月の上限容量が多いプランは3000円を超えるものもあるが、それでもトータルコストは3大キャリアのデータ通信プランより安く抑えられる。もちろん、上限容量を使い切っても、低速通信は可能だ。

500円を切る低価格でWiFiスポット付き!
『WIRELESS GATE WiFi+LTE 480円プラン』
(月額480円)

SIM Free


毎日70MBまで最大150Mbpsの高速通信が可能
『OCN モバイル ONE』
(月額972円)

SIM Free


月10GBの大容量通信で動画サービスも余裕
『Platinum Data SIM for iPad』
(月額3218円)

SIM Free


速度制限なしでLTE通信を使い放題
『U-mobile データ専用 LTE使い放題』
(月額2678円)

SIM Free

 さて、11月11日発売の週刊アスキー1004号では、ここで紹介した内容の詳細はもちろん、音声通話やSMS付きの本当に使える格安SIM、データ通信専用SIMで音声通話を実現する方法、SIMフリーiPhoneを海外で使う場合の準備、SIMフリーiPhoneを活用して毎年最新機種を低コストでゲットする方法などなど、SIMフリーiPhone/iPadと格安SIMを活用する方法が盛りだくさんです。ぜひ、お近くの書店やコンビニなどで手に取ってみてください。

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