撮影したあとからピントの位置が変更できるレンズ一体型デジタルカメラ、『Lytro ILLUM』が編集部にやってきたので、さっそくカメラ好きの僕が触ってみることにしました。
フレーム内に入る光の方向を色や明るさを含めて記録し、撮影後に任意の場所へピントが合わせられるのがLytro ILLUMの特徴。35ミリ換算時30~250ミリ(光学8倍)のズームレンズを備えています。撮像素子は400万画素の1/1.2型を採用。重量は940グラムと重めなのですが、編集部では見た目よりは軽いという声が上がっていました。
横から見ると、ボディー部が斜めに傾いた独特なデザイン。レンズ部は、青いラインから左のリングがフォーカスリング、右のリングがズームリングとなっています。最初に触って気になったのは、ズームリングがテレ端、ワイド端になっても回るので最望遠にしたときに気が付かないこともありました。
背面のインターフェースは物理ボタンが4つあります。AFとAFのロック、ピント位置を即座に無限遠にするボタン、Fnボタンです。Fnボタンは最初写真再生機能が割り当てられていますが、好きな機能に変更できるのはうれしいです。
液晶の下部はやや角度がついて飛び出ている仕様。指で押しこむと、液晶の上部が飛び出します。液晶部は上下のチルト可動が可能で、上方90度、下方10度まで調整ができます。
また、レンズの絞り値は通しでF2とかなり明るいため、NDフィルターが付属します。太陽の下で撮影するときは露出がオーバー気味になるので、NDフィルターを装備して撮影に挑めます。
さて、最後に撮影した写真のピントを変更してみます。初期状態だとアヒルのおもちゃにピントが合っています。背景はボケている状態ですね。
指で背景をタップしてみます。すると……
背景にピントが合い、しっかり観葉植物が確認できますね。また、アヒルはピントが外れてボケています。重要な撮影でも失敗しづらいカメラが欲しい人にはベストな1台ですね。
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