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Ingressも捗る? 自転車メーター『ストラーダ スマート』の万能感

2014年11月06日 18時15分更新

 健康維持のため、最寄り駅までの移動に活用されている方も多いかと思う自転車。最近はIngressのエージェント活動に活用されている方も多いようです。

 せっかく自転車に乗るなら、どれくらい走行したかは知りたいですよね? 最近は『Moves』のようなスマホ向けログアプリが多数出てきており、移動距離や走行時間、推定消費カロリーなどが手軽に計測できるようになりました。

 が、スマホを自転車のハンドルに装着して走行すると、万が一落車した際にスマホがとっても悲しいことになりそうで不安。さらに防水非対応のスマホでは、天候の急変化も気になります。

 ということで、今まではキャットアイの無線式サイクルメーター『CC-TR300TW』を愛用していた私。スピードとケイデンス(ペダル回転数)に加えて心拍計測にも対応する逸品です。しかし、旅行の際には「どのルートを走行した」という記録を残したいキモチもありました。

 そこで目にとまったのが、iPhoneとの接続に対応するBluetooth通信サイクルメーター『ストラーダ スマート』。これまでもiPhone側で走行を記録し、iPhoneで計測した数値をサイクルメーター側で表示するような製品はありました。

 『ストラーダ スマート』のスゴい部分は、“iPhoneを接続しなくても単体動作する”ところ。“センサーダイレクトモード”と名付けられたこのモードは、サイクルメーターとセンサーが直接通信するため動作にiPhoneは不要。まあ、これだけなら「別にフツーのサイクルメーターだよね」と思われがち。しかし、iPhoneとの通信も可能なのです! iPhoneと接続すると高度や走行ルートを細かく記録でき、単体動作時は長時間駆動が可能。さらにパワーメーターの『パワータップ』にも対応という万能感がステキ。

 ということで10月末に購入した『ストラーダ スマート』。短期間ではありますがインプレッションをお届けいたします。

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一体型のスピード&ケイデンスセンサー
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↑ケイデンス(回転数)センサー位置が見直され、位置修正回数が激減。これの進化点だけでも買う価値があります。
メール受信もお知らせ
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↑メールアドレスを登録すると、メール着信をアイコンで知らせてくれます。まあ、個人アドレス宛てにメールが全然来ないんですが。

 初期設定はものすごくカンタンで、自転車にセンサーを接続後にiPhoneで専用アプリを起動してペアリングするだけ。タイヤ周長などもアプリから入力できます。単体動作のセンサーダイレクトモードの初回設定も基本的にメニューボタンを次々に押すだけでお手軽です。

 iPhoneと通信する“ミラーモード”は、走行前にサイクルメーターをワンプッシュしてiPhoneアプリから「記録開始」アイコンを押すと計測開始。この操作後は、iPhoneはポケットにしまってオーケーです。ちなみにiPhone5sを汗や雨から守る防水袋は、コクヨのチャック付きポリ袋『クケ-507』が私のイチオシ。

他社製HRセンサーも使えました
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↑CEATEC 2014に出展していたキャットアイさんのブースで担当者を長時間拘束、他社製心拍センサーの対応状況をプライベート感丸出しで聞き出し、WahooのBlue HRセンサーを購入。

 走行時は“時速と現在時刻”もしくは“時速とケイデンス、心拍数”のどちらかのモードを表示したままかと思われます。私は長距離のサイクリングでは時刻、短時間走行ならケイデンスと心拍数表示といった使い分けです。まあ、自転車旅行では心拍センサーは持って行きませんが……。

 サイクリングを終えたらiPhoneアプリを起動して、ゴールフラッグのアイコンを押すと、走行記録をウェブサービスにアップロードできます。アップロードしたデータはブラウザー上で走行ルートや心拍数、速度などを細かく確認可能。激坂での自分のヘタれ具合も否応なく記録されます。

メイン画面
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↑サイクリング中はSTRADA SMARTの表示をチェックするので、あまり見る機会はあまりありません。
サイクリングのログ
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↑週末ごとの日課となりつつある、三浦半島一周コースもごらんのとおり地図で確認可能。
高度を確認
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↑iPhone接続時は高度も記録可能。松輪のエネオスまでの坂と葉山のアップダウンが確認できます。
速度を確認
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↑見たこともないような最高速度が出ていますが、50×26という乙女ギア装着の私は、こんな速度では走れません。エラーかしら?
心拍を確認
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↑心拍計を装着すると、高度とともに心拍数を確認可能。おっさんなので心拍数が全然上がりません。
月間走行距離
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↑10月末に購入したため、月間走行距離は少ないです。累積高度を稼ぐため、ヤビツ峠に通うしかないかしら。
STRADAにもアップ可能
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↑海外の著名サービス『STRAVA』にも計測データをアップ可能。パワーメーターがなくても推定パワーを確認できます。月間チャレンジも楽しげ。

 気になるiPhoneのバッテリー消費ですが「結構消費する」というのが実感。3~4時間のライドでiPhone5sのバッテリーが半分ほどになるため、丸一日の長距離ライドではモバイルバッテリーの携行が必須ですね。記録間隔を1分ごととか長めに設定できるといいのですが……。

 とはいえ、走行した記録を後から確認できるのは楽しく大満足。サイクリング趣味のiPhoneユーザーにイチオシの逸品です。

●関連サイト
キャットアイ(製品サイト)

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