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フリーランスエンジニアの仕事を支援する”プロシート”がfreee・Bizerと提携

2014年10月29日 08時00分更新

 シェアゼロが運営するフリーランスITエンジニア向けの仕事紹介サービス「PROsheet(プロシート)」は、2014年11月1日よりプロシートで稼働しているサービス利用者を対象にした、freee(フリー)やBizer(バイザー)との提携を発表した。

 プロシートで3カ月稼働すると、無償利用できるクーポン(freee年間費用9,800円とBizer月額利用料2,980円)が希望者に発行される仕組みだ。
 正社員と異なり、経理やオフィス、契約書作成といった間接的なコストがかかり、また税金などについて身近な相談相手がいないといったフリーランスが抱える悩みを福利厚生の一環として解決する。

フリーランスエンジニアの仕事を支援する"プロシート"がfreee・Bizerと連携

 プロシートは、エンジニア個人と企業をマッチングするサービスだ。フリーランスや独立したい人に対して、営業や交渉のストレスなく、最適なITの仕事を無料で紹介する。企業側にとっても、ピンポイントで必要なスキルが確保しやすく、即戦力となる人材が手軽に獲得できる。

 運営を行うシェアゼロは、もともとはベンチャー支援を行う会社として始まっており、プロシートでも福利厚生として「コワーキングスペース無償提供」を行うなど、フリーランスの抱える課題に対してマッチングのみとどまらないサポートを行っている。

■求められるスキルと仕事のマッチング

 プロシートがマッチングする仕事は、ただ隙間時間を埋めるだけのものではない。フリーランスの自立を支えるための、”貴重”な空き時間に”価値ある”仕事を提供するものとしている。

 シェアゼロ代表取締役の中川亮氏によれば、プロシートでは契約のベースが納品ではない、時間契約がほとんどだという。「通常の委託であれば、納品が終わるまで支払いの請求はできない。だが、得てして(納品は)簡単に終わるものではないため、時間契約で支払いをできるようにしている」

 契約での瑕疵担保責任はあるが、時間納品を守ることで仕事を受ける側としても収益が確保できるため、安定が見込める。バックアップがしっかりしていることで、仕事にも集中しやすくなるそうだ。

 そもそも契約をする際にも、プロシートでは契約書のチェックや疑問点の解決に手厚く相談にのっているという。法律関係の部分やノーと言えない部分をしっかりサポートし、リスクを伝えたうえでお互いが納得できる契約にすることが目的だ。

 10月からは、個人と企業の互いの登録情報に基づいてリアルタイムでリコメンドが行われ、その場でエントリーも可能になった。今回、11月から始まるフリーやバイザーとの提携によって、よりサービスインフラの補強が行われた形だ。

 現在はエンジニア中心のIT人材のみだが、将来はインターネットにかかわる人の支援としてクリエイターについても範囲を広げ、マッチングの解決を図る予定だという。

フリーランスエンジニアの仕事を支援する"プロシート"がfreee・Bizerと連携


■関連サイト
PROsheet(プロシート)
freee(フリー)
Bizer(バイザー)

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