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iMac Retina 5Kハンズオンレビュー 超絶解像度27インチ液晶の必然性を見た

2014年10月17日 17時28分更新

iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
画面は動画編集ソフト『FinalCut Pro』。ごくフツーに表示しているが、実は右のプレビュー画面はネイティブ4K。残りの1K部分に各種UIを表示している。4K液晶ではできない芸当だ。

 アップルが一部プレス向けに実機を公開。iMac Retina 5Kを早速、さわってきた。
 デザインも、厚みも、重量も、ポート配置も、”見た目”はすべてがこれまでのiMac 27インチモデルと同じ。

 そういう意味ではパッと見の新鮮味は薄いハズだけど、画面を見ると誰もが「なんだこれ!?」と思わずにいられないのが5Kという超高解像度液晶の凄さだ。
 写真を表示すれば、スーパークリスピーなパキッとした気持ちいい絵にうっとりできるし(しました)、ネイティブ4Kを表示したまま、周辺にツールを置いて編集作業する様子のデモには唖然とさせられた。ようするに、4K映像をつくるなら4K以上の解像度がないと話にならないよね、というわけだ。確かに。

 これだけの解像度となると当然相当強力なバックライトが必要になるし、液晶品質的にも高度な選別が必要だと思われるが、見た所、これまでのiMacと視野角や色味の面で大きな違いは感じられなかった(ただし、ハンズオン会場には旧iMacの展示はなかったが)。

iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
おなじみ、iMac Retina 5Kの製品ページのデモ。ただし、ホンモノの5Kで表示すると……恐ろしいほどキレイなのだ。
iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
ズームアウトして引ききったところ。この製品ページの演出自体もよくできてるし、よく思いついたものだなと思う。
iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
寄ってみたところ。圧縮の関係でパキッとした絵にはみえづらいが、唖然とするほどの高精細。目を近づければ芝生まで見える。

 ただただ、驚くほど写真のディテールが高精細。驚くほど、OSX Yosemite搭載のフォントがなめらか。ただし、実機の表示を写真に納めてはきたものの、このレベルになると相当な接写をしないと、比較した違いというのは納められないのが残念なところだ。

iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
従来からデザイン、配置はまったく変更のない背面ポート。ただし、ThunderboltはThunderbolt2に改められている。
iMac Retina 5K 27インチ ハンズオン
iMacといえばこの、薄い液晶のフチも特徴。エッジ部分は厚さ5ミリ。美しいですね。

 既報のとおり、旧iMac 27とのCPU性能以外の大事な差は、Thunderbolt端子が新たにThunderbolt2になっているところだ。このRetina 5Kモデルは25万8000円から。2Kモデルとのスタート価格差4.4万円。イマドキのパソコンの単体価格としてはなかなかのイイお値段ではあるけれど、Retinaモデルを買わないと後悔するなぁというのが率直な感想。

 価格的に勢いで買うのは躊躇するという人は、ぜひ店頭に並びだしたら実機を見てほしい。ある意味では、見ないほうがいいかもしれないけれど……おそらく、実機を見たら思いっきり欲しくなってしまうことは間違いないから。

●関連リンク
iMac Retina 5K製品情報ページ

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