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大人気のAndroid Wear『Moto360』でQi充電や文字盤編集を実機レビュー

2014年09月28日 14時00分更新

 ジワジワと新製品が発表されつつあるスマートウォッチ。Apple WATCHも十分魅力的な端末ではありますが、AndroidユーザーとしてはAndroid Wear搭載機種が気になるところ。日本では現在、LGエレクトロニクスの『G Watch』、サムスンの『Gear Live』が購入可能ですが“見た目”的な話になると、どうしてもあかぬけた感じはしません。

Moto360

 そこで注目されているのが、こちらのMoto360。

●まずは見た目をチェック!

Moto360
↑手前がMoto360。奥がG Watchです。下部が少し欠けていますが、ほぼ円形のディスプレーがグッときます。
Moto360
↑厚さを比較するとほとんど変わらず。Moto360にはハードウェアのパワーキーが備わっています。
Moto360
↑裏面。Moto360は心拍センサーを搭載していますが裏面はスッキリ。独特なラメふうの加工や輝く英字のスペック表記がまたカッコイイ。

 Moto360のもっとも目が引くのは、やはり正面の液晶ディスプレーです。既存機種の額縁部が割と太いのに対し、Moto360はかなりフレームレスに近い印象。時計を表示したときは本当に腕時計のように見えますし、通知などを表示させたときはテキストがセンタリングされます。

Moto360
↑Google Nowの“荷物”カードの表示。
Moto360
↑SmartNewsの通知表示。
Moto360
↑移動中なども時間や通知内容をすぐ確認できるのが魅力。歩きスマホはキケンですしね。

●ワイヤレス充電はQiを採用

 裏面の見た目もシンプルで美しいですが、気になるのは充電方法。Moto360はワイヤレス充電に対応しており、付属のスタンドを用います。充電台に置くと、自動的に90度回転し、現在のバッテリー残量と時間を表示します。

Moto360
↑充電台に置いた様子。残量は中央の数値と画面周囲の“弧”で表現されます。
Moto360
↑また充電中はスタンドの下部のLEDが点灯。充電前はここをしっかり確認しておきましょう。

 ちなみに、このワイヤレス充電機能は公式には明記されていませんがQiを採用している模様。編集部のパナソニックのチャージパッドにも反応していました。Android Wear製品は専用アダプターをつけないと充電できないものも多く、標準規格が備わっているというのは、それだけでグッと利便性がアップします。

 また、バッテリー持ちですが満タンの状態で午前9時から午後6時30分までの10時間弱使ってみたところ、残量は56%ほど。ちょうどイベント取材に出かけていて、現地から編集部に戻るときのナビゲーション、仕事のメールなどの通知受信(30通前後)および適宜内容確認や削除、Facebookメッセンジャーの受信・返信、天気や時間の確認に使ったので、個人的には使い倒した感はあり、非常に満足でした。

Moto360
↑家では付属のスタンド、職場では汎用のQiチャージャーを使えばチャージャーを持ち運ぶ必要はなくなる。
Moto360
↑取材から戻ってきたとき、残量は56%。あえて電池残量を気にせず使っていてこの結果だったのでかなり満足。

●独自アプリで時計盤をカスタマイズ

 Android Wearを使う際は、連携させるスマホに『Android Wear』アプリを入れる必要がありますが、Moto360はこれに加えてモトローラ純正の『Motorola Connect』を入れることで、表示出来る時計盤の編集や健康プロフィールの参照が可能です。

Moto360
↑Motorola Connect。

 試しに文字盤を変更してみたところ、現状ではプリインストールされている数種類の文字盤を最初に選び、背景色や針(もしくは数字部)の色を指定します。設定後は、Moto360を操作して、作成した文字盤に手動で変更します。

Moto360
↑今回は“レトログラード”という秒針が扇状に動く文字盤をカスタマイズ。背景を白から黒、秒針(アクセント)をエメラルド色に変えました。
Moto360
↑“更新”をタップすると、Moto360本機の方で再設定をするように促されます。このようなところまでしっかり日本語化されているのはさすがモトローラというところ。
Moto360
↑設定後の様子。しっかり色が変わっています。

 今回わずかな期間ですが、使用感は上々。今まで既存のAndroid Wearはすべてつけてきましたが、デザイン性、着けているときのファッション視点的な満足感は随一です。あえて難点をあげるとしたら、充電中・後は端末の温度が上がるのですぐつけるのは少々抵抗があるところや文字盤の編集がちょっと物足りないところ。

 なお文字盤編集に関しては、ソニーの『SmartWatch3』で搭載される予定の“最新のAndroid Wear”である程度改善される見込みもあり、Moto360にはそのアップデートが適用される予定です。

 残念ながら日本国内での発売は未定。米国でも品薄状態が続いており手に入れるのは相当難しいですが、お馴染みのEXPANSYS JAPANでも取り扱われており(こちらも記事作成時、在庫切れ)、チャンスがあればぜひ手に入れたい製品です。

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

●関連サイト
Moto360公式ページ(英文)
EXPANSYS JAPAN Moto360販売ページ

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