前回、ソフトクリームの老舗である日世を訪れたカオスコンビ。ソフトクリーム誕生の歴史やコーンの種類などを伺う。
そして今回は、待望のソフトクリームの試食です。
というわけで場所を移動。茨田さんに連れられテストキッチンと呼ばれるスペースへ。
ちなみにソフトクリームサーバーの原理はこんな感じ。
文字で工程を説明すると。
①電源を入れ原料をタンクに補給。
②コンプレッサーで冷媒ガスを気化した冷気で攪拌室を冷却。
③攪拌室が充分に冷えた後、足元のペダルを踏めばソフトクリームが出てくる。
と、こんな感じみたいです。
では、さっそく実演してもらいましょう。原料にはソフトクリームの素『生乳 ソフトサーブミックス』を使用します。
ソフトクリームサーバーのタンクに生乳ソフトサーブミックスを投入。
電源を入れてから10分ほどで攪拌室の冷却が完了。
せっかくなのでミズグチさんがソフトクリーム作りに挑戦することに。
茨田さんからコツを教わり、レッツトライ!
………………。ミズグチさん、会心の笑みでごまかしてますが、明らかにソフトクリームのねじれ方がおかしいですよ!
このあと茨田さんの作ったソフトクリームと比較してみると、その出来の悪さが一目瞭然。やはりもう少し練習したほうがいいみたいですね。
確かに、これではアカザーさんの言うとおりすぐポロリしちゃいそうです。が、そんなポロリ発言でミズグチさんの記憶の扉がオープン。
しかも2度って落としすぎですよ!
しかし、そんなトラウマにもなりそうな過去も、店員のナイスフォローで回避したとのこと。ミズグチ少年の心に深い傷が刻まれなくて良かったです。でも実はこのエピソード、たまたまのラッキー対応かと思いきや、さにあらず。
なんと、“美味しさ”と“楽しい思い出”を同時に提供していたんですね。たしかに“泣きながらソフトクリーム”とか、“怒りのソフトクリーム”といったシチュエーションは想像しにくいです。
しかし思い出話に夢中になり、今ごろ味の感想を言うミズグチさん。TVのバラエティーならレポーター失格ですね。
ふつうのソフトクリームを食べ終わったところで、今度はご当地ソフトの話題に。
ふたりの記憶に残っているご当地ソフトといえば……。
そんな感じで今や各地で見られるようになったご当地ソフトですが、実はその味をこのソフトクリームサーバーの“ブレンドシステム”で作れるとのこと。
まず手始めに、敏腕ブレンダー樋口さんにストロベリーフィリングを使った苺のソフトクリームをつくっていただきます。
慣れた手つきで、ソフトクリームとストロベリーフィリングをブレンド。
そして完成、ストロベリーソフト!
見るからにうまそうです!
しかもあれだけ事あるごとに「美味い、美味い」と言い続けてきた巨峰ソフトのトップの座まで奪うほどとは……。
日世のテストキッチンでは、このブレンドシステムを使って各地のご当地ソフトの商品開発をサポートしているとのこと。
例えば名産の苺などでご当地ソフトをつくる場合は、その苺は酸味が強いか甘味が強いかなど、その味の特性にあわせて乳脂肪分の異なる8週類の『生乳 ソフトサーブミックス』を用意、試食をしつつベストな配合量を決めて行くそうです。
あらゆる組み合わせでご当地素材と生乳 ソフトサーブミックスを何回もブレンドして試食、そこで見つかったベストな味わいがご当地ソフトとして商品化されているんですね。
さらに驚いたのは、このソフトクリームサーバーも自社開発だということ。
前回歴史の部分でも触れましたが、日世はアイスクリームミックスからコーン、さらにこのソフトクリームサーバーまですべて自社生産なんだそうです。
そしてここからは、ブレンドソフトのオンパレード。
どんだけ食べるんですか!というぐらい食べるおっさんふたり。ひと通り食べ終わったところで、最後に出てきたのはこの夏日世がもっともオススメするソフトクリーム『クリミア』!
さすが500円を超えるプレミアムソフトだけに、いつもの「ンまーー!」では済ませず、ちょっと気の利いたスイーツレビューです。やればできるじゃないですか。しかも概ね間違ってないみたいです。
なんか結局後編は食べてばっかりで終わちゃった感じですが、ミズグチさんにとってそうとう幸せな時間だったようです。
まだまだ残暑が厳しいですが、そんなときはソフトクリームで乗り切っては如何でしょう?
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●NISSEI(外部リンク)
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