女子高生といえばLINE、というイメージがありますが、実はTwitterも大人気。総務省の調査を見ると、Twitterの利用率は高校生のおよそ半数で、LINEと肩を並べています。なぜそんなにはまるのか、女子高生のTwitterをちょっと覗いてみましょう。
■「ふぁぼ」は「いいね!」の意味
オトナ界では、大事な情報や記憶しておきたいツイートを「お気に入り」にします。ブラウザのブックマークと同様の利用法です。
ところが、若者は「お気に入り」をFacebookで言うところの「いいね!」と同様の使い方をしています。呼び方も「ふぁぼ」です。「favorite(フェイバリット)」から来ているのでしょう。自分のツイートが「ふぁぼ」されると、「ふぁぼありがとー」と「リプ」したりします。えっ、「リプ」とは何かって? リプライのことです。「RT(リツイート)」も「りつい」と呼んだりします。「りつい」も「いいね!」のように、そのツイートを称賛するようなときに行われるので、「りついありがとー」となります。
■バトンのきっかけも「ふぁぼ」
質問への回答を回していく「バトン」は、もちろんTwitterでも楽しまれています。Twitterの場合は、「やります!」という呼びかけツイートを行ない、そのツイートを「ふぁぼ」や「RT」した人に対してコメントを返す、というパターンが多いようです。
■アカウントは用途別に持つ
メインのアカウント以外に、サブアカウント(複アカ)を複数持っている子が多く、「中学専用アカ」、「高校専用アカ」、「ゲーム専用アカ」など用途別に使い分けます。面倒な気がしますが、アカウントの切り替えは簡単にできるので、苦にならないようです。非公開アカウントと公開アカウントを使い分けている子もいます。
サブアカウントを作るには複数のメールアドレスが必要ですが、適当なメールアドレスで登録してしまっている子もいる模様。メールアドレス認証もいらないし、ユーザー名でログインできますからね。
■入学前にフォロー&フォロワー
女子中学生の活動がもっとも盛んになるのは、高校合格発表後の2~3月、そして入学後の4月です。高校の合格発表とともに、Twitterのプロフィールに入学する高校を書き込み、同じ高校に入学するアカウント同士でどんどん繋がります。高校の先輩とも繋がります。入学式では「Twitterで絡んだ○○だよ」、部活見学では「Twitterの○○先輩ですね」となり、新生活がスムーズにスタートします。
プロフィールに「304HR」と書いてあったら、「3年4組」という意味です。しっかり学歴を書き込むところは、mixiの自己紹介やプロフを思い出しますね。
■LINEのトーク画面をツイート
Twitterで知り合ったら、LINEでも繋がりたくなるのが中高生です。そうとなったら、自分のLINEアカウントを広めるために、QRコード画像をツイートします。LINEが未成年のID検索を制限しても負けません。
また、彼らはLINEのトーク画面をキャプチャしてTwitterに投稿します。友達からの嬉しいメッセージや楽しかった会話を、多くの人に見てもらいたいのです。LINEはクローズドなSNSだから人気が出たと言われていますが、若者には窮屈に感じられるときがあるのかもしれません。
■関連サイト
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