週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

iTunes Matchを使うなら! iTunesでの音楽管理をおさらい|Mac

 iTunes Matchを利用するなら、この機会にiTunesの管理を見直そう。リッピング時の音質改善やエンコード形式の選択、ライブラリの保存場所を知っておくことでより快適に楽しめる。

リッピング

リッピング中はマシンやドライブに負荷をかけない

 iTunesでのリッピング中は、CDドライブからのオーディオデータの読み込み、オーディオデータのエンコード(圧縮)、ファイルへのタグ情報やアートワークの埋め込みなど複数の作業が同時に実行される。

 そのため、作業中は可能な限り余分な負荷をかけないのが鉄則だ。また、CDドライブの設置もCDが床面と水平になるような安定した場所が望ましい。

itunesmatch_02

 最近のMacであればそれほど気にならないが、リッピング中にゲームをしたり、画像/映像を編集するなど極端な負荷がかかる作業はなるべく避ける。

エンコード

エンコードの設定変更でCDをいい音で保存する

 iTunesで一般的なCDをリッピングすると、AAC形式で取り込まれる。ただし、読み込み設定で変更すれば、非可逆圧縮形式のAAC/MP3、可逆圧縮形式のApple Lossless、非圧縮形式のAIFF/WAVの5種類から選べる。さらに、各エンコーダーによって、高音質(128kbps)やiTunes Plus(ステレオの場合は256kbps)といったビットレートも変更できる。

 非可逆圧縮形式は、高域のデータを削除して圧縮率を稼ぎ、容量を小さくしているため、復元しても元に戻らない。一方、非圧縮やデータを欠損させずに圧縮する可逆圧縮を選べば、容量は大きくなるが、取り込み時に音質を優先させられる。CDの音をよりよい状態で管理したいなら、AIFF、WAV、Apple Losslessを選ぼう。

 なお、iTunes Matchでマッチングした曲はAACに変換されてしまうが、ローカルで再生するぶんには恩恵を受けられる。

itunesmatch_02

 ライブラリ内の楽曲を選択した状態で、ファイルメニューから「情報を見る」を選ぶと、「情報」パネルが開く。「概要」パネルで種類(エンコード)、ビットレートを確認できる。

itunesmatch_02

 CDを読み込む際に立ち上がる「読み込み設定」パネルでエンコーダーの種類を、さらに「設定」メニューでビットレートを変更。

itunesmatch_02

 「設定」から「カスタム...」を選ぶと、ビットレートを細かく変更できる。ステレオビットレートやサンプルレートの値が大きくなるほど高音質になる。

 このほか、MacPeople9月号(7月29日発売)の「iTunes Match 徹底解剖」では、iTunes Matchのサービス解説からマッチング条件、困ったときのトラブル解決など、iTunes Matchに関するさまざまな検証をしました。さらに、「Spotify」や「Beats Music」など海外で人気の音楽ストリーミングサービスも紹介しています。

itunesmatch_01
itunes_match_01

 また、9月号の特集ラインアップはこのほかに、1.4GHzの低価格iMacレビュー、Photoshopで始める iOSアプリ開発入門、アプリ開発者のアイデア発想術を掲載しています。

MacPeople9月号は夏のモバイル大特集
MacPeople2014年9月号
Amazonで購入は表紙をクリック
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります