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ウェブ制作もクラウドの時代!? BiNDクラウドを使ってみた|いまどきWEB 01

2014年07月29日 12時30分更新

未更新サイトのプロモーション効果はマイナスでしかないのだ

 こんにちは、ライターの松下です。エンジニアの兄と会社を立ち上げて早13年。開発言語の入門書をつくったり、自動車メーカーやF1のサイトを構築したりしつつ、細々と経営しています。

 会社なので、期首には今期の目標を立てたりするのですが、そのひとつがウェブサイトのリニューアルです。10年ほど放置しっぱなしで、デザインも情報も古く、とても残念なのです。サイトはこちらです。

いまどきWEB第1回
懐かしのデザイン。当時は解像度800×600(SVGA)のディスプレーでも画面内に収まるサイズが主流だったのです。

 ウェブのお仕事をしているのに、これをさらしているのは、ヤバいですよね。でも、長年お付き合いのあるクライアントさんとは、SNSでもつながっているし、あえてウェブプロモーションしなくても困らないんですよね。

 まわりのフリーランスのライターさんや、制作プロダクションをみても、やっぱりサイトは放置気味。更新しているのはせいぜいブログくらい。日々の業務に忙殺され、自社サイトは後回しにしがちのようです。

 とはいえ、このままでいいわけがありません。

 たまにウェブ検索からのお問い合わせもあると、恥ずかしさでいっぱいになります。自分が依頼する立場だったら、このセンスの会社には頼まないもの。このままじゃ新規取引先の開拓は見込めません。これって経営の危機!?

 早急になんとかしなくては。

 でも、せっかくつくるならカッコいいデザインで、当然、最新技術もガンガン盛り込みたい!

 しかし、時間がない!!

 そこで、ソフトを使って構築しようといろいろ調べてみました。

最近はクラウドらしい

 昔、私が構築した時代はベタ書きするか市販のウェブ制作ソフトが主流で、「WYSIWYGで簡単に」みたいなのが謳い文句でした。でもいまは、ウェブベースで制作するクラウドの時代なんですね。まだ海外が中心のようですが、日本でもいくつかサービスがあるようです。

 クラウドにするメリットはおもに以下の3つがあげられます。

1. ソフトや機材の準備が不要
 ソフトのインストールの手間がかからず、登録すればすぐに使える。一般的なウェブ制作ソフトは重量級で、高いハードスペックを要求されるが、クラウドならハードディスクの残量やマシン性能を気にしなくても済む。

2. どのマシンからでも編集できる
 インターネットの接続環境とサービスによってはFlashなどが動作するウェブブラウザーがあれば、どこからでもログインして利用できる。

3. アップロードが不要
 最初からウェブ上で編集できるから、アップロードしたら「レイアウトが崩れてしまった」といったトラブルが起こらない。FTPツールも不要。もちろん公開用のサーバーを別に用意する必要がない。

 といった点が挙げられます。また、ソフトが更新されてもいちいちアップデートする必要がないのも便利ですね。

 今回は、そのなかから日本語で使えて、この夏新しくサービスが始まるクラウドウェブ『BiNDクラウド』を使ってみることにしました。

クラウドサービス『BiNDクラウド』を無料でお試し!

 デジタルステージの『BiNDクラウド』は、ウェブ制作ソフト『BiND for WebLiFE*』をほぼそのままクラウド化したサービス。『BiND for WebLiFE*』といえば、トレンドを取り入れた、デザインセンスの高いテンプレートに定評があります。バナー画像の編集ツール『SiGN Pro』、jQueryベースのスライドショーが作れる『SHiFT2』、ウェブフォントなども利用できるので、カスタマイズも自在。これは期待できそう!

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今夏正式リリース予定の『BiNDクラウド』。現在はベータ版を公開中で、エントリーコースのみ試用できる。

無料のエントリーコースに登録してみた

 『BiNDクラウド』には、エントリーコース(初年度無料、2年目518円/月)、独自ドメインやショッピングカートなどが使えるプロコース(3218円/月~)、20ライセンスまで利用できるビジネスコース(1万584円/月~)の3コースがあります。

 この料金には制作サービスだけでなく、サーバー代も含まれています。つまり、別途レンタルサーバーを借りて、ややこしい設定をしなくても済むのも魅力。

 まずは、無料のエントリーコースで使い勝手を試してみて、気に入ったらプロコースにアップして正式運用するのがいいでしょう。

テンプレートのセンスがいいから、ゴールが近い!

 さっそく会社のサイトをリニューアルするべく、ログインして新しいサイトを作ってみました。

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無料登録したIDとパスワードでログインして“BiND Cloudを起動”をクリック。

 BiNDクラウドを起動すると、最初にカテゴリーの選択画面が表示されます。とりあえず、基本の“BiNDサイト”をクリック。続いて、テンプレートの一覧が表示されます。

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通常のPCサイトには“BiNDサイト”を選択。ほかにモバイル専用サイト、FaceBookページ、オンラインショップ、WordPressのテーマなどのテンプレートが用意されている。
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テンプレート一覧。ベータ版では、ウェディング、サロン、民宿、アパレル、デザイン事務所、中規模の制作会社、グループの活動報告向けの7種類のテンプレートが選べる。

 プレビューを見ると、サイト全体の構成が確認できます。サロンや民宿を経営していなくても、ページのレイアウト構造がつくりたいデザインのイメージに近ければ、そのテンプレートを選べばいいでしょう。

 うちは2人だけの小さな会社ですが、中規模の制作会社向けのサイトというのを選びました。流行の縦スクロールで、企業サイトっぽいスッキリとしたデザインで、すでにカッコいいです。

いまどきWEB 01
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中規模の制作会社向けのテンプレート。4種類のカラーのバリエーションがある。

 画像とテキストを入れ替えるだけで、トップページができあがります。

 入れ替えた犬の写真もBiNDクラウドの素材を使いました。背景画像やアイコンパーツも豊富に用意されているので、ノープラン、素材などの準備なしでも大丈夫。

 予想してたよりもずっとレスポンスがよく、サクサクっと編集が進みます。動作が軽くて安定感があり、ノートPCでも余裕。これはぜひ体感していただきたい。

 今回、登録開始から1時間弱でつくった即席のトップページが、こちら。

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アングラ臭ただよう以前のHPに比べると、ぐんと企業サイトらしくなりました。お仕事を受けるやる気がありそうです。信頼できそうです。

デザイン性の高さと編集のしやすさは両立する

 簡単に短時間で仕上がるのは、テンプレートに、企業サイトに必要な要素がきちんと盛り込まれているおかげ。どこに何の要素があるのかわかりやすく、編集しやすいということは、サイトの訪問者に対しても親切なデザインといえます。
 この実用性の高いテンプレートと、高度な編集機能については、また次回に詳しくご紹介します!

※サンプルサイトはこちらで見ることができます。

いまどきWEB 松下 典子(編集者、ライター)
パソコン雑誌編集者をへて、2000年に有限会社オフィス加減を設立。おもにIT関連書籍・雑誌の企画・編集・ライターとして、週刊アスキーなどで活動中。

 

提供:デジタルステージ

■関連サイト
BiND Cloud

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