IT業界人を中心に、普及率が高まりまくっているAndroid Wear。新ジャンルのガジェットのためか、日々増え続けるアプリの幅がガンガン広がっているというのが特徴です。
ユーザーとしてはウレシイことなのですが、アプリを探したり試したりするのがかなり面倒なんですよね。
そんなこともあろうか、私、ハード松村がAndroid Wear発売日から新しいアプリを見つけては試しまくってみました。7月17日現在、試したアプリは140本。そのなかでも“これは入れた方がいいかも！”というアプリをジャンルごとにご紹介。
まずはじめは、システム系のアプリ10本です。
いつでもどこでもアプリ一覧を呼び出せるアプリランチャー
Wear Mini Launcher
スワイプ動作一発でアプリランチャーが開いてしまう、まず初めにインストールすべき1本。
Android Wearを使っていてイラッとするのが、アプリを開く動作。通常の方法ですと、時計をタップ、音声入力になったら上にスワイプ、いちばん下までスクロール、“開始…”をタップ、という4つの操作が必要なんです。
ところがランチャーアプリを使うと、“画面の左上から右側にスワイプ”だけでオーケー。しかも、どんな画面からでも開くのも秀逸。時計や設定画面、ほかのアプリが動いていてもスワイプだけで開きます。
アプリアイコンが2列になっているので、たくさんインストールしても探しやすいのも◎。明るさ調整もカンタンにできます。
正直、なんで標準機能になっていないのかが不思議なくらい便利です。
人気のウェブサービスがWearに対応
IFTTT
あらゆる情報をAndroid Wearに!
IFTTTは“スマホで写真を撮影”したら“Android Wearに送る”や“Foursquareでチェックイン”したら“現在地をツイートする”というように、“●○”したら“■□”するという組み合わせ（レシピ）を自在につくれるウェブサービス。カンタンな内容なら、アプリをつくるよりも遙かにカンタンというのもいいですね。
ほかの人がつくったレシピが公開されているので、便利なレシピをじゃんじゃん使いまくるだけなのもオーケー。
Android Wear用のレシピとしては、“Instagramの画像をWearで開く”とか“天気が悪そうなら通知する”とか、“現在地を指定したアドレスにメールする”といった、まだまだカンタンなものですが、かなりのポテンシャルを秘めていると思います。
スマホとWearのバッテリー残量チェッカー
Wear Life
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| 腕時計の電池残量。 |
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| スマホの電池残量。 |
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小型デバイスの生命線とも言えるバッテリー残量のアラートを表示してくれます。Android Wearのバッテリー残量が10％を切ると、スマホ側に通知がくる仕組み。バッテリーが尽きる前にコンセントを探しましょう。ほかにも、Android Wearからスマホのバッテリー残量を確認できる機能もついてます。
本来、“Android Wearが通知される側”なのですが、このアプリでは通知する側とされる側が逆の立場になっているのがちょっと変わってます。
“10時ちょうど”など時報的なタイミングを震えて知らせる
Hourly Chime for Wear
毎時零分零秒の正時（5時ちょうど、10時ちょうどなど）を、バイブレーションで教えてくれる。バイブレーションのパターン変更や深夜には震えない設定も可能です。
腕時計では一般的な機能ですが、標準では搭載されてないのでこういったアプリは便利かも。
基本的に腕時計をしたことがない人生でしたが、なにかに没頭していても時間の間隔がわかるのはいいもんですね。音が鳴るわけでもなく、ブルッとふるえるだけなのでイラッとすることもなさそう。
スマホのマナーモードをWearから変更
Ringtone Remote
ペアリングしているスマホのマナーモードをAndroid Wearから変更できます。選べるモードは“ノーマル”と“バイブレーターモード”、“サイレント”の3種類。カバンのなかにスマホを入れっぱなしでも手元で変更できるので、鳴り続けてアタフタしなくても静かにできるのはいいですね。
机の上でスマホが埋もれても見つけられる
Wear is my phone
机の上を片付けられない方、必見。ペアリングしたスマホのサウンドやバイブレーションを使って、スマホを探せるアプリです。Bluetoothの届く範囲であれば、動作しますので、隣の部屋にあっても気がつくかも。音だけでも良さそうですが、オフィスでずっと着信音的な音を鳴らすわけにもいかないですし……。
どうでもいいことですが、アプリ名“Where”と“Wear”とかけていることに、しばらく気がつきませんでした。作者の方、ごめんなさい。
スマホを忘れそうになると教えてくれる
Android Wear Find My Phone
飲食店や会議室などでスマホを忘れたことありませんか? わたしは2回忘れて2回とも戻ってきました。日本は良い国だと思います。でも、人の良心に頼ってばかりじゃいけません。
Bluetoothのペアリングが切れると、ブルッと震えて「スマホを忘れたかも!」と知らせてくれます。トイレに行ったぐらいでも反応することもありますが、忘れるよりはよっぽどいいです。
このアプリにも、スマホから音を出して探す機能が付いていますが、スマホを震わせる機能は非搭載。今後はできるようになるかも。
赤ちゃんがさわってもロック解除できない
Baby Time: Android Wear Lock
上スワイプ2回、下スワイプ2回という、ジェスチャー操作での画面をロックする“だけ”のアプリ。
Android Wearは腕に付けるタイプなので、不意に触ってしまって誤動作することはほとんどありません。しかし赤ちゃんをあやすときなど、意図せずに触られてしまって、ウェブサイトを開いたり、へんなメールを勝手に送ってしまう可能性もないわけではありません。そこで画面ロックのアプリの出番というわけです。
試してはいませんが、満員電車でも誤動作するかもしれませんし、日本では意外とアリなアプリかも。
起き続けなければいけない方へ
Wear - Stay Awake
徹夜仕事や終わらない会議、長めの電車など、起き続けていなければ行けない場合に使うタイマー。1分～20分間隔で定期的にAndroid Wearがバイブレーションで震えることで居眠りを防止しようというもの。
使ってみましたが、ちょっとバイブが弱くて短くて単調でした。作者は車のドライバーの居眠り防止が目的とありましたが、さすがに命に関わるのでそこまで信頼していいものか……。
超簡易的懐中電灯
FlashLight Wear
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| こちらはオフ。 |
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| オンにすると真っ白に。 |
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Android Wearの画面を全面白にすることで、小さな懐中電灯として使えるようにするもの。真っ暗な状態ならそれなりに使えますが、画面という性質上遠くは照らせません。
スマホのフラッシュをリモートでオン/オフできる機能もあれば、便利に使えそうなので次回作に期待したいです。
以上10本です。最後は、これシステム系(?)というアプリもありましたが……。もっと根幹に関わるアプリの登場にも期待したいですね。
次回は、ツール編として10本をお届けします。おたのしみに。
