読者参加型ウェブ小説という新プロジェクトが、ニコニコチャンネルで 7/25(金) 0時00分 よりスタートする。その名も3D小説 『bell』(無料)。現実世界と同じ時間軸で進む“最悪の結末が予定された小説”の筋書きを、仕組まれた謎を解くことで回避し、未来を変え、幸せな結末へと導くというもの。謎はそれぞれの読者が見つけるだけではなく、ときにはほかの読者と協力して解き明かす必要がある。出現する謎が制限時間内に解けなければ、“彼女”のバッドエンドは避けられない。
この3D小説『bell』は、KADOKAWA富士見書房BC×ドワンゴ×グループSNEが全力で届ける、日本全国を巻き込んだリアルタイム謎解きイベントだ。小説を執筆していくのは、小説家 河野裕氏と河端ジュン一氏。本日公開されたニコニコチャンネル内のブログでは、カウントダウンタイマーが設置されている。
■3D小説『bell』への参加五則
1.物語は7/25(金) 0時00分から始まります。
2.これは、“読者たち”が“絶望の中にいる少女”を救う物語です。少女を救う意志と情熱を持つ読者=あなたの参加をお待ちしております。
3.現実と作中の時間はリンクしています。主人公が8月1日にピンチを迎えるなら、読者のみなさんは8月1日までにその問題を解決しなければなりません。
4.ひとりの読者=あなたが、物語を変えます。たったひとりでも問題を解決すれば、物語は先へと進んでいきます。あなたは積極的に現実で動き回ってもいいし、インターネットにアイデアをかき込むだけでもいい。あるいは応援しながら、物語をただ眺めているだけでもいいのです。
5.ルールは明示されません。次になにをすればいいのか、どうすれば同じ時間軸を生きる主人公とコンタクトを取れるのか。その方法は、あなたが物語を読み、想像し、自ら見つけ出さなければならないのです。
そんななか、週アス編集部に、プロジェクト制作者の少年ロケットから、2通のメッセージカードが届けられた。え……これは……何……?
中を開いてみると、主人公の“久瀬くん”宛に送られた女性からのメッセージカードだった。どちらも季節に見合わないクリスマスカード。しかも、ひとつは一度バラバラに切ったたものをテープで貼り合わせた跡が……。
↑届けられた2枚のメッセージカード(ピアノが描かれたものはカバー)。どうやら“佐倉みさき”さんが書いたと思わしきメッセージだ。(画像をクリックで拡大) |
なんだかこわかったので、近くにいた世界の山さんに「女性からメッセージが届いたよ」とだけ言って渡してみることにした。
↑突然送られてきたカードを、そのまま何も知らない人に突然リリースだぜ。 |
女性からというキーワードが効いたのか、「え~なんですかぁ~?」と笑顔でメッセージを開く世界の山さん。
「う、うわぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「女性のマジリアル電話番号が載ってるじゃないすか!! しかも、お、お電話くださいって書いてあるじゃないすか!!」
そう言うや否や電話をかけはじめる世界の山さん。メッセージが切り裂かれていることや他人宛であることなど、小さいことは全く気にもとめていないようだ。ピュアな青年というのは時として恐ろしい。
↑そのカード、一度めっちゃ切り裂かれてるよ? |
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「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
↑……え? |
「くぁwせdrftgyふじこlp……!?」
↑山さん! どうしたの!! 誰なの? 誰に繋がったの? |
しばらく固まったあと、電話を切るでもなく、ふるえる手でスマホを見てはまた耳にあてる世界の山さん。電話口からボソボソと話す誰かの声がもれ聞こえてくる……いったい電話の相手とは誰なのか……。
この不思議な電話に興味のある人は、必ずメッセージカードに目をとおした上で、謎の番号に電話をかけてみよう。2度と体験できない、この夏のゾクゾクする『bell』のリアルゲームの世界を、ちょっぴり覗き込むことになりそうだ。
(このあと、筆者も電話をかけて山さんと同じ顔をしました)
■関連サイト
3D小説『bell』公式サイト
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