7月1日発売号では、有名な定番ソフトから、キラリと光る個性的なソフトまで、使えるフリーソフトを大特集。決定版大特集とした全14ページの特集中から、“世界の”といえばアノ人が登場する企画をお届け!
今回のテーマ 音楽・動画再生
『 Windows Media Player』や、iOSデバイスに必須の『iTunes』があるのに、なぜ世界の山さんは別のプレーヤーソフトを使うのか。その魅力をうかがいました。
↑今回のゲスト“世界の山さん”(写真右)と聞き手の大佐藤。 |
大佐藤(以下:大) 音楽や動画の再生なら、ウィンドウズ標準ソフトやiTunesでもできますよね。なぜ、ほかのプレーヤーソフトを使うのですか?
世界の山さん(以下:山) たぶん、ボクが古い人間なんです。今どきのソフトはファイルを意識せずにデータ管理できますが、ボクは自分で管理したい派。ライブラリーへの登録だとかいって、勝手にファイルを移動されたりしたくないんです。もちろん、操作に気を付ければそんなこともないんでしょうけど、それなら管理機能はいらない、と。
大 それで、なるべくシンプルなプレーヤーソフトを使ってるわけですね。たとえばこの『Qonoha』は見た目がすっごくシンプルですよね。
スキン対応で見た目も好みに
Qonoha
●one92 ●http://hp.vector.co.jp/authors/VA032094/
↑シンプルな外見ながら、機能の充実したプレーヤー。音程はそのままに、再生速度を変えられるのが便利。 |
山 それでも機能は豊富なんですよ。区間リピートや再生速度変更、コントラストや明るさを変更できるカラー設定など、ほかのプレーヤーではないような機能まであります。純粋にファイルを再生して楽しむのであれば、なんの不満もないです。
大 しかもスキンに対応して見た目も変えられる……となれば、凝り性な人にピッタリですね。
山 再生に特化してるソフトでいえば、『Media Player Classic - Home Cinema』もメジャーです。起動で待たされることもないし、別途コーデックをインストールしなくても、大抵のファイルが再生できます。
軽量動作の定番プレーヤー
Media Player Classic - Home Cinema
●MPC-HC Team ●http://sourceforge.jp/projects/sfnet_mpc-hc/
↑別途コーデックをインストールしなくても、再生できる動画が多い。機能はもちろんオプションも豊富。 |
大 MPCは以前使ってました。当時PCが非力だったこともあって、どんどん重たくなっていくプレーヤーソフトに嫌気がさしてたもので。ただ、機能も設定もとても多くて、使いこなせていたかは微妙ですけど。
山 ほかに使うのは、音楽に特化したソフトですね。『MusicBee』はリッピングができるうえ、タグ編集機能が強力なので、手持ちのCDをファイル化したいときに便利です。
勝手にファイルを
いじられたくないから
管理機能はいらないんです
↑アツくろくろを回す世界の山さん。“音にこだわりたい”といつもはクールな彼がホットに語った。 |
リッピングから音楽管理まで
MusicBee
●Steven Mayall ●http://getmusicbee.com/
↑再生だけでなく、CDリッピングやネットラジオにまで対応。ASIOドライバーによる高音質再生も可能。 |
大 特殊な機能といえば『Okoshiyasu2』でしょうか? シンプルなインターフェースで再生や巻き戻し、区間リピートなんかをキー操作で行なえるので、文字起こしに最高です。再生速度も自由に変えられますしね。
自動巻き戻しが地味に便利
Okoshiyasu2
●Mojo ●http://www12.plala.or.jp/mojo/
↑文字起こしに特化。0.5~4倍まで変えられる再生速度や、一時停止などでの自動巻き戻しが便利。 |
山 仕事柄、インタビュー記事を書くときに必須ですか?
大 ええ、まさに今からこれを使う勢いです!(笑)
メディアの管理を自分で行なうというのは、古くからのPCユーザーなら自然なこと。再生さえできればいいんです!
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