ドコモ、ソフトバンクに続き、auも新料金プランを発表しました。3社いずれも通話料定額プランを軸とし、データ定額プランを使用容量に応じて選択する仕組みとなっています。
そこで、3社の新料金プランを比較し、最もお得なキャリアを探してみました。
■料金に大差はなし! データ容量ではソフトバンクが優位
まずは、単身の2年新規契約で、毎月5GB程度を利用するユーザーを想定。
3社とも毎月の支払額に違いはありません。長期割引や25歳以下、auスマートバリューなど、各社が用意するオプションやキャンペーンを加えることで金額に差が生まれることになります。
ですが、データ容量の視点で考えると、ソフトバンクが一歩有利。余ったデータ量を翌月に繰り越せる“データくりこし”があるので、他の2社に比べてお得と言えます。
■子回線の契約形態が違うauが割高
次に、4人家族での利用を想定。データの使用量は計10GBとし、親回線のデータ容量を子回線がシェアするプランで比較。
今回のケースではauが最も高い結果となりました。
auの“電話カケ放題プラン”と“データ定額”は合わせて契約する必要があるため、データ定額2(2GB)とデータ定額3(3GB)を組み合わせたプランが最安値となります。ドコモとソフトバンクが子回線を540円のデータシェアプランで持てるのに対し、auは3780円からとなるため、このような価格差が生まれています。そのかわりに、親回線は2社に比べて安いプランを選択でき、家族間でデータを贈れる“データギフト”も無料となっています。
今回のケースではauが割高となりましたが、家族形態や月々のデータ利用量、また、オプションやキャンペーンの適用によってもお得度が変わってきます。個人あるいは家族のデータ容量を把握して最適なプランを模索することが必須と言えそうです。
(2014年6月26日12時追記:記事初出時、“データ定額”についての計算に誤りがありました。読者の皆様・関係者の皆様に、大変ご迷惑をお掛け致しましたことを、深くお詫び申し上げます。)
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