週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Android Wear、Google Glassは? 現地から予想をお届け:Google I/O 2014

2014年06月25日 12時00分更新

 Google最大の開発者イベント“Google I/O 2014”が、2014年6月25日、26日(現地時間)にサンフランシスコのモスコーンセンターで開催される。日本時間で26日午前1時より基調講演が行なわれ、基調講演も含めて多くのプラグラムセッションはライブ配信も行なわれる。

Google I/O 2014

 今年は週刊アスキーも現地入りして、取材をお届けします。さっそく前日の会場へ入り、プレスパスをゲットした。おみやげはTシャツとスクリューボトル。今年は何が発表されるか今からワクワクしている。

Google I/O 2014

 昨年はAndroidの新バージョンと新型の『Nexus7』が発表されると予想されたが、この場では発表されずガジェットは出なかったが、今年はスマートウォッチ“Android Wear”の登場は間違いないと思われる。すでに発表されモトローラとLGが開発を行なっており、Google I/Oの公式ページにもアプリ開発を促す画像がしっかりと表示されている。

 Android Wearの詳細が発表されれば、それに付随するサービスもいっしょに出てくる可能性が高い。もちろんフィットネス系、ヘルスケア系のサービスは間違いなく登場するだろう。アップルもWWDCでサービス発表したように、旬な分野だ。それに加えて、“Google Now”を取り入れたプッシュ系の情報、位置情報サービスとの連携には期待だ。Gメールや行動履歴から情報を集め、最適な情報をプッシュ配信してくれるGoogle Nowとは相性が抜群にいい。個人的にはWearは時計型だけじゃなく、アクセサリー型なども登場してほしいと思っている。あとはスタンドアロンで通信できるものだとなおうれしい。

Google I/O 2014

 Wearの発表はあっても、今年も新しいNexusシリーズの発表はないと予想。Wearのように新機軸のガジェットは発表があっても、継続シリーズの新製品は、よほどAndroid自体のメジャーバージョンアップがない限り、この場ではないのではないか。Android 4.5もしくは5の発表とともに、2013年と同じよう新Nexusシリーズの発表とともに別の形で行なわれる気がする。会場前にはインテル入ってるドロイドくんもお出迎え。

Google I/O 2014

 日本語の製品ページもできて盛り上がる『Google Glass』の新しい発表はあるでしょうか。デザインのマイナーチェンジなどもあったものの、一般向けに販売するにはまだまだ価格が高い、あくまでもベータ版として、デベロッパー向けのものとなる。ただし、Google I/Oのパス受け渡しが行なわれた前日の会場はGoogle Glassのデモ一色でした。ゴルフのスイングやバスケットのショットの精度を図るアプリ。またプロトタイプの展示が行なわれていた。きっと新しい発表があるでしょう。ここはコンシューマーとしては新型や低価格モデルにも期待。

Google I/O 2014
Google I/O 2014

 2013年大きなバージョンがあったGoogleマップは今後もまだまだ大きなトピックがあると思われる。特に高精細衛星画像の企業Skyboxの買収など、自動車製造メーカーも数多く参加するAndroid車載システムとも大きく関わる発表があるのではないか。I/Oの公式ページにも地図が関係ありそうなページレイアウトを見つけられるのも、非常に重要な分野としている理由になりそうだ。車載向けは、APIも公開されたNestの動向も注目だ。

Google I/O 2014

 昨年もGoogle Playでマルチプレーなどの発表があったが、引き続きゲームは重要な分野だ。ゲームでの新サービス発表はあるか。かなり希望的な予想だが、考えられるのは昨今、PS4やXbox Oneにも導入されたゲーム動画のシェアだ。ゲームの実況や攻略はYouTubeでもニコニコ動画でも人気の高いコンテンツだ。任天堂もYouTubeで自社コンテンツの動画共有また、それに伴う広告費をユーザーに還元すると発表があった。著作権の問題は引き続き課題も多い。AndroidまたChromeブラウザーでゲームを簡単に動画共有できる仕組みの発表はないだろうか。

(2014年6月25日14時42分追記:記事初出時に誤字がありました。お詫びして訂正します。)

■関連サイト
Google I/O 2014

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります