レノボは6月24日、同社が掲げる“PC+”に対応した新世代のThinkPadケースを一挙に15製品発表しました。6月27日(金)より、同社のサイトなどで販売開始予定です。
“ThinkPad”といえば、レノボの大和研究所が開発している、質実剛健なビジネス用ノートPC&タブレットが冠するブランドネームです。そんなThinkPadやThinkCentre(デスクトップ系)向けに用意された周辺機器には、“Think”ブランドが冠されています。
有名どころでは、『ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード』(関連記事)などがそうです。そんなThinkPadブランドの周辺機器は現在、約300アイテムほどあるそうです。
↑日本のThinkPadファンの要望から製品化したというBluetoothキーボード。発売開始から1年で1万5000個を突破したそう。その7割以上を日本ユーザーが購入しているとのこと。
こうした周辺機器(ハードウェア)とは別に、“ThinkPad”印のケース類がラインアップされてるってご存じでしたか? 最近だと『ThinkPad Premiumケース』なんてのがありましたが(関連記事)、ほかにも昔からいろいろと提供されてきました。
↑筆者の懐かしの私物。製品名もなにもわかりませんが、赤いポッチはThinkPadの証し。たしか10年以上前(おぼろげ)、アキバのニッシンパルで購入しました。まだIBM時代のもの。
実は、こうしたアクセサリーを実直にいろいろと提供しているPCメーカーっていまや稀少な存在なんですよね。そのへんもThinkPadファンのささやかな欲求を上手に満たしているなあと個人的には思います。というわけで、前置きが長くなりましたが、新しいバッグのラインアップをドドッと紹介していきます!
■プロフェッショナルケースシリーズ4製品
このシリーズは、ThinkPadをビジネスで利用している従来のコアユーザーをイメージしたモデルです。PCを収納する区画は、ハンモックのような吊り構造の底をもち、カバンを置いたときなどの直接的な衝撃を抑えられるようなデザインになっているのが特徴です。
↑朱色の底がハンモック構造になっている(左)。伝わりにくそうだったので、説明用イメージを用意してみましたが(右)、うーん失敗……? 要するに、ノートが底につかずに宙づりになっているということで。
サイズはすべて15.6インチWide(380.6×270×36.6mm)までのThinkPadに対応。また、ローラーケースの持ち手に通せるベルトもあります。
ThinkPad プロフェッショナル・バックパック
7020円
↑充実のポケット類。腰の部分にはパスポートなどをしまうのに便利な隠しポケットがある。また、写真にはないが、持ち手のところにも小さなポケットがあり、メガネやスマホなどをしまえ、これまた便利。
↑TSA(アメリカ国土安全省の運輸保安庁)基準を満たすために、パックが大きく2つに開く構造。PCとタブレットが両サイドに振り分けられる設計になっており、空港などのセキュリティーチェック時にガバッと開いて検査機を通すことで、PCとタブレットが重なって表示されないようになっている。検査機の前であたふたしなくて済むというわけ。
ThinkPad プロフェッショナル・トップロードケース
7020円
↑オーソドックスなブリーフケース。容量大きめなタイプ。TSA基準を満たすアジの開き構造。PC用ポケットの底はハンモック式。
ThinkPad プロフェッショナル・スリムトップロードケース
5940円
↑トップロードケースのスリム版。開き構造ではないが、PC用ポケットの底はハンモック式。
ThinkPad プロフェッショナル・ローラーケース
1万6200円
↑コロコロ付きのケース。サイズは550×350×230mmで飛行機内に持ち込み可能。重量は3.21kg。車輪は4輪とも360度回転可能。
↑取っ手部分にバックパックやトップロードケース、スリムトップロードケースを取り付けられる。
↑3日ぶんの衣服が収納可能。PCやタブレットは外側のポケットに。
■エッセンシャルケースシリーズ2製品
このシリーズは、手軽に使えるエントリーモデル。軽量かつ耐久性のある素材を採用。PCの格納区画はクッション性のある素材でつくられています。サイズは両者とも15.6インチWide(380.6×270×36.6mm)までのThinkPadに対応。
ThinkPad エッセンシャル・バックパック
4860円
↑外側のジッパーを開けると、ポケットやペンホルダー、名刺ホルダーがある。前面の下には、ACアダプターなどを収納可能なポケット。側面にはメッシュ性のボトルホルダー、腰の部分にはセキュリティーポケットも。
ThinkPad エッセンシャル・トップロードケース
3780円
↑軽量なエントリーバッグ。前面の下には、ACアダプターなどを収納可能。
↑前出のローラーケースのハンドルを通すベルトが背面にある。
■ウルトラケースシリーズ2製品
210デニールのダブルリブストップナイロンと一部本革を使用したファッション性のあるバッグ。PCの格納区画はクッション性のある素材。タブレット収納用のポケットもあります。
ThinkPad ウルトラ・メッセンジャーバッグ
1万800円
↑14.1インチWide(346×255×36mm)までのThinkPadに対応したメッセンジャーバッグ。
↑ドイツのデザインコンテスト、2014 レッドドット デザインアワードを受賞した製品とのこと。
ThinkPad ウルトラ・バックパック
1万800円
↑15.6インチWide(380.6×270×36.6mm)までのThinkPadに対応したファッション性の高いバックパック。腰の部分にはセキュリティーポケットがある。
■カジュアルケースシリーズ4製品
男女を問わないカジュアルデザインのシリーズ。高品質で柔らかな綾織り生地を使用。15.6インチWide(380.6×270×36.6mm)までのThinkPadに対応します。
ThinkPad カジュアル・バックパック
7560円
↑柔らかく耐久性のあるショルダーストラップとハンドルを備える。バックルなどの金具はガンメタル色。カバンの口は巾着式で、ヒモにより閉じる。PCの格納区画はクッション性のある素材。タブレット収納用のポケットも。
ThinkPad カジュアル・トップロードケース
7020円
↑ブリーフケースタイプのバッグ。手持ち、肩掛けと2パターンで持ち運び可能。内部はビビットなオレンジ色。
ThinkPad カジュアル・トートバッグ
7020円
↑トートバッグタイプ。レノボ社内で事前にとったアンケートではイチバン人気だったとか。
ThinkPad カジュアル・メッセンジャーバッグ
7020円
↑メッセンジャーバッグタイプ。内部のポケットにはスマホやペンを効率的に収納可能。
■アクティブケースシリーズ2製品
トラックポイントの“赤”を基調にした鮮やかなモデル。軽量で撥水加工を施した(防水加工ではない)、耐久性のあるナイロン素材を使用。15.6インチWide(380.6×270×36.6mm)までのThinkPadに対応します。
ThinkPad アクティブ・バックパック ラージサイズ
7560円
↑26.5リッターモデル。手前の大きく開く収納部には、ペンなど細かいものが収納可能なポケットを備える。側面ポケットにはペットボトルなどが収納可能。
ThinkPad アクティブ・バックパック ミディアムサイズ
5400円
↑20リッターモデル。前面には小物を手軽にしまえる収納ポケット。側面ポケットにはペットボトルなどが収納可能。
■エグゼクティブシリーズ1製品
本革を一部に使用した高級タイプ。バッグの外側は黒の革とガンメタル色の金具を使用し、内側はソフトな素材で高品質に仕上げています。
ThinkPad エグゼクティブ・レザーケース
1万800円
↑14.1インチWide(351 x 263 x 36.4mm)までのThinkPadに対応する。また、背面には前出のローラーケースのハンドルを通すベルトも備える。
↑ケースの前面やフタ、ショルダーストラップの一部に革を使用。
以上、15製品を一気に見てきました。全体的な印象としては、ごつくなくて、柔らか軽やかな感じですね。それにしても15製品って……。プロユーザーから若手社員、パーソナルユーザー、カジュアルユーザー、アクティブユーザー、そしてエグゼクティブユーザーとさまざまなセグメンテーションを想定し、各ユーザー向けにバッグを用意したらこういうことになったようです。
個人的には、荷物持ちなので『プロフェッショナル・バックパック』と『ローラーケース』のコンボがいいかなあと。ちょいとカジュアルな『ウルトラ・メッセンジャーバッグ』や『カジュアル・トートバッグ』も気になりました。
アクセサリー関係を担当するプロダクトマネージャーの上野さんによれば、ポイントはPCとタブレットを収納できるポケットをそれぞれ用意している点。そして軽量で、価格的にも低価格に抑えられている点をアピールしてくれました。
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■関連サイト
レノボ・ジャパン
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