2013年06月25日11時00分

レノボ、待望の『ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード』を発売

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ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

 レノボは6月25日、『ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード』を発売した。CES2013などで『ThinkPad Bluetooth Keyboard with Trackpoint』としてお披露目、発売を予告していたもの。

 いやホント、全国のトラックポイントファンのみなさま、お待たせしました!という感じです。『ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード』!(名前が変わったので連呼してみました) 6月25日より発売開始で、実売価格は1万4000円前後です。

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑実にコンパクトなつくり。右Altなどは小さいですが、だいたいフルサイズ。
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードの裏面
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑スタンドは左右に開いて立てる形。ThinkPad USB トラックポイントキーボードは下から上に立てる形だったので、細かく変わってます。


 特徴は見たままですが、歴代のThinkPadが伝統的に採用してきた“トラックポイント”(マウスカーソル操作や画面スクロール操作などに使える、赤いスティック状のポインティングデバイス)を備えた“ワイヤレス”キーボード、です。これまでも、USB接続の別売キーボードは存在しましたが、ワイヤレスは史上初!

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードの右側面
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑スイッチが右上に。Bluetoothでペアリングするときは、このスイッチを軽くスライド。


「ただワイヤレスにしただけじゃん」と思うなかれ。「簡単だと思っていたら、実は意外に苦労しました」と明かしてくれたのは、製品開発を統括したレノボ・ジャパン製品事業部/ソフトウェア&ペリフェラル プロダクトマネージャー 上野達也氏。「そのままだとトラックポイントがけっこう電力を消費してしまうことがわかりました。バッテリー駆動のためには、スリープに入る仕組みをイチからつくる必要がありました」と言います。

 ベースは、ThinkPad T430Uのキーボード。ThinkPad X1以降、ThinkPadに採用されているアイソレーションタイプの6列キーボードです。T430Uといえば日本未発売モデルですが、もちろん日本語キーボードも用意されています。というか、そもそもこの製品、「日本のユーザーからの熱い要望により製品化しました」という、いわば日本ユーザーのために企画された製品といっても過言ではないモノなのです。

 キーピッチは19.05mm。キーストロークは2mm±0.2mm。サイズは305.5(W)×164(D)×13.5(H)mm、重量460g。充電はmicroUSBで行ないます。駆動日数の目安は利用条件で変わりますが、フル充電でおよそ30日。なお、USBはあくまで充電用で、電池切れ時にUSB接続で使うといったことはできません。NFCに対応し、NFCを搭載するThinkPad(Helixなど)ではNFCペアリングが可能です。

裏側にはNFCのマークも
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑裏返すと手前左にNFCのマークが。対応ノートPCのマーク上にぴょんと載っけてペアリングするイメージ。


 そして、ThinkPadブランドを冠する製品の宿命!? あの“拷問テスト”も課せられたといいます。本体の剛性や、キーボードの足の強度を検証するために、重いおもりを上に置かれたり、ねじられたり。防滴性能チェックのために水をかけられたり。オン/オフスイッチの耐久テストから、高湿度、低温、高温下での耐久テスト、アルコールやハンドクリーム、オイルなどで印字面をふき取るテストなど、ドSなテストをすべてクリアーしての製品化です。

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードのスタンド
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑先端の滑り止めは赤いデザインでアクセントになってます。
スタンドを立てたところ
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑例の拷問テストを乗り越える強度を誇る。


 実際に使ってみると、ふだんX1 Carbonを利用している身としては、まったく違和感なく、すんなりなじんで心地よくタイプできました。X1カーボンに対して、さらなるストロークの深さも実感。キートップや表面の加工がザラッ、サラッとした質感で、手の汗に強そうなのが好印象です。個人的には、ファンクションキーに4つずつの区切れがあれば完ぺきなんですが……。まあ、そこは人それぞれということで。

X1 Carbonのキーボードと比較
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑幅はほぼいっしょ。X1 Carbonのキーストロークは約1.8mm。
Helixのキーボードと比較
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑Helixは11.6インチなのでやや小ぶり。右のほうが一部小さくなってますね。Helixのキーボードはたしか別売されていないので、会社ではキーボードといっしょに使い、家には本体だけ持ち帰って、ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードを使うというのがオススメ。
Tablet2のキーボードと比較
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑トラックポイントが最大の違い。Tablet2のはスティックを傾けるわけではないので、操作感がかなり違います。同じBluetooth接続で、価格もほぼいっしょ。
Tablet2用キーボードをじっくり
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑Tablet2用のは本体のスタンドになりますが、10インチサイズに合わせているため、キーはかなり小さめ。ワイヤレス・トラックポイント・キーボードとどちらかひとつを買うとなると悩むかも。


 ついでに、やはりふだん使っている『ThinkPad USB トラックポイントキーボード』とも比較。パームレストが狭い(というかほぼない)んですが、これはこれでアリだなと。机の素材がひんやりしてることもあって、特に夏場は気持ちいいかも。設置面も省スペースで済みますし。そのほか、比較したときの、よりソフトな打鍵感、静かな打鍵音が超気持ちいいです。コアなファンの間では、ThinkPadの7列キーボードが好きとか、そういう話があるのも事実ですが、アイソレーションタイプになって変わったタッチ感などは、まぎれもなく進化ポイントだと感じます。

ThinkPad USB トラックポイントキーボード
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑愛用中のThinkPad USB トラックポイントキーボードと比較。汚くてすみません。7列が好きっていう人もいますよね。キータッチが少し軽い印象もあります。ワタクシごとですが、新品のスペアを2つキープしてあります。
ThinkPad USB トラックポイントキーボードに載っけてみた
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑上端をそろえておいたところ。パームレストの部分が大きく違います。
USBキーボードウルトラナビ付き
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑なんとなく懐かしかったので、私物を引っ張り出してみました。特に意味はありません。テンキー付きも欲しいなーみたいな。でも、上野さんに苦労話をたくさんお聞きしたので、軽々しく言えないなあと。


 NFCは、Helixで試したところ、ペアリングがあっけなく済み、威力を実感。調子に乗って、NFC対応でもあるAndroidスマホ『HTC J Butterfly』でもペアリングを試みたのですが、ちょっといじった限りではうまくできませんでした。しかたなく、手動で(といってもほかと同様、キーボードのボタンをオンに入れて、スマホで検索してリストから見つけ出し、画面に出た数字をキーボード入力してEnterキーを押すだけですが)設定してみました。

矢印がひょっこり登場!
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑Bluetoothで接続すると、マウスカーソルが登場し、トラックポイントでグリグリと操作できました。


 すると、なんということでしょう! 画面上にマウスポインターが現われ、トラックポイントでぐりぐり動かせるではありませんか。試しにメールの作成をしてみたところ、ラクなことラクなこと。文字選択はトラックポイント操作でできますし、キーボード入力はフリック入力に比べて爆速で超快適です。これ、原稿書くのにいいかも。このキーボードさえあれば、表示するデバイスなんてなんだっていいじゃん!みたいな。いやまて、実際には変換精度も重要か。でもATOKっていう強い味方もいるし……。

文字選択操作もトラックポイントで
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
↑PCで操作するがごとく、トラックポイントでドラッグして文字選択できます。こりゃ指で操作するより便利。


 ただ、ホームボタンをクリックするすべは残念ながら見つけられませんでした。ちなみに“戻る”はたぶんEscキー、着信音量はF2、F3キーで変更可能でした。気をよくして、さらにiPadにつないでみたんですが、その際には、スマホとの接続設定は切る必要がありました。このへんはBluetoothのお作法なわけですが、いろんな機器で使いまわしたい場合は、そこがちょっとめんどうかも。

 で、iPadです。残念ながら、マウスポインターは出てきません(当たり前?)。が、普通のBluetoothキーボードとしては使えました。日本語入力への切り替えは、Windowsキー+スペースキーでできますが、キー印字とずれる文字がいくつかある(たとえば“@”とか)ので、少し使いづらいかも。iPadでも使いたい人は、おそらく英語配列キーボードを選択したほうが幸せになれます。


 なお、USB接続の兄弟モデル『ThinkPad トラックポイント・キーボード』(実売価格 8400円前後)も用意されています。キーボードの見た目はまったくいっしょで、一見、本当に見分けが付きません。ケーブルが生えてるかどうかだけです。購入時に間違えないよう気をつけましょう。両方買ってもいいと思います。

 

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

 さらに、トラックポイントファン垂涎のキャンペーンも実施されます。レノボ・カスタムショップ限定のキャンペーンとして、購入者の中から抽選で“巨大トラックポイントチェアー”が当たるというもの(1名)。ほかにも、ThinkPad特性日本手ぬぐい(10名)、トートバック(100名)などが当たるそうなので、お近くにカスタムショップがある人は、ぜひ!


■関連サイト
レノボ・ジャパン

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