明日までにプレゼン用の資料を作る必要があるけど、パワポでゼロから作成するのは手間がかかって面倒……。そんなときに試してほしいのが、新感覚のプレゼンツール『Prezi』(プレジ)だ。ブラウザーベースのツールなので、ソフトのインストールは不要。ネット環境があれば、自宅や職場など場所を選ばずオシャレなプレゼン資料が作れる。今回は、PreziのChromeアプリを使って、基本的な作業の流れを見ていこう。
■インストール
グーグルのウェブサイト“Chrome ウェブストア”(関連サイト)にアクセス。『Prezi』を検索して、ダウンロードサイト(関連サイト)へ。
右上に表示された【+ 無料】を押し、【追加】をクリックすると数秒でインストールが終了する。
■まずはテンプレートで作成しよう
インストールが完了したら、右上の【ログイン】をクリック。次画面でアカウントを取得しよう。
アカウントを取得してログインすると、トップ画面が表示される。さっそく、新規のPreziを作成してみよう。【新規Prezi】をクリックする。
“テンプレートを選択”画面が表示される。初めて使う場合は、まずここで適当なテンプレートを選ぶのがおすすめ。今回は、“前方の道”というテンプレートを選択してみた。
テンプレートが読み込まれ、作成画面に切り替わる。まずは最初の画面にタイトルを入力しよう。一般的なプレゼンツールと同様に、テキストボックスをクリックして文字を打ち込む。テキストボックスは、任意の箇所をクリックして表示することもできる。
入力し終えたら、マウスホイールを回転させてみよう。すると、画面が引きのアングルになり、全体が見渡せる。Preziは1枚の大きなスペースにさまざまな要素を自由に書き込み、それらを順番にズームしながらプレゼンしていくツールだ。1ページずつスライドを作成する一般的なプレゼンソフトとは、そこが大きく異なる。
次に、“フレーム”と呼ばれるシートに要素を書き込んでいこう。編集画面上にあるフレームをクリックするか、左端に配置されたサムネイルを選択する。同様の手順でほかのフレームも編集していく。
■フレームの並べ替えやファイルの共有も可能
ひと通りフレームを編集していて、表示する順番を変更したいときは“パス”を編集してみよう。画面左端の“パスを編集”をクリックする。
パスの編集画面が表示されたら、フレームの左横に表示された数字をドラッグしてズームするポイントを変更する。左端のサムネイルをドラッグして、並べ替えてもいい。
作成したPreziは他人と共有することも可能。右上の【シェア】をクリックし、メニューから【preziをシェア】を選択しよう。
作成中のファイルへのリンクが発行される。メールで参加者を招待することも可能だ。
以上、大まかに基本的な使い方を見たが、この手のツールに苦手意識がある人でも、意外と簡単にこなれたプレゼン資料が作成できてしまう。一般的なプレゼンツールでゼロから作成しようとすると、心理的に身構えてしまうものだが、メモするような感覚で資料を作れるのがPreziの魅力といえるだろう。今回作成したPreziをここに(外部サイト)掲載するので、どのようにズームされるのか確認してみてほしい。
●関連サイト
Prezi
バージョン:1.3
利用無料
作者:Prezi
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