週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

“突然の死”がつきまとう癒やし系育成ゲーム『生きろ!マンボウ!』

2014年06月19日 07時00分更新

『生きろ!マンボウ!』

『生きろ!マンボウ!-3億匹の仲間はみな死んだ、放置系ドット育成ゲーム-』
対応OS:iOS6.0以降
バージョン:1.0.1
開発:Koya Nakahata
価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

『生きろ!マンボウ!』

 マンボウというと大きな体でプカプカと水中に浮かんでいて、ときに不気味だったり、ときに癒やしだったりする魚類です。

 ただ、ボケッとした見かけとは反対に、水族館の水槽の壁にぶつかるだけでも皮膚が傷ついたり、体にくっついた寄生虫を殺すために水上にジャンプして最悪死んでしまったりなど、意外にひ弱な生き物であるようです。

 さて、前置きが長くなりましたが今回はそんな繊細なマンボウの飼育ゲーム『生きろ!マンボウ!』です。“3億匹の仲間はみな死んだ”というサブタイトルがいろいろと不安にさせてくれますが、レッツプレイ。

●体重を増やしてマンボウを育成

『生きろ!マンボウ!』

 ゲームの目的はマンボウの体重を増やし、どんどん成長させていくこと。体重の増やし方は、時間経過で出現するエサを食べさせたり、さまざまな“ぼうけん”に挑むこと。ここだけ聞くと平穏な育成ゲームなのだけれど……

『生きろ!マンボウ!』

 エサのやりかたはカンタンで、画面上に表示されたエサをタップするだけ。タップしたエサからマンボウが食べにいきます。

 最初出現するエサはひとつあたり0.1キログラム体重が増加するものしか出ませんが、マンボウの成長や“ぼうけん”の達成などで手に入るMP(マンボウポイント)を消費することで、体重がさらに倍増するエサが出現するようになります。

●愛着がわいてきたころにやってくる“突然の死”!!

 さて本作の問題点、否、オススメポイントはなんといっても愛らしいマンボウくんに襲いかかる“突然の死”。それはさまざまな場面でやってきます。

『生きろ!マンボウ!』

 顕著なのはやはり“ぼうけん”コマンドを使ったとき。初期に実行できるぼうけんイベント“からだがかゆい”だと半分くらいの確率でマンボウが死んでしまいます。

『生きろ!マンボウ!』

 このぼうけんコマンドは、生き残れば体重の増加やMPの獲得など、非常に有効な育成の早道となっているためどんどん活用していきたいのですが、テクニック的な要素はなく、ただ死亡確率に従って判定が出ます。

『生きろ!マンボウ!』

 あと気になるのが、少し大きめのエサを食べさせたときに出るアラート。「おかしい……!」ってもしかして………

『生きろ!マンボウ!』

 思わず「カン違いで済むかぁぁぁッ!!」とツッコミたくなります(プレイ中、まだ食事が死因になったことがありませんが)。

●でも、“理不尽ゲー”じゃない

『生きろ!マンボウ!』

 ここまで読むと非常に理不尽なゲームに聞こえますが、むしろこのゲームは理不尽な死を迎えることで、MPが増加したり死亡確率が低減したりと、どんどんプレイ内容がラクになっていきます。

『生きろ!マンボウ!』

 また“ずかん”コマンドで見られる、“突然の死”や“マンボウの大きさ”がコンプリートされていく様子は、収集欲が満たされるばかりか、経験(?)が受け継がれている様子を見て少しホロリときます(それまで何度も「うわぁぁぁ!」と絶叫しながら、マンボウが死んでしまいます)。

 ちょっと仕事で疲れたなぁというときは、この繊細な(死にやすい)海水魚で癒やされてみてはいかがでしょうか。

AppStore アプリをダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります