SCEのカンファレンスで発表された、フロム・ソフトウェアとSCEによるアクションRPG『Bloodborne』。メディア向けに行なわれた説明会では、フロム・ソフトウェアの社長兼ディレクターの宮崎英高氏が登壇し、実際のデモプレイを見せてくれた。
『Bloodborne』
●製品紹介ページ(関連サイト)
2015年春登場予定
「ゲームフォーマットとしてはデモンズソウルに近い」と語る宮崎氏は、BloodBorneのテーマは3つあげた。ひとつが“未知の探索”だ。マップ探索だけでなく、世界観に謎が多く、戦闘やキャラクターのビルドなども手探りで行なうなど、様々な“探索”があるとのこと。
もうひとつが“死闘感”。演出面では、敵を恐ろしいものと感じられるように工夫している。例えば血しぶきなども派手にあがる。これにより死闘を乗り越えた喜びを強く感じてほしいとのこと。ゲーム性では、デモンズソウルのような剣と盾を用いた受け身の戦闘ではなく、恐ろしい敵を倒すためには受け身ではなく、能動的に戦わなければいけないとのこと。本作は変形する“ギミックウェポン”と“銃”で戦うのが特徴だ。
最後は“ユニークなオンライン要素”を挙げ、“探索”を共有する仕組みを用意している。この説明会では詳細は明らかにできないが、続報を待ってほしいとのこと。
アルファ版でのデモプレイの舞台は、ゴシックホラーを狙ったという古都ヤーナル。獣化してしまうという風土病が蔓延し、発症してしまった人間を狩るために群衆が蜂起している、という設定だ。
主人公は右手に変形するギミックをもつノコギリ状の剣を持ち、左手には敵を怯ますことができる近接用の銃をもっていた。ギミックウェポンは変形した状態ごとに速度や射程範囲、威力に違いがあり、変形中の攻撃にも盾をはじくといった特殊な効果があるので状況に応じて切り替えて戦う。ちなみにギミックウェポンはノコギリ状の剣だけでなく、独特なものを多数用意しているとのこと。
ひとつのマップはかなり広いということで、デモプレイでは“ショートカットを開通”して進む様子が見られた。マップ探索が快適に遊ぶキモになりそうだ。
ボス戦にたどり着くまでに何度となく「製品版ではもう2、3回は死んでいる」と言っていたように、難易度はかなり高そうだ。デモで最後に登場したモンスター、”聖者の獣“は巨大なのにスピードが速く、倒せそうにないという絶望感をユーザーに与えるつくりになっている。
最後に「社長業とディレクターを兼務しているが開発には関わっていく。どちらかをサボるなら社長業(笑)」というコメントがあった。まだ開発中の部分が多いが、宮崎氏が関わったデモンズソウルやダークソウルは鬼畜な難易度が評価されている。BloodBoneも死んで覚える”死にゲー“になりそうだ。
(c)Sony Computer Entertainment Inc. Developed by FromSoftware, Inc.
■関連サイト
ソニー・コンピュータエンタテインメント
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります