マイクロソフトに負けず劣らず、多数のゲームタイトル数が登場したSCEカンファレンス(関連記事)。大のゲームファンでもある海外メディアの盛り上がりを参考に、今後絶対遊びたいタイトルをピックアップしてみた。
まずは、オンラインFPSの『DESTINY』(関連サイト)。
カンファレンスのトップバッターで、CEOのAndrew House氏が「次世代のゲームを定義する」と語るだけあって相当の自信作のようだ。開発はライバルXboxの代表的なタイトル『HALO』シリーズを生み出したBungie。オンラインゲームながらドラマチックな演出がすでに話題を呼んでいる。北米ではアルファテストが6月12日、ベータテスト7月17日、そして発売が9月9日ともうまもなく遊べる。
新IPとして紹介された『The Order: 1886』(関連サイト)。
19世紀のロンドンを舞台に騎士団(オーダー)と半人半獣(ハーフブリード)の争いを描いたアクションゲームで、ゲームプレイのデモ映像も重厚な雰囲気だ。発売は2015年2月20日。
SCEワールドワイド・スタジオ代表取締役 吉田修平社長が登場すると、会場から割れんばかりの歓声が。発表したのはもちろん『Little Big Planet 3』(関連サイト)だ。
体重が重くサイズを変えられる新キャラや空を飛べる新キャラといっしょに、風を起こして物体を動かしたり、壁から壁へ飛び移るといった新操作をつかいながら、複数人で仕掛けを解きながら進んでいくデモプレイが見られた。2014年11月発売予定(北米)。
その吉田氏が紹介した新作IPが、フロム・ソフトウェアが手がける『BloodBorne(ブラッドボーン)』。あの『デモンズソウル』や『ダークソウル』を手がけた宮崎英高氏による作品で、公開されたデモ映像には両タイトルの”におい”が感じられた。2015年登場予定だ。
ゲームタイトルではないが、『Project Morpheus』が紹介されたときには、となりに座っていた外国人メディアからも「これだよ、これ!」という声が聞こえた。
初出のGDCから新たな情報の更新はなかったが、スクリーンには『PlayStation Camera』と組み合わせた写真が映し出され(GDCのときは本体のみの写真だった)、Morpheusがもつ位置トラッキング機能を強調しているように思えた。
また、PlayStation Networkの紹介の中で、YouTubeへの公式シェアボタンが追加され、動画をアップできるようになることも発表された。
PS Vitaを含め25もの基本プレイ無料=”Free to Play”のタイトルが今年中にリリースされる点から、力の入れようがわかる。
CES2014でもデモがあったストリーミングゲームサービス『PlayStation Now』も紹介。BRAVIAとデュアルショック3コントローラーで、リモートサーバー上のゲームが遊べる。ソニーのクラウドシステムはまだ明らかになっていない部分だが、重要な位置付けであることは間違いない。
イベント終盤にも目玉タイトルを用意しておくのがいつものパターンだ。
『Metal Gear Solid 5: The Phantom Pain』(関連サイト)は新たな予告映像を披露。
PS4版『Grand Theft Auto V』は今年秋発売予定だが、PS3やXbox 360版からキャラデータを移行できるという発表がされると、観客の声が大きくなった(関連サイト)。やはり次世代機のグラフィックで遊びたいという要望は多いのだろう。
大トリは『Uncharted 4: A Thief's End』だ。もはやアンチャーテッドはPlayStationの顔ともいうべき存在で、このタイトルがPS4で遊べるのを心待ちにしていたと言わんばかりの、この日もっとも大きな歓声があがった。
今年はあの『Oculus Rift』の開発元である『Oculus VR』が、SCEやマイクロソフト、任天堂など、ハードウェアメーカーが集まる"West Hall"にブースを構えている。MorpheusとOculus Riftの直接対決が見ものだ。明日から始まるE3本編では、ウェアラブルガジェットがゲームファンの目にどう映るのか肌で感じながら、新たな情報を探ってみたい。
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