昨今人気のコンテンツと言えば、YouTube にアップされたゲームアプリのプレー動画。「パズル&ドラゴンズ」をはじめとするゲームの攻略動画は、常に高いアクセス数を誇っている。ここでは、YouTubeの人気番組「パズドラ究極攻略 TV」のコスケさんと「MasuoTV」のMasuoさんにヒットするプレー動画を制作するコツを伺った。
「パズドラ究極攻略TV」 AppBank コスケさん
iPhone アプリのレビューなどを手がけるAppBankの若きエースとして、YouTubeで「パズドラ究極攻略TV」チャンネルを担当するコスケさん。登録者数40万人以上、再生回数約1億3000万回という人気番組に携わっている |
構成も時間配分も考えない
すべてぶっつけ本番です
コスケ(敬称略):撮影前に構成を考えることは一切ありません! ぶっつけ本番。何分で終わらせる、とか時間もまったく気にしていません。1回の番組で3~4つのポイントを用意しているので、それが伝えられればOKだと思っています。僕が作っているのはあくまで「攻略」動画なので、1 回の動画にたくさんの要素を詰め込みすぎると視聴者に伝わりづらくなってしまいます。攻略のポイントを伝えるだけなら1 分でもいいと思っているぐらい。その裏付けとしてプレーを実践して見せているだけです。
もともとパズドラは趣味だったので、普通に課金もしていました。だから番組を作るにあたっても、「絶対に課金はしない」のようなルールは決めていません。もちろん、無課金でプレーしているユーザーが多いのはわかっていますが、このチャンネルはあくまで僕のプレーなので、それを見てください、と。だから「こうしろ! 」とか「この方法しかない! 」のような、命令のような表現はしないように気をつけています。
MacBook Proの画面をThunderbolt Displayに出力し、内蔵のFaceTimeHDカメラで撮影。音は、米ブルー社の据え置き型USBマイク「Microphones Snowball」で録音している |
「MasuoTV」 Masuoさん
国内で人気ナンバーワンのYouTuberである「HIKAKIN」の幼なじみ。Masuoさんが2012年8月にスタートしたチャンネル「MasuoTV」は、わずか2年足らずで登録者数が22万人超、動画の総再生回数が4200万回超という人気を誇っている |
ブログをやるように
定期的にやるのが重要
Masuo(敬称略):動画が伸びたきっかけは、「パズル&ドラゴンズ」です。去年はまだパズドラ実況を投稿している人が少なくて、定期的に開かれる「ゴッドフェス」というイベントなどに合わせて投稿していたら、どんどん伸びていきました。僕の場合は、非課金でプレーするのがコンセプト。課金してしまうと「アイツは金で強くなって」と、せっかく見てくれているファンの皆さんを失望させてしまう。ゲーム実況者として突き抜けるなら「課金OK」というスタイルもありでしょうが、僕は視聴者と同じ目線でプレーしたかった。だから、スーパープレーを見せたり、トークに熱を入れたりしているわけでもないのに「本当に強くなるんだろうか」と見守る感じで視聴してくれているんだと思います。
いまはYouTuber専業です。毎朝、起きてから自宅で撮影し、編集して投稿という生活サイクルですが、以前から毎日ブログを書いていたので意外と抵抗はなかったですね。やっぱり定期的にやるのが重要だなと思いました。
「Masuoのパズドラ」シリーズは、2013年3月にスタート。「真夜中のレアガチャで出たのは?」や「ゴッドフェスで出るか金卵! 2200万&2300万DL達成記念イベント!」など、執筆時点で47作品を投稿している。その多くが3~6分ほどで、ゲーム実況にしては気軽に見られる再生時間なのが特徴だ |
MacPeople7月号(5月29日発売)では、YouTubeで効率よく自作のアプリを宣伝する方法を伝授。すでに大成功を収めている企業や個人配信者にインタビューし、その宣伝テクニックを紹介しています。また、Macで簡単にプレー動画を制作する手順も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
MacPeople7月号ではそのほか、4月29日に急遽発売された新MacBook Airの速攻レビューを巻頭で特集。また、愛用のマシンを改造&カスタマイズする「愛用マシンを限界チューンアップ」、建築的な視点から各国のアップルストアを見ていく「アップルストアの知られざる真実」、2Dゲームの開発環境として人気のCocos2d-xを徹底解説する「Cocos2d-xゲーム開発入門」など盛りだくさんの内容でお届けします。
|
MacPeopleはNewsstandでも配信中
1ヵ月の定期購読なら最新号が600円!
-
890円
-
890円
-
890円
-
1,404円
-
1,028円
-
1,620円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります