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女子中高生がこんな検索あったらいいなを考えるヤフーの課外授業がスタート

2014年05月18日 10時00分更新

 ヤフーは品川女子学院と連携し、“Yahoo!検索 女子中高生企画会議”というコラボレーション授業を5月9日から6月24日まで実施する。品川女子学院の中等部3年生および高等部1年生の44人に検索で何が行なわれているかサービスの仕組みを全5回の授業をとおして学び、いっしょに「こんな検索があったらいいな」というヤフー検索の企画を考えようというヤフーによる特別授業だ。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 ヤフー執行役員検索サービスカンパニー長の宮澤弦氏が審査員に登場する最終発表にて、最も優れている企画を決定。その企画は実際にヤフー検索のサービスとしての実装を目指す。

 5月9日に行なわれた第1回の授業のテーマは“ヤフーのウェブ検索”について、まず授業のはじめにどのくらい自分のスマートフォンを持っているか尋ねたところ。この日出席した42人のうちの半数がスマホをもっていると手を挙げた。その大半が『iPhone』だった。中には2台持ちしている子もいたり……。スマホを持っていない子でも、家では『iPod touch』を使っているという子もいた。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 「よく使うアプリは?」という質問には、スマホの利用はおもにTwitter、LINE、ツイキャス、乗換アプリ、LINEディズニーツムツムなどのゲーム。特に中高生ならでは、大人が知らないようなアプリはあまり上がっていなかったのが意外だった。中でも特によく使うのはTwitterという。「LINEが一番じゃないの?」と聞いてみると、「当たり前すぎて」とのこと。ツールとして定着しているので特別によく使うという感じではないようだ。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 次にヤフーで実際にウェブ検索を担当する社員が検索のサービスを紹介。レシピ検索や天気、ファッション、恋愛などなど。また、検索ワードの曜日変動のグラフを見てどんなワードが検索されているかというクイズも実施。週末にどーんと増えて、平日にガツンと落ちる検索ワードといえば……“ドミノ・ピザ”などなど、ウェブ検索ならではの傾向を知って楽しんでいた。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議
Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 授業のあとは、実際に「どんな検索があると便利か」を5~6人のグループで考えるワークショップを実施。まずはふだんどんなワードを検索しているかを挙げていく作業、これにはゲーム、アニメ、好きなアーティストの名前など身近な回答が多かった。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 そして、最後にはチームごとに“理想の検索”をメンバーで話し合った、実際の検索結果の画面を紙に描いて発表。彼女たちがどんな検索を考えたかというと……。まず手が上がったのが、あらゆる検索が一度の検索で次々と表示できる“横断検索”。検索結果の画面をスワイプで切り替えながら見られるなど、操作方法やユーザーインターフェースまで考えているのには驚き。

 続いて、“洋服検索”。自分のアバターを設定して、身長や体重、サイズなどのデータを入力。あとはブランドや価格帯、色などを入力するとコーディネートが表示されるというもの。これは便利だし、実現の可能性が高そうだ。ヤフーはいまショッピングに力を入れていますしね。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議
Yahoo!検索 女子中高生企画会議
Yahoo!検索 女子中高生企画会議

 そのほか、スターバックスのメニューで人気の新作メニューの在庫状況がわかるというものや、遊びに行く先の天気や混雑具合、行き方などの情報がいっぺんにわかるというものなど。スマホでリアルタイムに情報がほしいという視点のアイデアが中高生らしい。

Yahoo!検索 女子中高生企画会議
Yahoo!検索 女子中高生企画会議

「どうしたら、もっと若い人に検索を使ってもらえるようになるのか」と授業の冒頭でサービスを運営する社員が話していた。初回の授業を終えて、「ふだんから検索は使ってる?」と話を聞いたところ「話題になったことをTwitterで検索して調べたりはするけど、ネットで検索はしません。ブラウザーアプリもふだんはあまり使っていません」という感想も聞けた。この授業をとおして検索の便利さを伝えられるか、また女子中高生からどんな新しい検索サービスが生まれるか期待したい。

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