国内外の噂系サイトで4月27日から5月3日までに出回った内容をまとめました。iPhone6のモックアップ画像が多数公開されました。ボディーデザインは、すでに出回っているレンダリング画像と同様にiPod touchにかなり似ています。
1カ月後に迫ったWWDC14では、iWatchやApple TVなどのハードウェアは発表されず、OS X 10.10やiOS 8が中心になるそうです。OS X 10.10はiOS 7に採用されたユーザーインターフェースをベースにするため、大幅に刷新されるとのこと。AppleはこのOS X 10.10の早期の移行を促すため、リリースと同時もしくは直後にMacのハードウェアを一新する可能性があるとのこと。噂されている12インチのRetinaモデルや米インテル社の次期アーキテクチャーのCPUを採用したマシンが、そのころ出るのでしょう。発売時期は今秋になると思われます。
4/28 iPhone6の基板は台湾メーカーが4割供給
EMSOne(外部サイト)によると、Appleはフレキシブル基板(FPC)の全発注量の4割を台湾メーカーに受注するそうです。台湾タイフレックス社はこの影響で業績を伸ばすそうです。これらは主にiPhone6用の基板のようです。台湾の経済紙「工商時報」の情報です。
4/28 台湾コンパルがiPad mini Retinaの量産開始
EMSOne(外部サイト)によると、台湾コンパル・エレクトロニクス社が中国江蘇省の南京工場で、4月からiPad mini Retinaの量産を始めているそうです。2014年下半期には生産規模をさらに拡大するとのこと。台湾紙「経済日報」の情報です。
4/28 iWatch用基板は日本メクトロンや住友電工が製造?
EMSOne(外部サイト)によると、Appleが開発中と噂されているウェアラブルデバイスであるiWatch用のフレキシブル基板のサンプル品を、日本メクトロン(株)や住友電工(株)などの日本企業のほか、台湾ZDT社などが提供したそうです。ZDTの受注は確実視されています。台湾の金融情報サイト「理財網」の情報です。
4/29 iWatchの部品生産開始、封止と組み立ての業者が確定か
EMSOne(外部サイト)によると、iWatch用の部品生産が少量ながら始まったとのこと。iWatchは、半導体だけでなく通信モジュールなどもワンパッケージ化できるSiP(システムインパッケージ)技術を採用した基板を採用する予定で、台湾のキンクス社が7〜8割、ナンヤPCB社が2〜3割を受注するそうです。SiP封止とモジュールの受託生産については台湾ASE社が独占受注したとのこと。
4/29 iPhone6の音量調整ボタンが流出
「気になる、記になる…」(外部サイト)経由、MacRumorsのフォーラム(外部サイト)に、iPhone6用らしき電源ボタンの画像が流出したそうです。ボタンの形状は、iPhone5sのような丸形ではなく、iPad touchっぽい縦長です。
4/29 台湾の原発建設計画でTSMCの生産計画に影響
EMSOne(外部サイト)によると、台湾の第4原発の建設を与党国民党が凍結する意向を示したそうです。Apple Aシリーズなどの生産で知られる台湾TSMC社は、この影響で将来の生産計画に狂いが生じるかもしれないと発言したそうです。Appleは、自社のサーバー施設では100%、自社オフィスでは80%超で、火力や原子力などの地球環境を破壊する可能性のある電力を排除しています。今後、この流れはサプライヤーチェーンについても波及するかもしれないので、ぜひとも原子力以外の方法も考えてもらいたいですね。
4/30 台湾企業の売上高ランクでフォックスコンが9年連続首位
EMSOne(外部サイト)によると、台湾のリサーチ会社が2013年の台湾系企業の売上高上位100社のランクを発表したとのこと。売上高の総額は、約71.4兆円(約21兆ニュー台湾ドル)で、前年比1.22%増加。首位はiPhoneの製造で知られる台湾フォックスコン社で、9年連続だったそうです。同社の2013年の売上高は、約11兆840億円(約3兆2600億ニュー台湾ドル)だったそうです、台湾紙「経済日報」の情報です。
4/30 タッチパネル業者はiPhone4/4S用の製造で好業績
DigiTimes(外部サイト)によると、タッチパネルの世界出荷が前期比で約2割ほど減少したそうです。ただし、台湾系業者については同12.4%増と世界平均を大きく上回ったとのこと。Appleが新興市場向けに製造を続けているiPhone4やiPhone4S用のタッチパネル部品が好況なのが要因らしいです。具体的には、台湾のTPK社やGIS社などが供給しています。
4/30 iOS7が第3/4世代iPod touchをサポートか
Mac4Ever(外部サイト)によると、フランスの開発者(@bp_unicorn)が、iOS7のシステムファイル内に第3/4世代iPod touchのサポートを連想させる記述を見つけたそうです。具体的には、「LimitLoadFromHardware」という項目に、第3/4世代iPod touchの機種IDであるiPod3,1/iPod4,1があるとのこと。現在、iOS7はiPhone4をサポートしているので、同じApple A4チップを搭載する第4世代のiPod touchをサポートする可能はあります。とはいえ、ゲームなどのCPU/GPU負荷が高いアプリはiPhone4は対象機種外になっていることも多いので、いまさら感はあります。需要があるということなんでしょうか。
5/1 中国工場にサファイアが出荷される
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleと米GTアドバンスド・テクノロジーズ社の提携によって建設された米国アリゾナ州の工場からサファイアが出荷されたそうです。受け入れ先は、中国のサプライヤーだそうです。サファイアガラスは、iPhone6の上位モデルやiWatchに採用されるという噂です。
5/1 iOS7.1.1はiPhone5sの指紋認証処理が高速化していた
Daily Mobile(外部サイト)によると、iOS7.1.1では、Touch IDのスキャンプロセスが改良されており、アンロックの時間が短くなっているそうです。
5/1 iPhone6のモックアップ写真が出回る
MacRumors(外部サイト)によると、iPhone6のモックアップの画像をイタリアの「Macitynet」というサイトが公開しているとのこと。全体的にiPod touchのような丸みがあるスリムなデザインになっています。
5/1 iPhone6の付属イヤホンで心拍数と血圧を測定可能
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、iPhone6に付属すると見られるイヤホンである「EarPods」は、心拍数や血圧を測定できるとのこと。接続はLightningコネクター経由になるそうです。四六時中イヤホンを装着するのは難しいですが、音楽を聴きながらスポーツする人は多いので、そういったケースで有用ですね。イヤホンジャックに比べてより大量のデータを伝送できるLightningコネクター経由となることで、ハイレゾ音源などの再生もサポートするかもしれませんね。
5/2 OS X 10.10やiOS8の情報が公開
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、OS X 10.10やiOS 8、Apple TVの最新情報がリークされたそうです。
OS X 10.10 | ユーザーインターフェースが大幅に刷新され、iOS 7ベースになるようです。このOSの普及を促進するために、リリース後に新型ハードウェアが続々と登場するとのこと。WWDC 2014では最も詳しく紹介される予定 |
iOS 8 | 健康管理アプリ「Healthbook」」や「iTunes Radio」アプリ、OS Xでおなじみの「プレビュー」「テキストエディット」が搭載されるほか、純正「マップ」アプリが改良されるそうです。さらに、VoLTEをサポートするとのこと。ただし、OS X 10.10のユーザーインタフェースの大幅改良に人手を取られるので、一部の機能は、2014年末もしくは2015年頭にリリースされる、iOS8.1での実現になるかもしれないとのこと |
A8プロセッサー | 処理性能とバッテリー駆動時間の向上が図られるそうです |
Apple TV | iOS8.1と同時期にリリースされる見込みで、発売時期は2014年末もしくは2015年頭になるそうです。WWDCで発表があるかどうかは不明とのこと。ケーブルテレビ会社との交渉は頻繁に実施されているそうです |
5/2 OS X 10.9.3は間もなくリリース
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、AppleはOS X 10.9.3をまもなくリリースするとのこと。従業員に、ビルド番号13D57のOS X 10.9.3を配布しているだけでなく、その中にリリースノートも含まれているそうです。主な変更点は、Mac Pro(Late 2013)やMacBook Pro Retina(Late 2013)での4Kモニターのサポート強化などだそうです。
5/2 元バーバリーのCEOがようやくAppleに入社
Appleの役員紹介ページ(外部サイト)に、元バーバリーのCEOだったアンジェラ・アーレンズ氏が掲載されています。リテールとオンラインストアを担当する副社長という肩書きです。
5/2 米国のスマートフォンシェアでAppleは1位
comScore(外部サイト)が、携帯電話契約者3万人超を対象とした調査に基づいた2014年1〜3月の米国におけるスマホのシェアを公開しました。米国のスマホユーザーは約1億6600万人で、メーカー別シェアでAppleは昨年に引き続き1位だそうです。OS別シェアでは、1位Android、2位iOSと変化はありません。メーカー別、OS別とも、Appleは少しだけシェアを落としています。
メーカー別シェア | |||
メーカー | 2013年12月 | 2014年3月 | 増減 |
Apple | 41.8% | 41.4% | ▲0.4 |
Samsung | 26.1% | 27.0% | 0.9 |
LG | 6.6% | 6.7% | 6.7% |
Motorola | 6.7% | 6.4% | ▲0.3 |
HTC | 5.7% | 5.4% | ▲0.3 |
OS別シェア | |||
OS | 2013年12月 | 2014年3月 | 増減 |
Android | 51.5% | 52.2% | 0.7 |
iOS | 41.8% | 41.4% | ▲0.4 |
BlackBerry | 3.4% | 2.7% | ▲0.7 |
Windows Phone | 3.1% | 3.3% | 0.2 |
Symbian | 0.2% | 0.2% | 0.0 |
5/3 WWDCでの話題の中心はOS XとiOS 8
Re/code(外部サイト)によると、6月2日から開催されるWWDC14では、Apple TVやiWatchは発表されないとのこと。OS X 10.10とiOS 8の内容が中心になるそうです。
5/3 OS X 10.9.4のテストが始まる
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleは社内向けにOS X 10.9.4の最初のビルドを配布したそうです。不具合や描画回りが改良されるそうです。コードネームはEpicと呼ばれているそうです。
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また、MacPeople5月号(3月28日発売)は、Macintosh30周年特集第3弾!「History of Mac OS」と題して、初代MacintoshのSystem 1.0から最新のOS X Mavericksまで歴代Mac OSが受け継いできた仕組みや機能を隅々まで紹介しています。そのほか、WindowsからMacへの乗り換え術、iOS 7.1の新機能紹介、iBeaconの活用テクニックまで盛りだくさんです。
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