米マイクロソフト社が、2014年の3月に公開したMac版の無料アプリ「OneNote」。これは、さまざまな情報を張り付けることができる、スクラップブック的なデジタルノートアプリだ。ノートにはテキストだけでなく、画像や表なども挿入できる。アイデアノートや会議の議事録、 学校の講義のメモ取り、スクラップブックなど、いろいろな使い方ができるのが特徴だ。
OneNoteでは、ノートは「ノートブック」→「ページ」→「セクション」という段階で整理される。ノートブックには複数のページが、ページには複数のセクションがあり、セクション間はタブで移動。これにより、画面をスクロールすることなく、1画面でほとんどの情報へアクセスできるように工夫されている。
ページそのもののサイズは事実上ほぼ無制限なので、足りなくなったら画面をスクロールさせればいくらでも書き足せるのが、紙のノートよりも優れている点だ。入力したい場所をクリックすると、その場所から書き出せるようにテキストボックスが作成されるなど、レイアウトは紙のノートのように非常に自由度が高い。
OneNoteはもともと学生が講義のノートを取るためのアプリとして開発されたという経緯があり、インターフェースも紙のリングノートやルーズリーフに模している。なので、 メモとそれに付随する情報を分けて書きながら情報をまとめていく感覚は、 確かに紙のノートに近いものがある。
OneNoteに記録したデータは、同社のクラウドストレージ「OneDrive」に保存され、同じアカウントを使っているほかのデバイスのOneNoteと同期される。OneNoteにはMac/iOS版のほかに、Windows版、Windows Phone版、 Android版があり、現在主流となっているほぼすべてのクライアントOSをカバーしている。ただし、有料のWindows版ではノートに各種ファイルや動画を張り付けたり、各種形式にエクスポートもできるのだが、他のOS版および無料のWindows版ではこれらの機能が使えないという違いがある。
MacPeople6月号の第2特集『Office&OneNoteで仕事効率化!!』では、上記のように「Microsoft OneNote」を大紹介。iOS版「Office」と合わせて、18ページのボリュームで特集しているので、ぜひ手に取って読んでほしい。
そのほかの特集ラインアップは、ネットワークデータ管理のススメ、iPhoneを守る保護ガラスの選び方、いま熱いゲーム開発環境Unity入門、App Storeに自作アプリを登録する方法──など、注目のコンテンツが満載だ。
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