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テレビもみんなAndroid搭載になるのか!? 『IFA2014』はさらに広くなって9月開幕

2014年04月28日 08時30分更新

 IFAは毎年ベルリンで開催される世界最大のコンシューマーエレクトロニクスの展示会。2014年は9月5日開幕だが、それに先立ち、世界50ヵ国から300人の報道関係者を集め、トルコの地中海の町アンタルヤでプレスカンファレンスを行なった。
 主催者とスポンサー企業によるプレゼンテーション、調査会社による市場動向をお伝えする。

IFA2014

 トルコのアンタルヤ近くにあるできたてホヤホヤのリゾートホテル『Regnum』をほぼ貸切りでカンファレンスが行なわれた。

IFA2014

 1924年にテレビの見本市として始まったIFAは隔年開催から2005年には毎年となり、2008年からは白物家電も加わって巨大化した。

IFA2014

 2014年は『CityCube Berlin』という新館が会場南端に増築され、6000平米の増床となる。新館ではサムスンが展示を行なう予定だ。

Grundig

IFA2014

 ブリーフィングで本国ドイツの家電総合メーカーGrundigが今年の製品傾向を紹介。ラジオ、テレビから始まり、冷蔵庫、洗濯機と幅広いコンシューマー商品を手掛けている。日本では売られていないが、世界で商売している。

IFA2014

 最新のスマートオーディオはデザインで勝負。

IFA2014

 時代の流れで、PCやタブレットにも進出していくそうだ。

BSH

IFA2014

 BoshとSiemensの合弁会社BSHのプレゼンでは、“HomeConnect”という家電コントロールの規格を発表。

IFA2014

 HomeConnectはオープン規格で、つながる家電や機能、サービスなどどんどん増えていく。

IFA2014

 IFA2014ではiOS版をリリースする予定で、来年にはAndroid版と対応家電の充実、サービスする国も増やしていく。

Vestel

IFA2014

 地元トルコの松下電器(?)ともいわれるVestelから、CEOのErdogan氏が登壇。ヨーロッパで売られているテレビの30%を製造しているという。

IFA2014

 100万平米の工場は欧州最大で、日本メーカーの欧州向け製品もODMで製造している。

IFA2014

 自社ブランドでも欧州で20%のシェアを持ち、LGやPhilipsの上をいく。

IFA2014

 LEDライトから冷蔵庫、洗濯機、大型テレビまで作っており、特に省エネ製品に力を入れている。

IFA2014

 Vestelも時代には逆らえず、8月にはスマートフォンとタブレットを発売するそうだ。

IFA2014

 会場に巨大4K TVをもち込んで実力を誇示です。

WOOX

IFA2014

 Philipsのオーディオ部門が昨年分社してWOOXという社名になったが、ヨーロッパでは高いシェアを保持。今回はA5-PROというDJ用ヘッドフォンが目玉だ。

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TPvision

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 TPvisionは同じくPhilipsのテレビ部門子会社で、Androidの搭載を発表した。5本のゲームがインストールされているうえ、もちろんGoogle Playストアからダウンロードすることもできる。

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TCL

IFA2014

 中国のテレビメーカーのTCLは、欧州でシェア3位を狙っている。ブランドとしては家庭向けのThomsonと若い独身者向けのTCLを使い分けている。

IFA2014
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 Thomsonブランドでは2014年内に65インチの湾曲型4Kテレビを発売予定。TCLでは110インチの大型4Kを出す。

Panasonic

IFA2014

 プレゼンはなかったが、我らがPanasonicも新製品を展示。アクションカムは世界で昨年390万台、今年は550万台出荷という急成長市場を狙う。

IFA2014
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KARCHER

IFA2014

 2012-13年に欧州で大ヒットした家電といえば、このウィンドウォッシャーだそうで、スチームが出るのかというとそうではなく、洗浄液で洗った後にこれで液を吸い取るものらしい。ううむ。

市場動向編

IFA2014

 おなじみマーケットリサーチGfKのBoyny氏によると、2010年から2015年までの6年間でコンシューマーエレクトロニクスの市場は20%の成長となると予想。

IFA2014

 2013年は新興国の成長がゆるやかになったため、成長はにぶったが、2014から2015年には世界的な経済回復によって、5%の成長がみこまれる。

IFA2014
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 2014年に関してはアジアの新興国での売り上げ上昇により、コアなインターネットデバイスは20億台出荷され、うち12億台がスマホとなる。

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 ネット上のコンテンツ消費量が上昇しているにもかかわらず、テレビ視聴時間はいまだに増えており、米国では1日に4時間53分も観ているという。

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 さらに、世界中で1人または2人の家庭が増加中で、そのために世帯の数も増え続け、家電の売り上げも上昇が続くのだそうだ。

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 スクリーンサイズは小さいほど継続して利用する時間は短くなる。腕時計は1回で10秒しか見ないが、スマホは5分、PCは20分、テレビは40分視聴される。

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 デジタル機器で急激に出荷が伸びているのはウェアラブル分野で、特に健康関連の装置が売れている。

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 あなたはスマートウォッチが欲しいですかという問いに対しては、中国と米国が熱い回答をしている。

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 4Kテレビはおかしいほど中国で大量に売れていて、今後も続きそうだ。

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 4Kコンテンツの少なさが問題だが、ドイツの放送局では分割して使う方法をテストしている。

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 というわけで、ウエアラブルも4KもスマホもアツいIFA2014はまだまだ面白い製品が期待できそうなのである。

●関連サイト
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