『ヘルシオお茶プレッソ』でつくった20ミクロンの粉末茶をスイーツにかけた結果

　日本人待望のお茶マシンが登場。

ヘルシオお茶プレッソ
●販売元 シャープ
●型番　TE-GS10A
●実売価格 2万5700円前後
●カラー　ブラック系、ホワイト系

　日々の生活で味わいたくない渋い思いをしているみなさま、ごきげんよう。
　同じく渋さを味わうでも、こちらはお茶専用のシャープ『ヘルシオお茶プレッソ』。コーヒープレッソや最近では紅茶プレッソなどもありますが、日本人が大好きな“お茶”に特化したマシン。本日4月25日より販売開始されます。

茶葉から挽く、沸かす、点てるが1台で

 『ヘルシオお茶プレッソ』は急須でお茶をいれるときに使用する“茶葉”を砕いて極細の粉末茶を製造。さらにお湯を沸かし粉末茶と合わせることで“お抹茶”のような香り高いお茶をつくれるマシンです。本来、茶殻と一緒に捨てててしまうお茶の栄養成分をまるまる吸収できるのが、健康補助をアピールする“ヘルシオ”シリーズである理由です。マシンの一連の動作は茶道の所作である“挽く”、“沸かす”、“点てる”と共通です。サイズは幅22センチ、奥行き20.7センチ、高さ27.7センチ、と自宅の居間に置いても圧迫感がないコンパクト感。

お茶をつくるには

　さっそく温かいお茶をつくってみましょう。まずは正面右手のお茶うすを準備。粉末茶の粗さを2種類で調整できますが、通常の温茶の場合は“細”に設定。

市販の茶葉を使用

　使うのは、急須でお茶をいれるときに使う普通の茶葉。抹茶用の高級な茶葉を使用しなくても、香り高く濃厚なお茶をつくれるのがポイントです。紅茶葉やウーロン茶の葉など、“茶葉”であれば、いろんな種類のものを入れてもオーケー。

茶葉を入れて……

　スプーンでお茶うすに茶葉をセット。最大約5グラム（お茶2杯半ぶん）ほどまとめて挽くことができます。

ガーっと茶葉を挽きます

　うすの内部が回転して茶葉を細かくします。最大量の約5グラム（付属のお茶スプーン大に2杯半ぶん）ほどを挽く場合は約15分、1グラム（同、半杯ほど）をほどを挽く場合は約2分かかります。

約20ミクロンの粉末茶を実現

　挽いた粉末茶は約20ミクロンと極細。例えば、寿司屋さんによくあるような粉末茶は一般的に約100ミクロンほどとのこと。5ぶんの1の細かさなので、お湯とも混ざりやすく味わい深いお茶になるというわけです。しかも、市販の粉末茶は保存料などが含まれていることがほとんどなので、安全で新鮮な“挽きたてのお茶”を味わえるのも『ヘルシオお茶プレッソ』の利点。

水タンクをセット

　本体の後ろがわのタンクに水をセットします。お茶3杯ぶんまで入れられます。

お茶容器に粉末茶を入れスタート

　次に正面左手のお茶容器に先ほど挽いた粉末茶を投入。1杯ぶんだと通常小さいサジで3杯ほどの量が目安ですが、自分の好みに合わせてセットできます。あとは本体のボタンを“温茶”にセットしてスタートするだけ。

容器内でしっかり混ぜ合わせる

　スタートボタンを押すと水が沸騰してお茶容器にお湯が投入されます。容器の内部にはプロペラ形のかくはん機があるので、まるでお茶を点てる動作のように十分にかきまぜられます。これでお茶の完成。あとは、お茶容器のバーで操作して湯呑みに入れるだけです。

フワッフワの香り高いお茶が完成

　茶せんで点てたように表面がフワフワしているのが特徴です。心地よく香りが立ちます。粉末が微細だからか喉をとおすとカラダに染み込むような深みがある味を感じます。確かに、急須でいれたお茶より濃厚だし、まったく別物という感じ。もちろん、使用する茶葉にもよるのですが、編集部の今どきっ子シティーボーイ小林も「おいしい」と評価するのはまずまず。

色んな食べ物に粉末茶をかけてみました！

 『ヘルシオお茶プレッソ』のポイントは、茶葉を挽くのとお湯と混ぜるのが別の手順になので、温かいお茶だけではなく牛乳を使ってお茶ラテをつくったり、冷たいお茶をつくることもできます。私が一番気に入ったのは、茶葉だけの単独利用も可能であること。食物繊維やビタミンAが豊富である茶葉をスイーツに混ぜたり、料理に利用したり様々な方法で摂取できます。
　そこで今回はコンビニで買える食べ物に粉末茶をかけて、どれがお茶にマッチするか味を比べてみました。

お茶×プリン

　これは文句なし。甘いプリンにお茶の渋みがアクセントになっておいしいです。

お茶×ヨーグルト

　見た目がまずイマイチですが、味的にもこれはなんとも。多少味に深みが増した気はするのですが。お茶がヨーグルトの酸味に負ける感じです。

お茶×チーズ

　見た目はオシャレなおつまみといった感じ。ただ、お茶の味がチーズに負けてます。乳製品とお茶は難しいのかも。

お茶×ポテトチップス

　ポテトチップスにヘルシー感がプラス。けっこうかけたのですが、ポテチの塩味にお茶がかなわず、そんなに味に変化はありません。油っぽい感じが少し中和されて女子は好きになりそう。

お茶×杏仁豆腐

　これ、意外に良い！　杏仁豆腐の濃厚の甘さにお茶がアクセントとなって風味深くなる。やはりお茶も杏仁も中国が歴史深いので相性が良いのでしょうか。

お茶×イチゴバームクーヘン

　最強だわ！　思わず叫びたくなるタッグでした。イチゴ味のバームクーヘンの甘さとお茶がぴったりマッチ。どっちの良いところもひきたてられます。

　お茶を飲むときにはもちろん、料理や市販の食べ物にチョイ足しなど使い方の幅が広い『ヘルシオお茶プレッソ』。価格は2万円以上と気軽に買えない価格帯ですが、工夫次第で毎日利用できることは間違いないです。5月の母の日のプレゼントにもオススメです。

■関連サイト
『ヘルシオお茶プレッソ』製品ページ