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春のWindowsジョイントパーティ・レポ:トークショーではレアCPUも登場

2014年04月09日 16時00分更新

 4月5日(土)、大阪・日本橋のJ&Pテクノランドにて『Joshin春のWindowsジョイントパーティ』が開催された。イベント当日は店舗内に特別ステージが設けられ、マイクロソフトやインテル、さらに周辺機器やソフトメーカーの担当者が登壇。ウィンドウズPCやタブレットなどについての最新情報をはじめ、PCの歴史や裏話についてのトークショーが行なわれた。

■ステージ第1部『2・3台目のWindowsPC/Tabletの必要性』

 ステージは2部構成で行なわれ、1部にはインテル、シーゲート、ワコム、マイクロソフトの各メーカー担当者が登場。『2・3台目のWindowsPC/Tabletの必要性』をテーマにスピーチがされた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑トークショーは2部構成。前半はどちらかというとPCに詳しい人向け、後半はビギナー向けといった感じ。

 トップバッターは、インテルの石井昌弘氏。『Windows Deviceについて』をテーマにPCやタブレットを選ぶ際に、ウィンドウズが優れている点について解説。タブレットタイプのモデルを選んでも、ウィンドウズなら数多くの周辺機器に対応しており、ソフトもコレまでどおり使える点をアピールしていた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑ワードやエクセルといったソフトが活用できることが、ウィンドウズタブレットの強みと語る、インテルの石井昌弘氏。

 続いて登壇したシーゲートの多田征司氏は『アプリケーション・オリエンテッドな高付加価値HDDについて』と題して、大容量HDDについての技術的な解説や、最新のSSHD(ソリッドステート・ハイブリッド・ドライブ)についての説明がされた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑HDDやSSDの現在の状況についてプレゼンを行なうシーゲートの多田征司氏。
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↑HDDとSSDのいいとこ取りとなるSSHD。今のHDDをSSHDに置き換えるだけで、大きな性能アップが期待できるとのこと。

 ワコムからは高台秀樹氏が登壇し、同社の最新製品を使ったデモンストレーションを披露。ウィンドウズPCと接続するだけで、高性能なキャンパスとして使用できる点をアピールしていた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑周辺機器だけでなく、コンポーネントとしてスマホやタブレットにワコムの技術が使われていると語るワコムの高台秀樹氏。
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↑同社のペンタブレットはペンの動きや筆圧だけでなく、傾きも検知。本物のペンのような書き味を実現している。

 第1部のメインともいえるのが、マイクロソフトの澤円氏とインテルの渥美和彦氏によるトークセッション。PC黎明期の話からスタートし、市場にはほとんど出回っていないレアなCPUなどを紹介し、会場を沸かせていた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑マイクロソフトの澤円氏(左)とインテルの渥美和彦氏(右)。
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↑年代順にキーとなるCPUを実物を使って解説する渥美和彦氏。一部は自前で確保している製品とのこと。
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↑PCを取り巻く環境は、PC自体の性能の発達と共に変化してきていると語る澤円氏。

 第一部の最後には中締めとして、上新電機の中嶋克彦社長が登壇し、来場者にお茶が配られ乾杯が行なわれた。中嶋社長によると、会場となるJ&Pテクノランドは30年以上長い歴史があり、オープン当初は若きころのビル・ゲイツ氏や孫正義氏も同店に視察や営業に訪れていたとのこと。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑上新電機の中嶋社長(左)は同店の店長を務めていたこともあり、当時来店したビル・ゲイツ氏との記念写真も残っている。右はマイクロソフト稗田学氏。


■ステージ第2部『楽しいTabletの使い方』

 ステージの第2部は、新規にウィンドウズタブレットの購入を考えているユーザーに向けて、マイクロソフト、トレンドマイクロ、AOSテクノロジーズなどソフトウェアを中心としたトークセッションとなつた。

 マイクロソフトの物部慶幸氏は『Windows Gift Cardでエンターテイメントを楽しもう』と題して、ウィンドウズ8以降なら、ソフトだけでなく音楽や映画といった有料コンテンツをギフトカードを使って楽しめる点を紹介。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑ウィンドウズ8.1では、ビデオや音楽、ゲーム、ストアアプリと有料コンテンツを手軽に購入できる。

 トレンドマイクロからは法村信也氏による『セキュリティの重要性』について解説。最近はPCを直接攻撃するのではなく、ウェブサイト改ざん攻撃が流行しており、不正なサイトや接続をブロックすることが、PCやスマホ、タブレットを守る重要なポイントとのこと。

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↑ウェブサイト改ざん攻撃は被害が拡大しており、2013年は前年比の約4倍も被害報告が増加しているとのこと。
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↑トレンドマイクロの法村信也氏。会場ではトレンドマイクロからセキュリティーについての小冊子も配られた。

 また、XPなど古いPCから『スムーズなデータ移行方法のご紹介』をテーマに、AOSテクノロジーズの市川剛氏が同社製品の『ファイナルパソコン引越し11+』についてプレゼン。同ソフトを使えば、基本的にはウィザードにしたがって作業を進めていくだけで、必要なデータからソフトまですべて新しいPCやタブレットへとカンタンに移動させることができることをアピールしていた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑PCなどに詳しくなくても、古いPCから新PCへカンタンに環境移行できる『ファイナルパソコン引越し11+』について解説を行なうAOSテクノロジーズの市川剛氏。

 マイクロソフトからはさらに、現在同社が進めているキャンペーン『旅レット タブレットでわがままな旅を楽しもう』について解説。同社の斎藤良太氏は、実際にステージでウィンドウズタブレットを使って旅先の情報収集などができるアプリ『集めて旅する Collect Traveler』デモが行なわれた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑8インチのウィンドウズタブレットを使ってデモをするマイクロソフトの斎藤良太氏。

 イベントの最後にはJ&Pテクノランド店長の川井彰氏が、公式スポンサーとなっている阪神タイガースの法被で登場。PCやIT系の専門店としては日本でもトップの売り場面積となる同店を今後も盛り上げていきたいと強くアピールしていた。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑来場者にバームクーヘンを振る舞うJ&Pテクノランド店長の川井彰氏。


Windowsジョイントパーティ:トークショー・ダイジェスト

■周辺機器の無料レンタルも実施中

 J&Pテクノランドではトークショーだけでなく、ウィンドウズ8.1搭載デバイスとその周辺機器を触って試せたり無料でレンタルできる企画も実施中。自宅へ持って帰って使い勝手を試したり、自宅PCとの相性などを検証してから購入といったことができるようになっている。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑トークショーで紹介されたソフトや、レンタル可能な製品を設置している同店2階の特設ブース。

 レンタルはイベントが終了した現在も開催中。Joshinポイントカードがあれば(当日その場で入会してもオーケー)、手軽にレンタルできる。同店で貸し出し製品は下記のとおりとなっており、購入を考えているユーザーはJ&Pテクノランドに行ってみよう。

J&Pテクノランドイベントレポ
↑数には限りがあるものの、購入前にテストできるのはウレシイ。

Windowsジョイントパーティ:特設ブースでは製品の貸し出しも
↑トークショーでプレゼンされたソフトやレンタル可能な製品を集めた『Windowsジョイントパーティー』の特設ブースの様子。

 

貸し出し製品一覧
アイ・オー・データ ポケットルーター WN-G150TRK
無線リーダー・ライター ポケドラ WFS-SR01
ワコム ペンタブレット Bamboo Pad CTH301K
サンワサプライ タブレットスタンド MR-TABST3
タブレットケース PDA-TABG10
タブレットケース PDA-TABA10BK
タッチペン PDA-PEN27SV
スピーカー MM-SPBTBK
ネットギア ミラキャスト PTV3000-100JPS

 


■動画でイベントのすべてをチェック!

ステージ第一部

インテル:Windows Deviceについて

シーゲート:アプリケーション・オリエンテッドな高付加価値HDDについて

ワコム:ペンとWindows Device

マイクロソフト:未来のWindows Deviceとテクノロジー

上新電機社長 中嶋克彦氏あいさつ

ステージ第二部

マイクロソフト:Windows Gift Cardでエンターテイメントを楽しもう

トレンドマイクロ:セキュリティの重要性

AOSテクノロジーズ:スムーズなデータ移行方法のご紹介

マイクロソフト:旅レット タブレットでわがままな旅を楽しもう

ブース

アイオーデータ機器:Multi Docking

ネットギア:PUSH2TV

サンワサプライ:HDMIモバイルプロジェクター

(2014/05/15:イベントの動画12本を追加しました)

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